住まいの設計2015年1月ー2月号
大小の箱が重なり合う外観。室内は色と素材で演出
愛知県・小牧市 Tさんの家
家族構成/夫29歳 妻25歳 長男4歳 長女3歳
建物のボリュームを分散し圧迫感なく個性的な外観に
幹線道路から少し入った、のどかな住宅街。空の青さが印象的なこの場所に新しい家を建てるにあたり、フリーダムアーキテクツデザインの設計スタッフは、周辺に圧迫感を与えない外観デザインを心掛けたそうだ。東西に長い敷地に光を採り入れるため、中央南側に中庭を設け、その周りに、必要なスペースを適度に分散させながら配置した。道路から見ると、大小の箱が重なり合っているように見える建物だ。奥はシルバーブラックの金属外壁、前面は白と木の組み合わせで、シャープでありながら温かみも感じさせる。
雑貨好きの建て主夫妻の好みに合わせ、内装は個性的な素材や色使いで演出。リビング内の階段は天井から吊っているようなデザインにして、美しさと安全性を両立させた。わんぱく盛りの子どもたちが元気いっぱいに駆け回り、いつも笑い声が絶えないそうだ。
床・天井にこだわる代わり壁はビニールクロスで統一
外壁やリビングの床・天井材にはこだわったが、壁材は安価なビニールクロスで統一。色を変えることで部屋ごとに個性を持たせた。洗面台はシンプルに、浴室もユニットバスにして、お金のかけ方にメリハリを付け、コストを調節した。
■SUMAI no SEKKEI (住まいの設計)
暮らしたくなる家がきっと見つかる!
住まいの総合専門誌
隔月刊誌:奇数月21日発売
出版社: 扶桑社
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