GOETHEVol.13
Q. 土地が見つからない。
建売に妥協すべきかどうか?
僕たちの土地探しは、まず建てたい家のイメージのヒアリングから始まる。その要望をもとに、仮の土地でプランを作成。このプランで、お客様は自分のイメージが具現化された建物とともに概算も確認できるので、土地にかけられる予算も割りだせる。先に高額な土地を購入したために、設計で妥協を強いられるのはよくある話。建物を重視すれば、予算の面から変形地や旗竿敷地なども候補に挙がって選択肢も増加することに。そしてそういう土地を活かす設計こそ、僕らの腕の見せ所だ。 以前より展開中の、地主様から預かった土地を分割販売する「みんとち」は、人気エリア限定ゆえ土地入手には時間が必要。しかし新たな事業部の土地探しは、あくまでお客様本位。人気の土地にこだわらず、予算・プランに合わせ、より迅速な土地探しが可能となった。 設計事務所でありながら不動産流通事業もできるのは、注文住宅受注件数全国No.1というスケールメリットがあればこそ。だが、ビジネスとして捉えれば、建売やマンションを売るほうが正直ラクだろう。しかし目先の利益追求ではなく、あくまでも「お客様が満足できる家造り」というのが僕らの理念。土地から、マネー・プラン、納得の間取りまで、家造りのすべてをサポートする設計事務所、それが僕らフリーダムなのだ。 そのための事業アイデアは、まだまだ尽きない。フリーダムの今後に乞うご期待! Text=牛丸由紀子 Photograph=柳内 悠 Illustration=村林タカノブ
フリーダムの道 掟破り
この4月に立ち上げたフリーダムの新事業、それが「不動産流通事業部」。設計事務所が不動産?その新しい試みこそがフリーダムのやり方だ。
実は家を建てようとする人のほとんどが、同時に土地を探している。フリーダムに相談に来られるお客様でも約50%にも上る。しかし、ハウスメーカーは基本的に土地所有の人がメイン顧客。ゆえに、会社をあげて土地探しをサポートする体制にはなっていない。
となると頼るのは不動産仲介業者なのだが、そこに問題が。というのも仲介業者の利益は手数料。だから、土地価格だけより、土地+建物となる建売価格で売りたいのは当たり前。土地売買の場合でも、建築するハウスメーカーなどから別途紹介料を得られる「建築条件つき」にしてしまう。よい土地はほとんど市場には出ず、出ても高額。だから仲介業者も手間のかかる土地探しには力を入れず、お客様の意に反し建売やマンションを勧めることが多々あるのが現状。僕もこの業界に入って知ったこのカラクリ。
これでは納得できる家造りなんてできやしない。そんな常識を打開するために立ち上げたのが、この新たな事業部なのだ。
理念とビジネスモデル
僕たちの土地探しは、まず建てたい家のイメージのヒアリングから始まる。その要望をもとに、仮の土地でプランを作成。このプランで、お客様は自分のイメージが具現化された建物とともに概算も確認できるので、土地にかけられる予算も割りだせる。先に高額な土地を購入したために、設計で妥協を強いられるのはよくある話。建物を重視すれば、予算の面から変形地や旗竿敷地なども候補に挙がって選択肢も増加することに。そしてそういう土地を活かす設計こそ、僕らの腕の見せ所だ。
以前より展開中の、地主様から預かった土地を分割販売する「みんとち」は、人気エリア限定ゆえ土地入手には時間が必要。しかし新たな事業部の土地探しは、あくまでお客様本位。人気の土地にこだわらず、予算・プランに合わせ、より迅速な土地探しが可能となった。
設計事務所でありながら不動産流通事業もできるのは、注文住宅受注件数全国No.1というスケールメリットがあればこそ。だが、ビジネスとして捉えれば、建売やマンションを売るほうが正直ラクだろう。しかし目先の利益追求ではなく、あくまでも「お客様が満足できる家造り」というのが僕らの理念。土地から、マネー・プラン、納得の間取りまで、家造りのすべてをサポートする設計事務所、それが僕らフリーダムなのだ。
そのための事業アイデアは、まだまだ尽きない。フリーダムの今後に乞うご期待!
■GOETHE (ゲーテ)
仕事を充実させ、その哲学を人生に反映させている人間たちの
物語を凝縮した、ライフスタイルマガジン
月刊誌:毎月24日発売 発行: 幻冬舎
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