住まいの設計2014年7月−8月号
庭の樹木と、建物の木と。景色と質感にこだわった家
名古屋市・緑区 Eさんの家
家族構成/夫30代 妻30代
理想の空間を実現するため写真やスケッチで検討
名古屋郊外の成熟した住宅街に建つEさんの家。玄関前にそびえる緑濃い1本の木が印象的だ。以前から敷地にあったこの木の存在が、家づくりのポイントになった。
Eさん夫妻が望んだのは、木に迎えられて帰宅し、家の中からも緑が眺められる住まい。駐車場に車を停めたあと、木陰を巡って玄関に入る動線になっている。
内装は、木の質感を生かしながらも、くどくならないバランスを追求した。Eさん夫妻が集めたイメージ写真を参考に、フリーダムの担当者が何度も図面やスケッチを描き、打ち合わせを重ねたそうだ。空間の展開や光の採り入れ方にもこだわった。 玄関は吹き抜けで2階LDとつながり、自然光がたっぷり入る。その中を上がっていくと、窓から木が見える仕掛け。バルコニーに面したLDは、木の梁だけ残して白く仕上げた天井が空へ伸び、心地よい広がりが感じられる。
■SUMAI no SEKKEI (住まいの設計)
暮らしたくなる家がきっと見つかる!
住まいの総合専門誌
隔月刊誌:奇数月21日発売
出版社: 扶桑社
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