住まいの設計2018年1月ー2月号
実例に見る「デザイン住宅」完成までのプロセス
フリーダムなら土地探しから資金計画まで全面サポート
土地探しから資金計画、設計までワンストップでサポートするフリーダム。今回は土地探しから始めた実例を通じて、どのように土地を選び、資金計画を立て、独自のデザイン住宅を完成させたかを紹介しよう。
自然や家族とつながる踊り場のある家
Kさん夫妻は3歳と1歳の男の子との4人暮らし家の新築にあたり、設計だけでなく土地選びからサポートしてくれる会社を探し、住宅のデザインも気に入ったフリーダムアーキテクツデザインに相談することにしたという。
同社には土地探し専門のスタッフがおり、まず希望エリアや資金面をヒアリングし、土地と建物にかけられる総額を割り出したうえで、ふさわしい候補地を探してくれる。
夫妻は車2台を所有しているため、ある程度広い土地が必要だった。そこで、土地代を抑えて建物に回すべく、候補地選びは駅から遠くても環境がよい郊外地へとシフト。2件目で購入を決めたのが、現在の敷地だ。
実はこの土地、一般には敬遠されがちな市街化調整区域。家の建設は可能な場合もあり、将来転売しづらいリスクはあるものの、価格はかなり割安。
周辺は自然が残る緑豊かな地域で、長く落ち着いて住むなら掘り出し物といえる。
設計にあたった川西さんは、土地を見たときの印象をこう語る。
「敷地には3段の段差があり、手前は鬱蒼としていて、正直うちのスタッフはエラい土地を見つけたなと思いましたが、1件目の土地より広い家が建ち、かつ予算内に収まるので、やるしかないと直感しました。
『フリーダムなら、きっとうまくやってくれるだろう』というご夫妻の熱いまなざしも感じましたしね(笑)」
川西さんは土地のレベル差を生かし、1階のLDKと2階の間に、階段の踊り場を拡大したような三角形の書斎コーナーを配置。
この中2階部分を、道路面より上がった敷地の東側の中ほどに突き出して設けることで、その下に駐車場を確保した。
大きな窓から隣地の緑が見下ろせる巨大な踊り場は、光を階下に導き、家族の気配を伝える役目も果たす。
こうして完成したのは、広い土間、LDK、踊り場、2階と全体が連続する開放的な住まい。のびのび遊ぶ子どもの様子や家族のつながりが目に見えるようだ。
■SUMAI no SEKKEI (住まいの設計)
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出版社: 扶桑社
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