住まいの設計2015年5月ー6月号
天井高と白黒の対比で
鮮やかに変化する空間
東京・中野区 Mさんの家
家族構成/夫40代 妻40代 長男10代 長女10代
高さ7mの吹き抜けを囲みLDKと子ども室を配置
白黒ツートンの外壁に、庇を長く伸ばした玄関の中は、床に敷かれたダークグレーのタイルが印象的なホール。シックな木の天井の下を抜けると、目の前に白い内装に輝く吹き抜けが広がる。空間のボリュームと色彩のコントラストが、Mさんの家の最大の特徴だ。フリーダムアーキテクツデザインの設計担当者と一緒に、スタディを重ねてつくりあげた。
全館空調のダクトを入れるため、キッチンやリビングの天井高は2・2mと低め。その代わり、中央の吹き抜けは7m以上とダイナミックな高さだ。2階は吹き抜けを挟んで長男と長女の部屋が向かい合う。長男の部屋からは吹き抜けに設けたポールを伝って下りる、楽しいシカケも。このポールと2階廊下や階段の手すりを黒く染め、ダークな家具で仕上げた。 主役となる家族の個性が引き立つ、シンプルでシャープな背景だ。
■SUMAI no SEKKEI (住まいの設計)
暮らしたくなる家がきっと見つかる!
住まいの総合専門誌
隔月刊誌:奇数月21日発売
出版社: 扶桑社
http://www.fusosha.co.jp/sumai/