
CASE781 天地を紡ぐ家
おしゃれで使いやすい洗面所を実現するには、家族それぞれの使い方や家事動線を踏まえたうえで、間取り・広さ・設備を検討していくことが大切です。
本記事では、累計4,000棟以上の住宅設計を手掛けたフリーダムアーキテクツの実例やノウハウを交えながら解説します。ぜひ参考にしてください。
この記事はこんな人におすすめ
- 洗面所の使い勝手もデザインも妥協したくない
- おしゃれな洗面所の実例をたくさん見たい
- 洗面所の間取りや広さなど、基礎知識を一通り押さえておきたい
この記事でわかること
- 洗面所は暮らしの快適さを左右する重要ポイント
- デザイン性にこだわるなら、成功実例でイメージを固めよう
- 換気性能やコンセント位置など、使い勝手の工夫も重要
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洗面所の間取りと広さの考え方

洗面所はほかの部屋に比べて狭いものの、歯磨きや洗面、身だしなみのチェックなどで家族が共有するスペースです。使いやすい洗面所をつくるなら、洗面台の広さを考慮する必要があります。
まずは、洗面所の間取りと広さを考えるポイントを押さえておきましょう。
洗面所の間取りと広さ
洗面所はリビングや寝室と比べても常にいる場所ではありませんが、朝の通勤・通学前は家族が同時に利用する場所のため、LDKとの動線を考えることが重要です。
家族が同時に使用しても使いやすい洗面所をつくるには、家族構成やライフスタイルを把握したうえで洗面所の広さを決める必要があります。
例えば、洗面所で化粧をする場合は、スキンケアや基礎化粧品などの小物の収納スペースが必要です。一方で、定年して家庭にいる機会が多い世帯では家族が洗面所を同時に使用して混雑するケースが少ないため、そこまで広いスペースは必要ないでしょう。
注文住宅で建てる際は、家族が1日のどのタイミングで何をするのかを把握しておき、自分の家族にとってベストな洗面所のスペースを確保しましょう。
関連記事:洗面所や浴室の最適な寸法(サイズ)とは?後悔しない快適な洗面所づくりのコツ!
洗面所と脱衣所は分けるべき?
一般的な住宅では洗面所と脱衣所が一緒になっているケースが多く見られます。しかし、誰かが入浴中の場合、浴室から出てきた人と鉢合わせをする可能性があり、洗面所に長居できなくなります。
洗面所を独立させられない場合は、洗面所と脱衣スペースをロールスクリーンで仕切れるように工夫するのも1つの方法です。
関連記事:注文住宅は水回りの間取りが重要! 配置や動線の考え方【実例付き】

快適な洗面所の間取りづくりのポイント

快適な洗面所をつくるには、デザインにこだわるだけでなく、使い勝手やメンテナンス性まで含めてトータルで考える必要があります。以下の7つのポイントに分けて詳しく解説します。
・洗面所の使い方を明確にする
・動線を考える
・見落としがちだけど重要なコンセントの数や位置
・デザイン性と快適さで検討したい照明
・不満がでやすい収納計画
・カビや湿気対策をする
・窓の配置とサイズ
ポイント①洗面所の使い方を明確にする
洗面所は、手洗い・歯磨き・洗顔だけでなく、洗濯や脱衣・着替え・身支度まで担うことも多い多目的スペースです。
だからこそ、「誰が使うか(家族のみ、ゲストも使う)」「何をしたいか(洗濯物を干す、アイロンがけ、なども含めて検討)」「どう使うか(洗面と脱衣所を分けたい、プライバシーを確保したいなど)」などを具体的に計画しておきましょう。
使い方を明確にしないと、適切な広さや設備、家の中での配置や動線も決めにくくなります。
ポイント②動線を考える
洗面所は家族全員が必ず毎日使う場所なので、どこに配置するかで暮らしの快適さが大きく変わります。
例えば、子どもに帰宅後すぐ手を洗ってもらいたいなら、玄関から近い位置が選択肢になるでしょう。また、洗面所からすぐに洗濯物を干したいなら、バルコニーやランドリーに最短ルートで行ける配置がベストです。
家族の1日の動きを整理すると、理想的な動線を考えやすくなります。
ポイント③見落としがちだけど重要なコンセントの数や位置
新築時の配線を考える際、注意したいのが洗面所のコンセント配置です。洗面所で頻繁に使われる電化製品には洗濯機やドライヤーがイメージされやすいですが、実はそれ以外にもヘアアイロンや電動歯ブラシ、電気シェーバー、ヒーターに洗濯機、掃除機などと多くの電化製品がよく使われています。
新築後に洗面所のコンセント不足で悩まないよう、家族それぞれがいつ、どのような電化製品を使っているかをしっかり把握しましょう。充電が必要な製品が多い場合は、洗面台の鏡裏のような見えない場所にコンセントをつくっておくことで、見た目にもすっきり充電することができます。
また、湿気や水を使うことの多い洗面所で安心してコンセントを使うためには、コンセントの位置や設備にも気を配りましょう。比較的高い位置にコンセントを付けたり、コンセントカバーなどのグッズを使ったりするのがおすすめです。
関連記事:洗面台に必要なコンセントの数や位置、安全対策とは?新築時に押さえたいポイント3選
ポイント④デザイン性と快適さで検討したい照明
新築時に洗面所の設計やデザインと合わせて、忘れてはいけないのが照明です。洗面所は朝の身支度で細かい身だしなみチェックができるくらいの明るさが必要な反面、就寝前の歯磨き時にはリラックスできる程よい暗さが適切。新築時に照明をきちんと考えておく必要があります。
まず、洗面台に付属されている照明には昼白色の電球を使いましょう。昼白色は細かい部分も見えるくらい明るく照らす特徴があるので、化粧や髭剃りなどをする際に使用する洗面台の照明にベストです。
一方天井の照明には、オレンジ色のやや落ち着いた暗さの電球を使いましょう。洗面所をほかの部屋より暗めの照明にすることで、就寝前の洗面や歯磨き時に立ち寄ったときもリラックスすることができます。
関連記事:注文住宅の脱衣所・洗面所は照明にこだわろう!おしゃれな建築実例5選
ポイント⑤不満がでやすい収納計画
洗面所は重要な家事・生活導線を担う場所なので、洗面所に収納するものを少し工夫するだけで、家の中を行ったり来たりする必要がなくなります。
家庭によって洗面所に何を収納するかは大きく異なります。洗剤やシャンプー・コンディショナーなどのストックや、タオル、下着・パジャマ類まで収納したい人もいるでしょう。何を洗面所に収納したいかを事前にイメージし、十分な収納スペースを確保しましょう。
関連記事:新築時に押さえたい!注文住宅の洗面所収納に必要な広さや収納アイディアを紹介
ポイント⑥カビや湿気対策をする
洗面所は水を使う回数が多く、湿気がたまりやすい場所です。放っておくとカビやにおいにつながるため、対策を講じておきましょう。
基本の対策は換気です。窓が取りにくい間取りでは特に換気扇の設置が重要で、必要に応じて換気性能を補うサーキュレーターの活用も検討するとよいでしょう。
さらに、水を拭き取りやすい防水パネルをはじめ、タイルや耐水性のある洗面カウンターなど、湿気や水はねに強い素材を取り入れるのも効果的です。
ポイント⑦窓の配置とサイズ
洗面所は大きな窓が必須というわけではありませんが、上手に取り入れると日中に自然光が入り、気持ちよく使える空間になります。自然光が入ると身支度やメイクがしやすく、空間全体の印象もぐっと明るくなります。
一方で、洗面所と脱衣所を兼用する場合は注意が必要です。窓の位置や大きさによっては、外からの視線が気になったり、シルエットが映ってしまったりするなど、プライバシー面のデメリットがでることがあります。

暮らしが快適になる洗面所のおすすめの間取り
洗面所は1.5帖〜3帖ほどの広さなので、家のどこに配置するかの選択肢も豊富です。そこで、レイアウトに迷っている方に向けて、おすすめの間取りを4つ紹介します。
玄関近くの洗面所
玄関の近くに洗面所を置くと、外出前後の動線が短くなり、帰宅してすぐに手洗い・うがいができるため、室内に汚れを持ち込みにくくなります。洗濯機まわりや浴室などの生活感のある場所を見せずに洗面所に案内できるため、また、来客が多いご家庭にも相性がよいといえます。


上記の間取りでは、玄関ホールから洗面所に入り、手洗いを済ませた後、リビングに抜けられます。玄関→手洗い→リビングの流れがスムーズで、お子様の習慣づけもしやすい間取りです。
LDKから直接行ける洗面所
LDKは、料理・片付け・子どもの見守りなど家の中心になりやすい場所です。LDKから洗面所へ直接アクセスできると、移動が短くなり、家事を同時進行しやすくなります。

上記の実例では、ダイニングのすぐそばに洗面所を配置しています。朝は歯磨きや整髪などで洗面所が混みやすい時間帯ですが、LDK側から出入りできるため人の入れ替わりがしやすく、身支度の流れが滞りにくい間取りです。
ウォークインクローゼットと連携させた洗面所
洗面所をウォークインクローゼット(WIC)に隣接させると、「洗面所(洗う・一時置き)→WIC(しまう)」という流れがとてもスムーズです。

上記の間取りでは、ドア1枚で洗面所とWICを行き来できます。WICは3帖の広さがあるため、タオル・下着・パジャマに加えて、洗面ストック(ティッシュ、綿棒、詰め替え類など)もまとめて収納でき、洗面台まわりをすっきり保てるでしょう。
廊下に洗面所
メインの洗面所とは別に、廊下や2階ホールなど動線上にサブの洗面所を設けると、朝の身支度や帰宅後の手洗いが分散し、混雑を避けやすくなります。また、ゲストをプライベートな洗面脱衣室に通さなくて済む点もメリットです。


CASE777 EN HOUSE
上記の間取りでは、1階のゆとりある洗面所とは別に、2階にもサブの洗面所を設けました。夜間などにわざわざ1階まで降りずに手を洗えるため、暮らしの負担を減らしやすい間取りです。

洗面所のおしゃれなレイアウト実例
使い勝手がよく、おしゃれな洗面台にするなら、実際に建てられた注文住宅の間取りの実例が参考になります。ここからは、フリーダムで実際に建てられた注文住宅のうち、洗面台の間取りで参考になる実例を紹介します。
実例①高級感と機能性を両立させた洗面所のレイアウト

CASE786 蒼天に抜ける家
大理石調の素材をベースにまとめた高級感のある洗面所です。フチのない洗面台は汚れがたまりにくく、掃除も簡単です。鏡は収納一体型としたため小物を隠せてすっきりとした印象に。幅広のカウンターなので、2人で並んで身支度できます。
実例②家事動線がスムーズな洗面所のレイアウト

CASE785 凪の邸
バルコニーに直結した洗面所です。洗濯→脱水→取り出しの流れで、そのまま外へ出て干せるため、移動が最小限で済みます。
雨の日は室内干しに切り替えることも可能。洗面所にも干せるスペースを確保しているので、洗濯量が多いご家庭でも対応できるでしょう。また、天井にハンガーパイプを備えているため、床に物干しを置かずに済み、足元がすっきりとします。
実例③朝陽を浴びられる優雅な洗面所のレイアウト

CASE784 贅と静
こちらは、トップライト(天窓)から差し込む朝日を浴びながら、優雅に身支度できる洗面所です。横長のダブルシンクは家族が同時に使うときも、ゆったり身支度できるように採用しました。
隣には部屋干しスペースを設置。引き戸で仕切れば部屋干しの湿気が洗面所に広がりにくく、トップライトからの日差しで洗濯物も乾きやすくなります。
実例④収納に困らない洗面所のレイアウト

CASE754 首途(かどで)の家
白で統一された清潔感のある洗面台の実例です。洗面所には、壁一面の長さのカウンターとベッセルタイプの横長の大きな洗面ボウルが設置されています。朝の身支度で混雑しても十分なスペースを確保できます。
鏡の裏は大容量の収納スペースになっているため、家族が多くても歯磨きやスキンケア用品など小物の収納に困りません。
実例⑤ラグジュアリーな空間を楽しめる洗面所のレイアウト

CASE743 two-sidedness
高級ホテルの洗面所のようなラグジュアリーな雰囲気のある洗面台の実例です。大理石のカウンターに合わせて壁も大理石風のデザインを採用しており、非常におしゃれです。また、洗面所と浴室をガラスで仕切り、2つの空間に繋がりを出して広々とした空間を演出しています。
洗面所には壁掛けの棚やカウンター下の引き出しがあり、その下には自由に物を置ける空きスペースもあります。
実例⑥機能性とデザイン性のバランスが取れた洗面所のレイアウト

CASE54 風水を重視したデザイナーズ住宅
風水の専門家の意見を取り入れ、機能性とデザイン性のバランスが取れた注文住宅の洗面所の実例です。
洗面所は白で統一されており、隣接する浴室とは白の腰壁とガラスで仕切られています。鏡は天井の高さにまで届く大きさで、空間の奥行きが感じられます。鏡の横には縦長の細い窓があり、自然光が入る設計です。

快適に使える洗面所のレイアウトを考えよう
快適な洗面所にするには、しっかりした計画が必要です。使い方や家事動線を明確にしたうえで、間取りや広さ、設備などを検討していきましょう。
本記事の実例でご紹介したように、フリーダムアーキテクツはおしゃれで使いやすい洗面所の実績が豊富です。ご家族の要望を丁寧にヒアリングし、ライフスタイルや将来の変化などに合わせた間取りやデザインをご提案するため、理想的な洗面所を実現できます。
土地探しからお手伝いができますので、お気軽にご相談ください。もっと多くの実例をご覧になりたい際は、以下リンクから作品集をダウンロードいただけます。
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洗面所に関するよくある質問

フリーダムアーキテクツでは、お施主様からさまざまな相談を受けております。ここでは、洗面所に関して特に多い質問を取り上げて回答します。
洗面所は広ければ何帖くらいが広いですか?
一般的には2帖や3帖が広めの洗面所とされています。洗面所の広さのパターンは主に以下の3つです。
・1.5帖:最低限の広さ(洗面台と洗濯機で約1帖、そのほかのスペースで脱衣などができる)
・2帖:1人なら十分な広さ。家族の身支度が重なるとやや狭い場合がある
・3帖:ゆとりがある広さ
洗面所と脱衣所を一緒にするなら、2帖以上が目安です。3帖なら、洗濯〜室内干しまで想定したランドリー寄りの使い方もできる余裕を持った広さといえます。
ランドリールームの失敗例は?
ランドリールームのよくある失敗としては、以下が挙げられます。
・想定より手狭で、身支度や干すなどの作業が窮屈だった
・家事動線が悪く、洗面所、脱衣所、浴室との行き来がしにくい
・換気や日当たりが悪く、洗濯物が乾きにくかった
・物干しの位置が悪く、通路やドアと干渉してしまった
・作業台を置いたものの、結局使わなかった
・コンセントが足りず、タコ足配線になってしまった
これらの失敗は、目的や使い方が曖昧なまま計画したときに起こりやすいといえます。設計段階ではイメージしにくい部分も多いため、プロに相談しながら決めていくと安心です。
洗面台はどのくらいの広さが必要ですか?
一般的に、洗面台の広さはおよそ600mm以上の幅が目安です。
同時に使う人数ごとの幅の目安を以下のようにまとめました。
| 洗面台の幅 | 並べる人数の目安 | 使い勝手の目安 |
|---|---|---|
| 600mm | 1人 | 1人使用の基準になる幅 |
| 750mm | 2人(最低ライン) | 並べるものの身動きはしにくい |
| 900mm | 2人 | 2人でもスペースを確保しやすい |
| 1200mm | 2人(ゆったり) | 2人でも余裕がある。仮置きもしやすい |
一般的な洗面所の広さは?
一般的な洗面所の広さは、洗面所と脱衣所を分ける場合は1.5帖、一緒にする場合は2帖が目安です。
洗面台と洗濯機置き場に加え、通路も必要なため、上記の広さに落ち着くケースが多いといえるでしょう。広い洗面所は快適ですが、その分ほかの部屋が狭くなる可能性もあります。平均的な広さを基準に慎重に考えるのは、失敗を減らす方法の一つです。
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。










