
CASE757 トキノエンガワ
こだわりや理想を詰め込んだオンリーワンの注文住宅は、誰もが1度は憧れたことがあるのではないでしょうか。間取りやデザインを自由に決められる点が注文住宅の大きなメリットですが、選択肢が豊富だと、かえってどれにしたら良いかわからなくなってしまう、なんて声も。
そこで今回は、注文住宅で特におすすめしたい人気の間取り12選を実例で紹介します。注文住宅の間取りを考え中という方はぜひ参考にしてください。
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目次
注文住宅でおすすめの間取り実例12選
住まいへのこだわりや憧れを家づくりに反映できる点が、注文住宅の醍醐味といえるでしょう。唯一無二の住まいが、毎日に彩りを与えてくれます。
ここからは、これから注文住宅へのイメージを膨らまそうと考えている方に向けて、近年注文住宅で人気が高まっているおすすめの間取り実例を紹介します。気になる間取りがあったら、ぜひ家づくりに取り入れてみてください。
吹き抜けリビング

CASE762 Nature NaturalHOUSE
リビングに開放感がほしい場合は、吹き抜けがおすすめです。天井が高くなり、空間の広がりを演出できます。
こちらは、LDKに吹き抜けを設けた光と風を感じるリゾートハウスの実例です。吹き抜けの上部に窓を設け、明るく開放感のあるリビングに仕上がっています。2階までつながる大空間とすることで、家のどこにいても陽射し・温かさ・風・香りを感じられます。
リビングイン階段

CASE757 トキノエンガワ
リビングイン階段には、廊下をなくすことで室内空間を広くとれるというメリットがあります。また、デザインにこだわることで、リビングの立体的なアクセントとしても機能します。
こちらの実例では、リビングにスケルトン階段を設けました。すっきりとしたデザインで圧迫感を与えず、アイアン素材の手すりが空間のアクセントに。周囲の家具と統一感をもたせることで、リビングイン階段がインテリアのひとつとなっています。
スキップフロア

CASE386 パークサイドハウス
スキップフロアは、段差によってLDKの空間をゆるやかに区切ることができます。LDKの大空間を、個性的でダイナミックなデザインに仕上げたいときにおすすめです。
こちらの実例は、リビングの床面を40センチ下げているのが特徴です。空間のつながりは感じられますが、キッチン・ダイニングとリビングが明確に分かれています。段差があることで目線の高さが変わるため、家族それぞれの居場所ができるのもメリットです。
勾配天井

CASE702 yacht
リビングに開放感を演出するには、屋根に沿った勾配天井を取り入れるという方法もあります。勾配天井は空間の一体感を高め、広がりのあるリビングに仕上げられるのがメリットです。
こちらは、三角屋根に沿った勾配天井を取り入れた、ワンルームのような開放感が特徴の実例です。LDKの吹き抜けや白を基調とした内装によって、より空間の広がりや一体感が感じられます。
ワークスペース

CASE716 Calm
自宅で仕事をすることがあるなら、リビングの一角にワークスペースを設けてみてはいかがでしょうか。おしゃれなだけではない、機能的な住まいになります。
こちらの実例では、LDKの一角に周囲の様子を感じつつ集中できるワークスペースを設置しました。仕事だけでなく、子どものスタディースペースとしても活用できます。
おしゃれなリビングを実現するためのポイントは以下の記事でも詳しく紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
関連記事:注文住宅で叶えるおしゃれなリビング!失敗せず快適な空間にするためのポイントとは?
パントリー

CASE748 バスケットコートのある家
キッチンに食材や消耗品のストックを収納できるパントリーがあると、キッチン周りが整理しやすくなります。収納力のあるキッチンを希望する場合は、パントリーの設置を検討してみましょう。
こちらは、キッチンの背面にカップボード兼パントリーを設けた実例です。木目調の扉を設置し、来客時などは扉を閉めておくとすっきりとした印象に。普段は開け放しておくことで必要なものをすぐに取り出すことができます。
ランドリールーム

CASE671 実りの平屋
ランドリールームがあると、洗濯物を干したりアイロンをかけたりするのに便利です。「大人数のため洗濯物が多い」といった場合は、ランドリールームの設置も検討してみてはいかがでしょうか。
こちらは、開放感のあるランドリールームを取り入れた実例です。ランドリールームに洗濯物を干せるのはもちろん、外干しできるようにテラスへ出やすい動線が設計されています。
小上がり

CASE305 光の通り道
和室は必要ないけれど、洗濯物を畳んだりリラックスしたりするために、ちょっとした畳スペースがほしいという人も多いのではないでしょうか。そんなときは、小上がりという選択肢があります。
こちらの実例では、キッチン横に畳の小上がりスペースを設けました。キッチンの背面にグリーンのタイルを採用することで、畳を取り入れながら一体感の感じられるLDKに仕上がっています。
シュークローク

CASE583 デルタ
シュークロークは土足で出入りできる収納スペースのこと。玄関にシュークロークがあると、靴や傘などで玄関が散らかるのを防げます。
こちらの実例では、玄関にウォークスルーのシュークロークを設けました。家族の靴やコート、マフラーなどをまとめて収納でき、広く片付いた玄関空間を実現しています。
中庭

CASE727 ライトコートハウス
中庭を設けると、外からは見えないようプライバシーを保ちながら緑のある開放的な空間を作ることができます。土地が人通りの多い道に面している場合は、中庭で開放感を演出するのがおすすめ。
こちらの実例では、中庭の周りをガラス張りにしてシンボルツリーがよく見えるように設計されています。こだわりの中庭を家の空間のひとつとして取り入れると、おしゃれな間取りに仕上がります。
ウッドデッキ

CASE734 黎明の家
ウッドデッキがあると、外でくつろいだり軽食やバーベキューを楽しんだりできます。家での楽しみ方が増えるので、外で過ごすのが好きな人はウッドデッキを取り入れてみてください。
こちらは、ダイニングの窓からつながるウッドデッキを採用した実例です。広いウッドデッキはさまざまな活用方法があるだけでなく、リビングとつなげることで空間に開放感を演出できます。
ファミリークローゼット

CASE694 Veil(ベール)
家族の人数が多い場合は、全員の衣類をまとめて収納できるファミリークローゼットがおすすめ。洗濯物をそれぞれの個室に運ぶ手間が省けて、家事の時短につながります。
こちらの実例では、木材を中心とした温かみのあるファミリークローゼットを採用しました。クローゼット部分に扉がないので衣類の出し入れがしやすく、誰の衣類がどのくらいあるのかをひと目で把握できるようになっています。

部屋別の注文住宅で取り入れたい間取り実例
部屋やスペースの用途に合わせて、間取りや内装を柔軟に変えられるのも注文住宅のメリットです。生活動線を重視した水回りや、開放感のあるリビングなど、そのこだわりはさまざま。壁紙にこだわるだけでも、インテリアにメリハリが出ます。
お次は、部屋別の間取り実例を見ながら、注文住宅のイメージを膨らませていきましょう。
玄関
玄関は、リビングや水回りと比較すると後回しになりやすい場所です。しかし、家族が毎日使うだけでなくゲストの目にも触れやすい玄関は、家の顔とも言える重要な部分です。
玄関にこだわることで家全体の印象をランクアップさせられるので、ぜひ玄関のデザインにも力を入れてみてください。ここでは、おしゃれな玄関の実例を紹介します。
玄関の間取りの考え方については以下の記事でも解説しているので、ぜひ併せて参考にしてください。
関連記事:使いやすい玄関を実現する間取りの考え方6選
吹き抜け玄関

CASE717 光土間の家
玄関を吹き抜けにすると家に入った瞬間から開放感が感じられ、デザイン性の高い玄関に仕上がります。家の中で日当たりの良いところをリビングにすると玄関が暗くなりがちですが、吹き抜けにすると明るい玄関になるのもメリットです。
こちらの実例では、土間部分が吹き抜けになっていて、土間からすぐにリビングに上がることができます。土間・リビング・中庭のつながりが感じられる、明るく開放感のある間取りです。
広い玄関土間

CASE767 ウチソトのドマ
玄関土間を広くとると、外と内がゆるやかにつながる空間を演出できます。土間には自転車など外で使うものを置いておけるので、ロードバイクやキャンプなどアウトドアな趣味がある人は土間空間にもこだわってみましょう。
こちらは、LDKに通じる広い土間空間を設けた実例です。玄関の角には手洗いカウンターを設置し、利便性も抜群。土間とテラスがフラットにつながっていて、空間の広がりが感じられます。
玄関手洗い

CASE737 RUSTIC
新型コロナウイルス感染症の流行以来、玄関手洗いが人気です。帰宅してすぐに手を洗えるので、感染症対策がしやすくなります。泥汚れなどがつきやすい、小さなお子様がいる家庭にもおすすめです。
こちらの実例では、玄関を上がってすぐのスペースに造作の手洗いカウンターを設置しました。空間に馴染むおしゃれなデザインで、便利なだけでなく玄関のアクセントとなっています。
リビング
家族が集まる場所であるリビングは、家づくりで特に重要な部分のひとつです。間取りやデザインにこだわって、理想のリビングを完成させましょう。ここでは、個性を演出できるおしゃれなリビングの間取りアイデアを実例で紹介するので、ぜひ参考にしてください。
注文住宅のメリット・デメリットや予算については以下の記事で解説しています。併せてご覧ください。
関連記事:注文住宅とは?いくらで建つ?メリット・デメリットと予算別実例!
アクセントウォール

CASE396 スゴイイエ
シンプルな空間に、一面だけアクセントウォールを取り入れると、メリハリと個性を演出できます。
こちらの実例では、白を基調としたリビングの一面にタイルのアクセントウォールを採用しました。アクセントウォールの上部にライン上の間接照明を設置して、タイルの質感をより引き立てています。
新築の内装については以下の記事でも紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
関連記事:注文住宅を建てるなら内装にこだわりを!テイストの選び方や注意点を解説
あらわし天井

CASE674 Gardenのある家
あらわし天井とは、梁を見せる構造になっている天井のこと。木の質感がリビングのアクセントになり、ハンモックを吊り下げるなど遊び心のあるデザインも可能です。
こちらの実例は、あらわし天井にタイヤのブランコを吊るし、観葉植物やアクセントウォールも取り入れることで、アウトドア感が楽しめるリビングになっています。天井にアクセントを取り入れたい人や木の質感をインテリアのポイントとして出したい人には、あらわし天井がおすすめです。
フローリング+畳の和室

CASE758 Cool&Pretty
和室は「大型の家具を置きにくい」「移動中にスリッパを脱がないといけない」といったデメリットがありますが、フローリング+畳のモダンな和室ならこれらのデメリットを解消できます。
こちらは、植栽のある中庭が眺められるモダンな和室を取り入れた実例です。洋風なインテリアにも馴染む、おしゃれな和室を実現したい人におすすめです。
キッチン+水回り
水回りの設計は、日々の生活のしやすさを左右します。注文住宅を建てる際は、キッチンをはじめ水回りの使い勝手にもこだわりましょう。
ここでは、おしゃれで使いやすい水回りの間取りアイデアを紹介します。
下がり天井

CASE765 イロ色のイエ
キッチンのデザイン性を上げる方法のひとつが、下がり天井です。開放的なLDKを作る場合も、キッチンに下がり天井を設けると空間を自然に区切ることができますよ。
こちらの実例では、タイルの腰壁が印象的なキッチンに、木の下がり天井を設けました。下がり天井部分に間接照明を取り入れることで、バーのようなシックな雰囲気を演出しています。
キッチンと一体型のダイニング

CASE736 アンモナイト
キッチンとダイニングの動線をスムーズにしたい場合は、キッチンと一体型のダイニングがおすすめです。
こちらは、キッチンにつながるフラットなダイニングテーブルを設置した実例です。デザインを統一したキッチンとダイニングテーブルを横並びにすることで、食事の配膳や片付けが楽になるだけでなく、空間の主役として機能します。
造作洗面台

CASE737 RUSTIC
「希望に合う既製品がない」という場合は、造作するという選択肢もあります。例えば洗面台を造作すれば、毎日使う洗面室がお気に入りの空間になりますよ。
こちらの実例では、コンクリート風の造作洗面台を採用しています。鏡や足元に収納をたっぷり設け、デザインと機能性を両立させています。
バルコニー他
家づくりでは建物の内部だけでなく、バルコニーや中庭など外の空間づくりも楽しんでみてはいかがでしょうか。外の空間にもこだわることで、生活がより豊かになりますよ。
ここでは、外とのつながりが感じられる間取りのアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ルーフバルコニー

CASE769 othello
ルーフバルコニーとは、屋上に設けるバルコニーのこと。ルーフバルコニーはスペースを広くとりやすく、景観が楽しめるのがメリットです。周囲から見えにくいので、プライバシーを保って屋外空間を有効活用することができます。
こちらは、広いルーフバルコニーを設けた実例です。壁に照明を取り付けているので、暗い時間でも外で過ごすことができます。夜に外で食事を楽しむなど、日常に彩りを添えてくれます。
インナーガレージ

CASE301 ガレージハウス
車やバイクが好きな人には、インナーガレージがおすすめ。天候や盗難から愛車を守り、リビングから愛車を眺められるので、車好きにとっては最高の住まいです。
こちらの実例では、リビングの大きな窓からインナーガレージにある愛車が眺められるように設計されています。リビングとガレージの間に中庭を設けることで、自然光が注ぎ込む開放感のあるリビングとなっています。夜間にはガレージをライトアップし、まるでギャラリーのような印象に。
寝室・収納
寝室や収納は普段人目につく部分ではありませんが、使いやすさや暮らしやすさには大きく影響するスペースなのでしっかりこだわりたいところ。また、スペースに余裕があれば書斎を設置したいという人も多いでしょう。
ここでは、寝室や収納、書斎で取り入れたいアイデアを紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
快適な寝室づくりについては以下の記事で詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。
関連記事:注文住宅の寝室レイアウトのポイントは4つ!寝室のおしゃれな建築実例も紹介
ベッド裏のウォークスルークローゼット

CASE756 utsuwa
寝室に服などを収納したい場合は、回遊動線のウォークスルークローゼットが便利です。扉を開け閉めする手間がなく、ベッドのどちら側からでもスムーズに物の出し入れができます。
こちらは、ベッド裏にウォークスルークローゼットを設けた実例です。ドアはありませんが真ん中に壁を設置しているので収納スペースが見えづらく、雑然とした印象にならないよう工夫しています。
リビングとつながる寝室

CASE740 光とともに
将来、1階だけで生活できるよう、1階に寝室を設けるパターンも増えています。
こちらの実例では寝室をLDKとつなげ、トイレにも行きやすい回遊性のある間取りを実現した将来も安心な住まいです。建具をすべて引き戸にし、開け放しておくことでLDKに開放感も持たせています。
書斎

CASE624 『7:3の家』
自宅で仕事をすることが多いなら、書斎を設けてみてはいかがでしょうか。どんな雰囲気の書斎なら仕事に集中できそうか、アイデアを膨らませてみましょう。
こちらの実例は、二方向に大きな窓を設けた開放的な書斎を設けています。デスクが面した窓からは夕日を眺めることができ、壁の一面を本棚にすることで収納力を高めています。

注文住宅の間取りの決め方10のポイント

CASE771 VOIDS
家は毎日過ごす場所なので、おしゃれさだけでなく機能性も考慮しなければなりません。ここでは快適な住まいを作るために押さえておきたい7つのポイントを紹介するので、ぜひ家づくりの参考にしてください。
叶えたい間取りの優先順位を決める
理想を形にできる注文住宅ですが、あれもこれもとこだわりを取り入れすぎると、あっという間に予算オーバーになってしまいます。取り入れたい間取りが多い場合や、家族の意見がまとまらない場合は、具体的な検討を始める前にある程度の優先順位をつけましょう。
まずはモデルハウスを検索したり、Webサイトで間取りやインテリアの画像を検索したりして、自分たちが理想とするマイホーム像をイメージしていきます。次に、家族皆の希望をすべて洗い出してみましょう。そして洗い出された希望から、絶対に譲れないもの、無くても困らないものを優先順位別に分類していきます。
優先順位に合わせて間取りを組み立てていけば、予算内に収めることができるでしょう。
玄関と階段の位置を決める
2階建て以上の家なら必ずあるのが階段です。家の間取りは、階段と玄関の位置を決めるところから始めましょう。
外から帰ってきたときにそのまま2階に上がれるようにするのか、それとも必ずリビングを経由するようにするのか、それを考えるだけで居室の間取りも自ずと決まってきます。
家族構成や生活スタイル、土地の面積などを考慮して、最適な玄関と階段の位置を見極めましょう。
家族の生活動線を意識する
間取りを決めるときは、家事動線や生活動線を意識してください。家事や普段の生活で移動しやすい動線が意識されている間取りなら、利便性の高い住まいになります。
炊事・洗濯・育児などを意識した家事動線や、会社や学校に行くときの通勤動線は、暮らしやすさに直結します。また、トイレなど水回りの衛生動線も大切です。家の中で家族全員が行きやすく、不快にならない動線計画と間取りを考えましょう。
加えて、お客様が来たときの来客動線も意識してください。お客様が来たときにプライベート空間が見えないようにし、玄関からリビングへの動線がトイレや浴室などとぶつからないことがポイントです。
水回りも一緒に検討する
暮らしやすい間取りを考える際には、水回りの位置も重要です。例えば、トイレと寝室が近すぎたり、1階の和室の上がトイレだったりすると、音が響いて気になってしまいます。
水回りは1ヶ所に集中して配置するのがおすすめ。配管設備が集中するので工事費と後々のメンテナンス代が安くなります。家事は主に水回りでの作業が多いため、効率が上がって時間短縮になるというメリットもあります。
生活動線を考えてから間取りに反映させると、使い勝手の良い水回りになりやすいです。いくら頭の中で思い浮かべても、生活に即していなければ意味がなくなってしまうため、ライフスタイルに合わせた間取りにしたいですね。
採光と風通しを確保する
室内に新鮮な空気や日光をたくさん取り込むには、窓の配置が重要です。まず、1つの部屋に窓は2つが基本です。南と北、東と西のように向かい合わせで配置しましょう。こうすることにより外から入った風が反対側の窓から抜けて、風の通り道ができます。
配置する方角ですが、一般的に南側の窓を大きく、北側の窓を上部に取ると、心地の良い風が通りやすくなると言われています。もし南に窓が取れない場合は東と西でも構いません。
風の吹き方は地域差があるため、一概に南や東がいいとは言えないものです。窓の間取りは、立地条件やライフスタイルに合わせて決めるようにしましょう。
また、向かい合わせで窓を配置することが難しければ、天窓を作るのもひとつの方法です。部屋から入った空気が天窓から抜けていくので通風を確保できます。
トイレやお風呂などはリビングほど採光や風通しにこだわる必要はないため、日当たりや風通しの良い位置にリビングなど居住空間を配置するのがポイントです。
注文住宅の窓については以下の記事で詳しく紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
関連記事:住宅の購入なら必須!知っておくべき窓の種類まとめ
生活音を考慮する
間取りを検討する際、生活音を考慮に入れることも大切です。
2階や3階にトイレやお風呂といった水回りを設置すると、排水の音が階下に響きやすくなり、気になってしまうかもしれません。特に、二世帯住宅など1階と2階で生活時間が異なる家族が住む場合、排水音がトラブルの原因になる可能性もあります。
また、住宅が密集しているエリアは隣家との距離が近いため、生活音がより耳に入りやすくなります。特に小さな子どもがいる家庭は、どうしても生活音が大きくなりがちです。生活の音は毎日聞こえるものですから、音漏れに配慮して窓の位置を決めるなど、周囲に生活音を響かせないような工夫が必要です。
家具も合わせて計画する
壁や天井だけでなく、家具も一緒にコーディネートすることでインテリアの統一感が生まれます。内装の検討を始めると同時に、家具も探し始めましょう。床や天井と家具に使われている木材を揃えたり、家具が映えるような壁紙を選んだり、トータルコーディネートを意識するのがポイントです。
ホテルライクな内装が好みの人は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
関連記事:注文住宅で実現するホテルライクな家づくり【実例で紹介】
収納は使う場所の近くに設置する
収納はファミリークローゼットのように大きな収納を1ヶ所にまとめるのも便利ですが、使う場所の近くに収納を設置するのも大切です。「テーブルの近くに書類入れを作る」「キッチン付近に小さなパントリーを設置する」など、使い勝手を考えて収納を検討しましょう。整理しやすい収納を作ることで、家が散らかりにくくなりますよ。
まず、今住んでいる家の収納スペースがいくつあるのか、荷物の量はどのくらいなのかをチェックしましょう。家の荷物は年数が経つにつれて増えていく傾向にありますので、今の荷物プラスアルファのスペースを考えておきましょう。
神棚は新築を機に新調する
今の家ですでに神棚を設けている場合は、新築を機に新しい神棚にするのが好ましいとされています。ホームセンターならあまり高額てないものが購入できますし、お金をかけるなら神棚・神具専門店で購入可能です。今はインターネットで通販もありますので、ぜひ利用してみてください。
神棚は北か西の壁に、南向きか東向きで配置します。神棚は神様を祀る場所なので、壁の上の方に設けます。配置としてふさわしくないのは、トイレと背中合わせになる場所です。人通りの激しい扉上も好ましくありません。1階に設置する際は、これより上には何もないという意味の「雲」という字を書き、神棚の天井に貼り付けてください。
神棚の設置について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:新築を機に神棚を配置!祀り方にルールはあるの?
ライフステージの変化を見越した住まいにする
長く住まうことを前提とした注文住宅は、将来のライフステージの変化を見越してプランニングすることが大切です。
子どもの成長や独立に応じて必要な部屋数も変わりますし、親世帯・子世帯が同居するとなれば、家族構成に合わせた間取りや設備が求められます。あらかじめライフステージの変化に柔軟に対応できる間取りを計画すれば、後々の後悔を減らせるでしょう。
たとえば、子どもの成長に応じて1部屋を2つに分割できるよう可動式の壁を部屋の中央に設置したり、大きな部屋にドアを2つ取り付けたりといったアイディアがあります。
家族同士でよく話し合い、将来のことも考えながら間取りを計画していきましょう。

間取りの実例を参考におしゃれで理想的な注文住宅を建てよう
注文住宅は、家づくりに自分らしさを取り入れられるのが魅力です。人それぞれ好みや生活スタイルが異なるため、自分に最適な間取りを検討してみてください。今回ご紹介した間取り実例も参考にしながら、愛着の沸くおしゃれで機能的な理想の住まいを作りましょう。
注文住宅のデザインにこだわりたいなら、フリーダムアーキテクツにぜひご相談ください。おしゃれで個性的な注文住宅を多く手掛けた経験から、お客様の理想を実現する住まいづくりをサポートします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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注文住宅の間取りについてよくある質問に回答
ここからは、注文住宅の間取りについてよくある質問に、フリーダムアーキテクツが回答します。
注文住宅の間取りで後悔しやすいポイントを教えてください
注文住宅を建てた方が後悔したポイントとしてよく挙げるのが、窓の位置と大きさ、狭いバルコニー、そしてウォークインクローゼットの3つです。
開放感のある空間を目指してリビングに大きな窓を設置したけれど、ちょうど目線の高さにあるため、外からの視線が気になってしまうという後悔がよく聞かれます。また、なんとなくバルコニーを設置したものの、狭くて使い勝手が悪い、部屋干しばかりで必要なかったという声も。
他にも、生活動線を意識せずにウォークインクローゼットを設けたため、使いづらづくなってしまったなどのケースも見られます。
注文住宅の間取りの打ち合わせにかかる期間はどれくらいですか?
注文住宅を建てると決めたら、まずは設計事務所に相談し、そこで資金計画やおおよその間取りのプランニングを行います。予算との兼ね合いを見つつ、施主の希望やこだわりを吸い上げてファーストプランを練るのですが、ここまでにかかる期間の目安は約3ヶ月です。
あくまでも目安なので、話し合いが長くなったり、プランニングが複雑になったりすると、その分期間も長くなる傾向があります。後悔しないためにも、悩みや疑問点は打ち合わせでしっかり解消しておきましょう。
注文住宅の間取りはいつまでに決めなければいけないのですか?
一般的に間取りの変更ができるのは、本契約後の「建築確認申請を行う前まで」となっています。
本契約とは、注文住宅の詳細なプランや金額の最終確認を行った後に、建築会社やハウスメーカーと結ぶ建築請負契約のことです。本契約の後に、建物の建築計画が建築基準法などの関係法令に適合しているかを確認する「建築確認申請」を行い、審査に合格して初めて着工できます。
本契約後であっても、建築確認申請前であれば間取り変更が可能です。しかし、建築会社やハウスメーカーによっては、別途費用が発生する場合もあります。
注文住宅の広さや費用の相場を教えてください
令和5年のデータによると、住宅面積の全国平均は約121.3㎡(約36.7坪)でした。建築費用は、土地購入費用を含まない場合は約4,319万円(三大都市圏は平均4,943万円)、土地購入費用を含む場合は約5,811万円が相場でした。
参考:令和5年度 住宅市場動向調査|国土交通省
地域によって住宅面積や建築費用の平均にばらつきがあるものの、約130㎡(約40坪)の注文住宅を建てる場合、およそ4,000万円ほどの費用がかかるイメージです。
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。