CASE285 PSハウス
注文住宅やリフォームにおいて、シンプルかつ温もりを感じる和モダンテイストの空間は、年齢を問わず人気があります。
空間を和モダンにするのであれば、階段のデザインも和モダンで統一したいところですね。階段はデザインを気にせず付けてしまいがちですが、空間のアクセントとして重要な要素となるためです。
そこで、本記事では和モダンテイストの階段を取り入れた実例と、階段の種類や素材を解説していきます。基本的な知識を理解して、理想の住まいを実現しましょう。
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目次
和モダンのおしゃれな階段デザインアイデア集
ひとくちに和モダンと言っても、木材の色合いや階段の形状などによって、印象が大きく変わります。まずは、フリーダムアーキテクツのおしゃれな階段の実例を参考に、好みのイメージを探してみてください。
木の色味に変化をもたせた格子の階段
CASE444 木洞の家
木の色味に変化をもたせ、表情豊かに仕上げた実例です。ダークブラウンの格子とライトブラウンの階段のコントラストによって、空間にメリハリをプラスしています。
木の温もりを感じる階段は、坪庭などの和の風景にも溶け込みます。日本の伝統を大切に思う施主様ならではの、和の魅力を感じる空間となりました。
大正ロマン薫る空間に馴染む木の階段
CASE607 懐(ふところ)
大正ロマンな雰囲気が漂う住まいに合わせて、木のスケルトン階段を設置した実例です。スケルトン階段を通して視線が抜けるので、重たくなりすぎず、開放的な印象に仕上がっています。
濃いブラウンの木材を選ぶことで、町家のような落ち着いた和モダンスタイルを演出しました。階段のデザイン自体はシンプルなので、イギリス家具や和家具といった、施主様こだわりのインテリアとの相性も抜群です。
安定感のある木製の箱型階段
CASE610 Lagom hus ちょうどいい家
安定感のある木製の箱型の階段と、白い天井や壁のコントラストにより、メリハリをもたせました。リビングの床と木の色味を合わせて、統一感をプラスしています。
おしゃれな印象のアイアンを採用した手すりは、インテリアとしての役割も担っています。加えて、直線的で細い支柱を選んだのもポイントです。スタイリッシュな要素が加わり、和モダンな雰囲気に仕上がりました。
小上がりから見える手すりの細い繊細な階段
CASE637 『Assemble』
リビングにある小上がりを中心に、空間全体の相性を意識して作ったリビングイン階段です。開放的な印象のスケルトン階段は、華奢な手すりを加えることで、よりスタイリッシュな雰囲気に仕上げました。
コミュニケーションの中心となるリビングの円卓にマッチしており、おしゃれな和モダン空間となっています。
玄関正面に吹き抜けと階段を設置
CASE644 Oasis
玄関の正面に設置した、吹き抜けと階段が印象的な住まいです。十分にスペースを確保することで、開放感を演出しています。
階段にはダークブラウンの木を使用し、落ち着きのある雰囲気に仕上げました。玄関のブラックの床との組み合わせによって、シックな和モダン空間を実現しています。
日向ぼっこしたくなる和モダンの階段
CASE599 日向ぼっこしたくなる階段のある家
玄関の正面に見えるスケルトン階段に、すりガラスの窓を合わせた和モダン階段の実例です。
すりガラスには、プライバシーを守りつつ、外からの光を取り込めるメリットがあります。踏板と床に木材を取り入れることで、手触りの良さも実現しました。天気が良い日には日向ぼっこも楽しめます。
また、スケルトン階段を採用することで、圧迫感をカバーし、限られた空間を有効活用しているところもポイントです。
ワイヤーで吊るされたようなシャープな和階段
CASE577 紬(つむぎ)の家
天井から踏み板を結ぶ、シャープなアイアンの格子が目を引きます。格子が作り出す光と影のコントラストによって、表情豊かな空間に仕上げました。
スケルトンタイプのステップや、階段を上がった正面に窓を採用することで、開放感も実現しています。和・洋問わず馴染む和モダンなデザインは、空間全体に一体感をもたせやすいのが魅力です。
階段+箪笥のデザインを現代風に昇華
CASE541 寄棟天井のある家
昔の日本家屋で多く見られた階段と箪笥(たんす)の組み合わせを、現代風にアレンジした実例です。軽やかな印象のスケルトン階段や、床から浮かせた箪笥を採用し、浮遊感をもたせました。
木の階段や漆喰の壁など、自然素材ならではの風合いによって、温かな雰囲気も感じられます。浮遊感のあるデザインと、温もりを感じる素材のバランスが絶妙な和モダン階段です。
坪庭の風景を楽しむ階段
CASE557 いろどり
中庭に隣接するよう設置した階段は、上り下りするたびに外の風景を楽しめます。ステップには床と同系色のダークブラウンの木材を使用し、落ち着いた雰囲気に仕上げました。
直線的なアイアンの手すりで、モダンな要素もプラスしています。清潔感のある白い壁とのコントラストもポイントです。
空間を凛と引き立てるスケルトン階段
CASE285 PSハウス
シンプルながらも存在感のあるスケルトン階段は、周りの雰囲気を邪魔せず、中庭の風景を引き立てます。階段越しに外の緑が見えるので、室内にいながら、自然を感じられるのが魅力です。
壁や床と一体化するブラックの踏板を採用し、温もりのある和の空間を引き締めました。それぞれの階はインテリアのテーマが異なるものの、階段のデザインがシンプルなので、どのフロアにも馴染んでいます。
和モダンの階段の種類と特徴
和モダンテイストの階段は、大きく3種類に分けられます。デザインはもちろん、安全面や設置コストも異なるため、それぞれの特徴を理解し、家族構成や生活スタイルにあった階段をつくることが重要です。
直階段
直階段は名前のとおり、上下階をまっすぐつなぐのが特徴です。
シンプルな形状でスタイリッシュな印象に仕上がるので、和モダンテイストと相性抜群です。加えて、他の階段の種類に比べて、設置スペースを節約できるメリットもあります。
一方でデメリットとしては、階段を踏み外した場合に、下まで転倒する可能性があることが挙げられます。とはいえ、滑り止めや手すりを設けるなどの対策で、安全性を高められるでしょう。
かね折れ階段
階段の途中で直角(L字)に折れ曲がっているタイプを、かね折れ階段と言います。
カーブが加わることで、シャープな印象が強い和の空間に柔らかさをプラスできるのが魅力です。また、万が一転倒したときに、一番下まで落ちるリスクも抑えられます。
ただし、折れ曲がる分、直階段に比べて設置にスペースが必要な場合や、費用が高くなりやすい場合も多いです。階段に使える面積や予算を確認したうえで、採用を検討することが大切です。
折り返し階段
折り返し階段は、折れ曲がる点ではかね折れ階段と共通しているものの、L字ではなくU字に曲がっているのが特徴です。昔から学校や商業施設などでも取り入れられているので、和モダンテイストの住まいにもマッチします。
かね折れ階段よりも設置に十分なスペースが必要ですが、スケルトン階段にすることで圧迫感を抑えられます。ただし、費用も多くかかるため、何を優先すべきか家族で話し合ったうえで検討しましょう。
階段の種類別メリットとデメリットについての詳細は、こちらの記事でも紹介しています。
関連記事:階段は注文住宅に大きな影響を与える要素!位置や段数などのポイントとは
和モダンの階段のステップの種類と特徴
階段にはステップにもいくつか種類があります。それぞれの特徴を理解することで、理想の和モダン階段を実現させやすくなるでしょう。
スケルトン階段
スケルトン階段は、立ち上がり部分である「蹴込板(けこみいた)」のない階段を指し「オープン階段」と呼ばれる場合もあります。
各ステップの間に空間ができることで視界が抜けるため、軽やかな印象に仕上がるのが特徴です。また、光や風が通りやすくなり、開放的な雰囲気を演出できます。
和モダンテイストを意識する場合は、視界の先に和の要素をもつ、坪庭や畳を配置するのがおすすめです。
箱型階段
箱型階段は足を乗せる踏板と、立ち上がり部分の蹴込板を直角に組み合わせたタイプです。スケルトン階段に比べて安定感があり、木の面積が大きくなるので、温かみのある和モダンテイストが好みの方に向いています。
箱型にするために設置スペースを確保する必要があるものの、階段下に収納やトイレを設けるなど、工夫次第で空間を有効活用できます。
ひな壇階段
ひな壇階段はステップの側面を露出させ、サイドから見たときに、ひな壇のように見えるのが特徴の階段です。
階段の側面に壁を設けないことにより、圧迫感が少なく、すっきりとした印象に仕上がります。デザイン性が高く、スタイリッシュな雰囲気をプラスできるので、目に付きやすいリビング階段に向いています。
関連記事:リビング階段を設置するメリット・デメリットと間取りの考え方
片持ち階段
片持ち階段は、踏み板の片側のみ壁に固定させたタイプです。浮遊感があるので、和モダンテイストに欠かせない、スタイリッシュな雰囲気をプラスできます。シックな要素が強い和モダンが好みの場合におすすめです。
ただし、踏板の片側しか固定していないため、補強が必要になります。また、壁の反対側には転落防止を目的として、手すりを設置しましょう。
関連記事:おしゃれな階段を空間のアクセントに! 参考にしたいアイデア実例集
和モダンの階段におすすめの素材
最後に、天然素材による温もりと、直線的なデザインによる近代的な要素を掛け合わせた、和モダン階段に最適な素材をご紹介します。
木
木の優しい風合いや香りは、和モダンな空間にぴったりです。木材の色の濃さ次第で、シックからナチュラルまで、好みの雰囲気に合ったものを選べます。
インテリアとの相性を意識しながら、木の色味を考えると良いでしょう。階段と床の木材はセットでコーディネートするのがセンス良く仕上げるポイントです。似た色合いを選ぶことで、空間に統一感が生まれます。
アイアン
木材の階段にアイアンの手すりを組み合わせると、和モダンらしいスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
アイアンはデザイン性が高いので、リビング階段として取り入れ、インテリアのアクセントにするのもおすすめです。圧迫感が少なく、部屋全体が広く見える効果が期待できます。手すりを細くすると、より洗練された印象がアップするでしょう。
和モダンの階段は庭やインテリアの風景と合わせてデザインしよう
和モダンテイストの階段を設置する場合は、単体でデザインを考えるのではなく、フローリングや畳、庭など、インテリア全体のバランスを考えてコーディネートすることが大切です。
フリーダムアーキテクツなら、お客様のご希望を反映させた和モダン階段のある住まいを実現できます。まずは、フリーダムアーキテクツの建築実例を参考にしながら、理想の住まいをイメージしてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。