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広さ30坪~40坪の家でも、ビルトインガレージのある家は実現できます。ただし、希望するスタイルによっては実現が難しい場合や、生活の変化により作ったガレージが使いにくくなるなど、注意点もあります。
30坪~40坪台のビルトインガレージ付きの家を考えるときに押さえておきたい知識をまとめました。
この記事はこんな人におすすめ
- 40坪でビルトインガレージのある家は建てられる?
- 40坪の家にビルトインガレージを付けるなら何坪の土地が必要?
- 実際に建築するとどんな感じになる?
この記事でわかること
- 30坪~40坪台のビルトインガレージ付きの家を建てるために必要な土地面積
- ビルトインガレージのある家の間取りと建築実例
- 使いやすいガレージにするための設計時のポイント
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目次
- 1 30坪〜40坪台でビルトインガレージのある家を建てるとどのぐらいの大きさになる?
- 2 30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家に必要な土地の大きさ
- 3 30坪〜40坪台の土地にビルトインガレージのある家を建てる場合の建物面積
- 4 ビルトインガレージのある家を作るメリット
- 5 ビルトインガレージのある家を作るデメリット
- 6 30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家の間取りを考えるときのポイント
- 7 30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家の間取り4選
- 8 30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家の建築実例
- 9 おしゃれで快適なガレージハウスを建てよう
- 10 30坪〜40坪のビルトインガレージの間取りに関するよくある質問
30坪〜40坪台でビルトインガレージのある家を建てるとどのぐらいの大きさになる?

CASE639 Wall Side
そもそも、建築面積が30坪〜40坪台の場合に、ビルトインガレージのある家を建てることはできるのでしょうか。ガレージ部分にどのぐらい必要かなど、広さについて詳しく掘り下げます。
一般的な住宅の建築面積
ビルトインガレージ付きの家の広さについて紹介する前に、まずは一般的な住宅の建築面積について確認しておきましょう。
住宅金融支援機構が公開している『2024年度フラット35利用者調査』によると、注文住宅の建築面積は118.5㎡が平均的です。1坪の広さはおおむね3.31㎡なので、新築戸建て住宅の一般的な建築面積は、約35.8坪ということになります。
30坪の住宅は、2階建てなら3LDK〜4LDKの間取りが一般的です。それぞれ個室が必要な夫婦や、子ども2人までの子育て世帯、完全同居型の2世帯住宅にしても、無理なく暮らせる広さです。
参考:2024年度フラット35利用者調査
ビルトインガレージのある家に必要な建築面積
では、ビルトインガレージを作るにはどのくらいの建築面積が必要なのでしょうか。一般的なサイズの自動車を1台駐車するには、幅2.5m×長さ6mの面積が必要と言われています。坪数に換算すると約4.5坪です。
2台駐車したいのであれば、単純計算で倍の約9坪を見込んでおかなければなりません。車幅の大きい自動車や縦に長いタイプの自動車であれば、さらにスペースを必要とするでしょう。
先ほど、30坪〜40坪台の2階建てなら3LDK〜4LDKが実現できると解説しました。30坪の居住スペースに、2台分のガレージ(9坪)を足すと39坪です。家全体の建築面積が40坪を超えるなら、ビルトインガレージを付けても比較的広さにゆとりのある家が建てられます。
ビルトインガレージには容積率の緩和措置がある
ビルトインガレージの建築面積に対して、容積率の緩和措置を受けられます。ビルトインガレージは延床面積に算入されますが、延床面積全体の5分の1を上限に、容積率から除外できるのです。
住宅地は、土地が位置するエリアに応じて建ぺい率(土地に対する建築面積の割合)と容積率(土地に対する延床面積の割合)の上限が決まっています。
例えば、敷地面積45坪で容積率の上限が100%の土地であれば、建築できる延床面積は通常2階と3階も含めて45坪まで。ただし、9坪のビルトインガレージを作るときは容積率から除外されるため「居住スペース45坪+9坪のビルトインガレージ」という設計が可能です。
注意点としては、緩和されるのは容積率のみで、建ぺい率には影響しません。そのため土地に対して平行に建物を拡張したい場合は、エリアの上限しだいで実現できないこともあります。土地があまり広くないなら、一部3階建てにするなど、縦方向に拡張を検討することになるでしょう。

30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家に必要な土地の大きさ

ビルトインガレージのある家を建てるためにどのくらいの土地の広さが必要かは、エリアに定められている建ぺい率と容積率の上限が関係します。
仮に延床面積を45坪と仮定して、建ぺい率最大60%、容積率最大200%のエリアに建てるなら、必要な土地の大きさは以下のとおりです。
延床面積45坪、建ぺい率60%、容積率200%の場合
建物の階数 | 必要な土地の大きさ |
---|---|
平屋 | 75坪 |
2階建て | 41.6坪 |
3階建て | 33.3坪 |
一方で、延床面積35坪でエリアの規制水準が同様であれば、敷地の広さは以下が目安になります。
延床面積35坪、建ぺい率60%、容積率200%の場合
建物の種類 | 必要な土地の大きさ |
---|---|
平屋 | 58坪 |
2階建て | 33.3坪 |
3階建て | 25坪 |
表を見るとわかるように、2階建て、3階建てと家が垂直方向に高くなるにつれ必要な土地の広さは小さくなります。3階建てであれば狭小地であってもビルトインガレージのある家の建築は可能です。
ただし、住人の希望や部屋の配置によっては、縦方向に長い家は使いにくく感じることもあるため注意が必要です。ビルトインガレージの導入と住み心地を両立できるか慎重に検討しましょう。

30坪〜40坪台の土地にビルトインガレージのある家を建てる場合の建物面積
反対に、30坪〜40坪台の土地にビルトインガレージ付きの家を建てたいケースも考えてみましょう。こちらの場合も、基準となるのは建ぺい率と容積率です。
建ぺい率最大60%、容積率最大200%で土地の面積が45坪の土地であれば、建築面積27坪、延床面積90坪を確保できます。建物の種類ごとに整理すると、以下の通りです。
土地面積45坪、建ぺい率60%、容積率200%の場合
建物の種類 | 延床面積 |
---|---|
平屋 | 27坪 |
2階建て | 54坪 |
3階建て | 81坪 |
これに対して土地面積が35坪なら、建築面積21坪、延床面積70坪の建物を建てられます。建物の種類ごとの延床面積は以下の通りになります。
土地面積35坪、建ぺい率60%、容積率200%の場合
建物の種類 | 延床面積 |
---|---|
平屋 | 21坪 |
2階建て | 42坪 |
3階建て | 63坪 |
土地が狭く、面積をあまり確保できないケースでは、ビルトインガレージを確保するなら2階建や3階建を検討することをおすすめします。

ビルトインガレージのある家を作るメリット

CASE637 『Assemble』
ビルトインガレージを付けるメリットはいくつかありますが、代表的なものは以下の三点です。
屋内型のガレージにはシャッターを付けることが一般的です。愛車を傷や汚れから物理的に守ることができます。ファミリー層の多い住宅地であれば、車に子どものボールがぶつかりご近所トラブルに発展する、といったリスクも避けられるでしょう。シャッターには鍵をつけられるので盗難対策にもなります。
また、ガレージの内部から室内や玄関ポーチに直接アクセスできるよう設計することも可能です。雨の日も濡れずに車から乗り降りできて、傘を差す必要もなく便利です。
ガレージ内に駐車していないタイミングなら、汚れても構わないフリースペースとしても使えます。DIYや子どもの遊び場として多目的に使うこともできます。屋根があるため悪天候の日も利用可能です。

ビルトインガレージのある家を作るデメリット
ビルトインガレージは開口部が大きく、中は空洞になってしまいます。居住スペースの直下にガレージを置く構造にするのであれば、建物の強度が相応に要求されます。1階の大部分がガレージになるため、階段や玄関をどのように配置するかも課題となるでしょう。
また、これにより、オープンタイプの駐車場を採用する場合と比べて、ややコストが高くなることが多いです。
ビルトインガレージでは、屋内でエンジンをかけることになるため、音や排気の対策も忘れてはいけません。壁に防音対策を施す、ガレージのすぐ隣を寝室にしないなど、家の設備や部屋の利用を工夫してみましょう。

30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家の間取りを考えるときのポイント

CASE479 セカンドハウス 宙
30坪〜40坪台のビルトインガレージ付きの家を検討する際、どのように間取りを作れば良いのでしょうか。ポイントを紹介します。
将来を見据えた必要な駐車スペースを考える
必要な駐車スペースを検討する際は、必要最低限ではなく、将来的な状況の変化を考慮して広さを決めることをおすすめします。
仮に2台駐車できるビルトインガレージを作るなら、広さの目安はおおむね9坪です。しかし、これは一般的な大きさの自動車の場合です。輸入車は国産車と比べ全長も全幅も大きいものが多く、一般的な大きさの駐車スペースでは広さが足りない可能性があります。
オープンタイプのガレージであれば、車を買い換えたときでも外構のリフォームを行えば対応できます。しかし、ビルトインガレージだと駐車スペースの拡張は簡単ではありません。大規模な工事が必要な可能性もあります。
最初にビルトインガレージを設計する段階で、将来車が増える可能性や、買い替えの可能性を考慮してガレージの広さを決めるようにしましょう。
ガレージの近くには寝室を配置しない
ビルトインガレージの魅力の1つは、24時間自分の好きなタイミングで車のメンテナンスができるなど、自由にガレージを使えることです。ただし、近隣だけでなく家族にも気兼ねなくガレージを使いたいのであれば、部屋の配置には注意しなければなりません。
例えば、夜家族が寝静まった後や、子どもが自室で勉強しているときにエンジンをかけると騒音になってしまう可能性があります。寝室など静かに過ごしたい部屋はガレージから離すなど配慮するようにしましょう。
なお、あえてガレージをリビングに隣接させ、部屋をガラス張りにして眺められるようにする方もいます。車が趣味の方におすすめです。
ガレージからスムーズにアクセスできる間取りにする
ガレージから家の中にスムーズにアクセスできる間取りにすることをおすすめします。例えば、玄関にドアの他にガレージにアクセスできる扉をつけておけば、車から降りた後の移動がしやすくなります。反対に、車に乗るときも毎回シャッターを開けずに済むためスムーズです。
室内に直結させることが難しいケースでも、玄関ポーチまで屋根のある通路を通れるようにするだけで、屋外の駐車場と比べて快適に利用できます。
ガレージから出入り口の間だけでなく、キッチンや収納スペースまでの通路を短くすることも、使いやすさのポイントです。買い出しの荷物をすぐに片付けられて、ストレスを感じにくくなります。
大切なのは、実際に使うシーンを想定して、出入り口や通路の設計を考えることです。自分や家族の生活スタイルを振り返り、どんな配置なら使いやすいか考えてみましょう。
ビルトインガレージのある家の建築実績が豊富な建築事務所に依頼する
ビルトインガレージを付ける場合、一般的な注文住宅と比べてさまざまな注意点があります。そのため、実際に建築を依頼する際は、類似の物件の建築に慣れた設計事務所に依頼することをおすすめします。
例えば、ビルトインガレージの建築にあたって間取りに制限ができやすい点や、騒音や換気対策が必要な点は、設計を手掛けるなら必ず知っておかなければなりません。過去の実績が豊富であれば、安心して依頼できます。土地や予算など、条件の許す限り理想の家を追求してくれるでしょう。

30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家の間取り4選
ビルトインガレージのある家の間取りは、土地の形状や家族の生活スタイルに応じて少々工夫が必要です。実際に間取りの配置を考えるとなると、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際のビルトインガレージ付きの家の間取り例を4つ紹介します。参考にしてください。
【1階+ロフト】ガレージ横に水回りをまとめ、音に配慮した間取り


ビルトインガレージの設計では、寝室や共有スペースに音を響かせないようにすることがポイントとなります。こちらの間取りでは、ビルトインガレージ周辺のスペースを水回りで固めることにより、寝室と距離を取れるよう計画しました。
家の中心は採光のための中庭と、それに沿う廊下を配置。水回り、共有スペースの動線をシンプルにまとめました。水回りを集約したことが原因で動線が複雑化しないよう、寝室との距離から利用しやすいよう生活に配慮しています。
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【2階建】2階にLDK、1階に寝室を配置した間取り


1階にビルトインガレージと寝室、2階にLDKを配置することで、それぞれのスペースを十分確保した間取りです。LDKはある程度の広さが必要な分、ビルトインガレージと同じフロアにすることが難しいケースがあります。この家では、LDKや水回りなどのおもな生活スペースを2階にすることで、お客様のご希望だったビルトインガレージの導入を実現しました。
寝室とビルトインガレージの間には玄関ホールと収納スペースを配置することで、夜間にエンジンをかけても眠りを妨げないよう計画しました。
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【地下階+2階】高低差を利用した高台のガレージハウス



高低差を利用し、3フロアで計画した住まいです。玄関のある地下階はビルトインガレージをメインにし、複数台収納できるよう余裕を持って計画しました。
同様に2階はリビングと水回り、3階は寝室と収納と、階ごとに用途が明確に決まっています。生活空間がはっきりと分けられているため、家族で生活時間帯が違うご家庭や、各部屋の広さをしっかり取りたい方におすすめの間取りです。
この間取りの3Dモデルを見る
【平屋】1台分のガレージと広々としたLDK

敷地を贅沢に使い、平屋として計画した家です。北西側に1台分のビルトインガレージを配置し、シューズクロークを通じて出入りできるよう設計しました。
ビルトインガレージと、ベッドルームや勉強部屋の間には、収納スペースや廊下が入るよう部屋を配置。空間を設けることで音が伝わりにくいよう工夫しました。家族が静かに過ごしたいときも、ガレージからの音が気になりません。
LDKは30帖と広めに設計されていて、南側の中庭からしっかり採光ができる形に。家族全員がゆとりを持ってくつろぐことができます。
【2階建て】キッチンへアクセスしやすいガレージ


ガレージから玄関を通らずに直接LDKにアクセスできるよう計画した間取りです。駐車場から玄関ドアを経由して家に入る場合、重い荷物を抱えていくつも扉を開けなければなりません。この点、ビルトインガレージのある家は家の中に直接入ることができるため、動線がコンパクトでスムーズなのが特徴的です。
2階へもアクセスしやすいよう、階段はビルトインガレージとLDKの間に配置しました。帰宅後すぐに着替えたい場合なども便利ですね。
【2階建て】2階に居住スペースを集約した住居兼オフィス


こちらは住居兼オフィスです。ゲストが来ることを想定して広めの駐車スペースが欲しいというお客様の要望に合わせ、1階部分の南西側にビルトインガレージを配置しました。
通常、2台分の駐車スペースであれば9坪程度が目安となりますが、こちらの間取りはガレージに約12.3坪の広さを確保。来客が大きめの車で来訪しても駐車できるよう、余裕を持ったサイズです。
2階は家族のくつろぎスペース。広々とした29.1帖のLDKには、バルコニーに面する大開口が設けられており、リビングに自然光が差し込みます。1階と2階で役割をはっきりと分割したことで、オンとオフのメリハリをつけやすい家になりました。
【2階建て】リビングから愛車を眺められる大きな窓が魅力


LDKからお客様自慢の愛車を眺められるよう、ビルトインガレージをLDKの隣に配置し、ガラス窓で仕切りました。リビングから車を眺めながら食事やお酒を楽しめるのは、ビルトインガレージならではの楽しみです。ガレージの様子はエントランスからも見えるようにしたので、自慢の愛車をインテリアの一部にできます。
こうしたガラス張りのガレージは美観だけでなく防犯面でも優れています。リビングに人が居れば異常に気付きやすく、人が居れば愛車の盗難などを防ぐことが可能です。高級車をお持ちの方などにおすすめできます。

30坪〜40坪台のビルトインガレージのある家の建築実例
ビルトインガレージのある30坪〜40坪台の家はどんな住み心地なのか、今ひとつイメージが掴みにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、フリーダムアーキテクツに設計をお任せいただいたビルトインガレージ付きの家の一部を、写真付きで紹介します。
幾何学的な空間にマッチしたシンプルなガレージ

CASE653 せんのいえ
お客様の大型車が余裕を持って駐車できるよう、広めのビルトインガレージを計画した住まいです。玄関がガレージ側についており、車から室内への移動が楽にできます。2階の居住エリアの直下をガレージスペースとしているため、開放感がありシンプルながら無駄のないデザインになりました。
ガレージの仕上げには、外壁やルーバーと調和する土間コンクリート仕上げを提案しました。耐久性が高く、デザイン面でもすっきりと洗練された印象となっています。
グリルシャッターで開放感が感じられるガレージ

CASE728 My Style Home
こちらの家では、画像奥側と手前側に、合計3台分を駐車できるビルトインガレージを計画しました。大型の車も余裕をもって車庫入れできるよう、広めのスペースを確保してあります。
前面のシャッターはガレージ内部が透けて見えるグリルシャッターをご提案しました。開放感があるだけでなく、前面が格子状になるため、空気がこもりやすいガレージの通気性を確保できます。
夜間は、エントランスと同じカラーの照明でガレージをライトアップ。万一侵入者があったときも前面通路から中が見えるため、愛車の盗難対策になり安心して駐車できます。
リゾート感がありゆったりと駐車できる2台分のガレージ

CASE745 自由が丘の家
こちらはリゾートをイメージして設計された自由が丘の家です。広めの駐車スペースが欲しいとのご要望があったため、1階を丸ごとビルトインガレージにし、大型の車2台が余裕をもって駐車できる形をご提案しました。
左側の通路は、居住スペースに続く門扉が付いています。ガレージの奥には、出入り口のシャッターを閉めることを考慮して、室内へと続く扉を設置しました。これにより、内側からシャッターを閉め、そのまま家に入れるコンパクトな動線になっています。重い荷物や子どもを抱えての帰宅にも便利です。
プライバシーを高めたシンプルなガレージ

CASE727 ライトコートハウス
こちらの家は、前面道路からのプライバシー確保に特にこだわって設計を行いました。通行人からは内部が見えないようになっていますが、外からの視線を遮りながら採光を確保できるよう間取りをご提案しました。
ビルトインガレージは、車2台が余裕を持って駐車できる広い造りにし、シャッターを降ろすことで外から中は見えなくなります。車がないタイミングでは、家族だけの憩いのスペースとして利用できます。
住居棟とガレージを分けたデザインが印象的な住まい

CASE698 「景の家」
土地の奥行きを活かして、住居棟とガレージを分けた設計としました。ガレージが目隠しとなることで、住居のプライバシーを確保できます。住居棟とガレージは似たテイストの外壁材を使用し、建物全体に一体感を持たせられるようデザインしています。ガレージの脇から住居へ続く小道が印象的ですね。
ガレージのスペースは広めに取るようご提案を行い、普通車を2台並べて駐車できるようにしました。住居と離すことで間取りを圧迫せず、しっかりと駐車場を確保しています。
青い外壁が映えるビルトインガレージ付きコートハウス

CASE601 ドマノイエ
お客様の愛車が余裕を持って駐車できるよう、しっかりとスペースを確保したビルトインガレージのある家です。大型車でも余裕を持って出入りできるよう、ガレージの開口部は大きめの設計にしてあります。シンプルなデザインながら、青い外壁が目を引きますね。
ガレージの内部を住居の中庭とつなげ、玄関を経由せずに室内にアクセスできるよう動線を作りました。引き戸を開ければLDKまですぐに移動できるため、買い出しの荷物も楽に運べます。
ビルトインガレージを備えた、ホテルライクなラグジュアリーハウス

CASE251 Luxury Lounge
ホテルのような洗練された印象の家に、というお客様のご希望によりデザインされた住まいです。オフホワイトの外壁がリゾート地のような高級感を演出しています。
ビルトインガレージは、お客様から生活スタイルを聞き取り、2台駐車できる広めの設計にしました。シャッターは外壁色のアクセントとなる木目調を採用しています。

おしゃれで快適なガレージハウスを建てよう
ガレージハウスは、敷地が大きい場合だけの特権と思われることもあるのですが、実はコンパクトな住宅でも建てられます。30坪〜40坪台でも十分実現できますので、気になる方はぜひ検討してみてください。
ただし、土地の位置するエリアによって、建てられる家の広さや階数が異なるので、不安であれば土地探しから依頼できる不動産会社を探すことをおすすめします。
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「ビルトインガレージハウス」に関する実例

30坪〜40坪のビルトインガレージの間取りに関するよくある質問

ビルトインガレージのある家を検討されているお客様からよく寄せられる、以下の質問をご紹介します。
・Q.ビルトインガレージの固定資産税ってどうなるの?
・Q.防犯対策はどう工夫すべき?
・Q.ガレージの排気・音・臭い対策は?
具体的な対策まで紹介していますので、参考にしてください。
ビルトインガレージの固定資産税ってどうなるの?
固定資産税の計算をする際、ビルトインガレージは建物の一部と見なされることが多く、家の固定資産税の課税対象に含まれることが一般的です。
「容積率緩和措置の対象になるから税金はかからないのでは?」とお問い合わせをいただくことがあるのですが、こちらは建築基準法上のルールとなります。延べ床面積の5分の1を上限として、容積率の計算から除外されますが、あくまで「建てられる家の大きさ」に関わる規定です。固定資産税とは無関係で、税金は免除されない点に注意してください。
駐車スペースをビルトインガレージにすることで、税金がどの程度増えるか心配であれば、その点も合わせて設計事務所に相談してみてください。
防犯対策はどう工夫すべき?
ビルトインガレージの防犯対策としては、以下が挙げられます。
・シャッターを電動タイプにする
・ガレージ内や室内へのドアは頑丈なものを採用する
・センサーライトを点ける
・防犯カメラを設置する
・室内へのドアは二重ロックできるタイプにする
複数の対策を実施して連動させたり、スマートフォンに連絡が届くように設定すると、より効果的です。必要に応じてホームセキュリティサービスの導入も検討できます。
ガレージの排気・音・臭い対策は?
ビルトインガレージのある家では、室内でエンジンをかけることになるため音に配慮が必要です。空気もこもりやすいため、排気や臭いの対策もしっかりしておきましょう。
具体的には、以下のような対策が可能です。
・換気扇や窓で空気を入れ換えられる設計にする
・ビルトインガレージの臭いが住居に漏れないよう気密性を高める
・防音素材や二重窓などで音漏れを抑える
・寝室やLDKをガレージから離して配置する
しっかりと対策をすれば、ビルトインガレージと室内の快適さは両立できます。実績の豊富な設計事務所に相談し、予算に合わせた方法を検討してみてください。
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。