平屋の外観をおしゃれに仕上げるには? ポイントや失敗例を解説

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平屋の外観をおしゃれに仕上げるには? ポイントや失敗例とは

平屋を建てるとき、外観を決めるのは難しいものです。できれば、平屋ならではの特徴を最大限に活かしたいところですよね。平屋は敷地の広さがある程度必要ですので、2階建てに比べると数は少ない傾向です。しかし、だからこそ希少性があり、他の人とは違うオリジナリティが発揮できるでしょう。

平屋の外観で気をつけるべきポイントは屋根、窓、外壁などが主になります。この記事では外観デザインで失敗するパターンをまず紹介し、平屋の外観で押さえるべきポイントを解説していきます。

平屋の外観デザインの失敗例 

平屋住宅の外観を決める際に、失敗しがちなパターンを4点紹介します。

まず、全体のイメージが固まっていない段階で、外観をパーツで決めてしまう場合です。素材や色でいいものが見つかると、それを使いたくなる気持ちはわかりますが、パーツだけで選ぶと失敗する確率が上がります。外壁を決める前には必ず、全体像のイメージができあがってからにしましょう。

次に、テラスに実用性がないパターンです。平屋住宅には2階がないため、洗濯物は1階に干すことになります。しかし、テラスを一応作ったものの、庇(ひさし)がほぼ無いような作りにしてしまうと、雨や鳥の糞などを防げないこともあるでしょう。テラスはデザインだけでなく、実用性を考慮することが大切です。

3点目のポイントとして、屋根の大きさにも注意しましょう。平屋住宅は1階の面積が広くなるため、それに比例して屋根も大きくなります。大きな屋根を利用して、太陽光発電のソーラーパネルを設置することもできます。しかし、屋根が大きいことのデメリットもあります。たとえば、大雨が降った際にその雨を受ける面積が大きいため、どこかの箇所で雨漏りする可能性が高くなります。

最後に、窓の大きさについてです。平屋は1階部分しかないため、可能なら大きな窓を設けたっぷり採光を行い、開放感のある住まいにしたいことでしょう。しかし、大きな窓は外部から家の中が見えやすくなってしまいます。家の前の人通りが多い場合は、窓の大きさをよく検討した方がいいでしょう。

外観デザインをおしゃれに仕上げるポイント

CASE228 ワンストーリーハウス

平屋住宅の外観を考えるときは、まず屋根を意識しましょう。平屋の場合必然的に屋根は低く外から見える屋根の面積が広くなるため、その家の外観を印象づける重要ポイントになります。家全体のバランスを見ながらおしゃれになる、屋根の形や色、素材を選ぶといいでしょう。

バルコニーも平屋の外観に大きく作用します。平屋は面積が広いため、日当たりの加減がバラバラになったり、風通しが悪い部分ができてしまったりすることがあるかもしれません。日当たりのいい所は、リビングなど長い時間くつろぐ部屋に割り当てるのが基本ですが、洗濯物を干す場所としてバルコニーを設けるのもいいでしょう。ウッドバルコニーなど自然素材のバルコニーは、柔らかさとともにおしゃれさも演出します。

最後に窓のサイズです。窓のサイズを工夫するだけで、外観の印象が大きく異なってきます。大開口の窓を設けると開放的でおしゃれな平屋になるでしょう。しかし、窓の大きさは外部からの視線を考慮することも大切です。家の前の人通りが多く外からの視線が入りやすい場合、プライバシーの面で問題が出てくるかもしれません。

その場合は塀を設けたり、開放感を維持したい人は生垣などで視線を遮断したりするといいでしょう。また、やや小さめの窓を組み合わせると、プライバシーを守れるとともに個性的なおしゃれさを演出できおすすめです

平屋の外観のテイストを決めよう

平屋の外観デザインを検討する場合、まずはどのようなテイストにしたいのか決めましょう。カタログや住宅専門誌などを見て、できるだけ具体的にイメージしておけば、設計者に自身の希望を伝えやすくなります。

住宅会社によって、得意とする外観デザインは異なります。好みのテイストが分かっていれば、理想を実現してくれる依頼先を選びやすいでしょう。

シンプルモダン

外観がシンプルな平屋には、「どんな街並みにも合う」「飽きがこない」といったメリットがあります。モダンテイストを取り入れることで、周辺の環境とのバランスを保ちながら、おしゃれに差をつけられます。

平屋の外観をシンプルモダンに仕上げるには、グレー、ホワイト、ブラウン、ブラックといった、ベーシックカラーを配色のメインにするといいでしょう。同系色やツートンカラーでまとめれば、スタイリッシュに仕上がります。

配色だけでなく、屋根もシンプルなタイプを選ぶのがポイントです。一方向に傾斜を持つ「片流れ屋根」や、勾配がない「陸屋根」が似合います。

外観がシンプルなので、アクセントとして木製の玄関扉や縦長窓を取り入れ、温もりをプラスするのもおすすめです。

ナチュラル

景観に馴染むデザインは、ナチュラルテイストが好きな人にぴったりです。ホワイトやブラウン、ベージュをメインに、自然素材を取り入れると温かみを演出できます。玄関ドアや軒裏、外壁、窓枠など、外観にも木目調や木製素材を効果的に採用しましょう。

モダンスタイルとミックスした「ナチュラルモダン」が好みなら、グレーとブラックを使うのも方法です。モノトーンカラーでも自然素材であれば、クールになりすぎません。

屋根は、本を半分に開いて伏せた形状の「切妻屋根」や、片方に勾配のある「片流れ屋根」などシンプルなデザインを選ぶといいでしょう。素材や色の温かみが引き立ちます。ウッドデッキや庭の植栽も同時に考えながら決めると、統一感のある平屋が作れます。

和モダン

和モダンテイストの平屋は、料亭や小料理屋を思わせる落ち着いた雰囲気が特徴です。外観全体をシンプルモダンにまとめ、昔ながらのデザインをアクセントで取り入れると、センス良く仕上がります。外壁のメインの配色は黒やベージュを選び、木目調や木製の素材でポイントを作りましょう。

格子の窓や瓦の屋根、行灯型の照明など、和を感じさせる要素を取り入れると、落ち着いた雰囲気に仕上がります。また、ホワイトやオレンジを挿し色として活用するのもおすすめです。和モダンテイストに必要な、温もりを演出できます。外壁の素材に木を採用し、経年変化を楽しんでもいいでしょう。

デザインのアクセントとなる平屋のテラスとは

平屋のテラスは目立つので、おしゃれに仕上げたい場合はこだわりたいポイントです。具体的には、おしゃれ感をアップしつつも実用的なテラス・ウッドデッキがあります。セカンドリビングとして人気があり多くの家庭で取り入れられ、家族の憩いの場として活用できます。

さらに、洗濯物や布団干しなど家事にも活躍するため実用的です。導入する際の注意点として、周辺の自然環境をチェックしておくことが挙げられます。自然が豊かなエリアに家がある場合、虫や野鳥などが近寄りやすくなります。蜘蛛の巣や鳥の糞などを処理しなければなりません。

テラスと同時に庭をデザインする際は、庭のメンテナンスも考慮する必要があるでしょう。木を植えたときは小さな苗木でも成長すると、ウッドデッキに干渉することや、デザイン的にマッチしないケースもあります。成長するとメンテナンスにも手間がかかるので、将来的にどのように管理していくのかを考えることは大切です。

外観の色使いはどうすべき?

平屋住宅の外観を印象付ける要素のひとつとして外壁の色はとても大切です。色使い次第で、モダンでおしゃれにしたり、シックでクールな雰囲気にしたりできるでしょう。

一般受けしやすい色はグレーや白色といわれています。しかし、白系統にした場合は光のあたる角度によって汚れが目立ちやすいケースがあることを覚えておきましょう。

複数の色を組み合わせるとき、全体を引き締まった印象にしたい場合は基本色を多めに使うようにしましょう。白やグレーなどの基本色の割合を大きくすることで、統一感を出すことができます。たとえば、白色8割、黒色2割、肌色1割のような組み合わせにすると、穏やかでまとまった配色になります。まとまった印象ではなく、きわだった配色にしたいときは、モノトーン系以外の色をメインに使うのがポイントです。たとえば、緑とオレンジ、赤と肌色などの配色がそれにあたります。

色合いは日の当たり方や場所で印象が変わるものです。色合いを簡単に確認する手段として、塗料メーカーが製作している色見本帳や、塗り板を使う方法があります。家が実際に建てられる場所で、これらを使えば、日当たりによる色の雰囲気も確認が可能です。色見本帳や塗り板は住宅会社の担当者に依頼することで手にいれることができるでしょう。

外壁についてはこちらの記事でも解説しています。より自分の理想に近い、おしゃれな平屋を手に入れたい人は、ぜひ参考にしてください。

おしゃれな外観の平屋の建築実例

平屋の住宅デザイン事例をいくつか紹介します。

鮮やかな群青色の外壁と片流れ屋根がおしゃれな平屋

閑静な住宅地に建つ平屋住宅。鮮やかな群青色の外観には、板張りのアクセントが加わり、明るい印象に仕上がっています。片流れ屋根も目を惹くおしゃれなデザインです。

内部は大小2つの中庭と勾配天井により、伸びやかな空間を演出。特に南側に配した中庭は、大開口の窓を開け放つことでLDKとの繋がりが生まれ、開放感がより広がります。様々な工夫を凝らし、コンパクトな敷地を感じさせない、広がりのある住宅となりました。

CASE447 CASA Oltremare

ナチュラル和モダンのテラスが印象的な平屋

田園風景の広がる伸びやかな敷地に、周りの環境を阻害しないように建物の高さを抑えた平屋を計画。水平に広がる伸びやかなプランに、LDKは高さ方向にも強弱をつけ、吹き抜けを設けた開放感のある魅力的な空間に仕上げています。

外構や外壁に木材を多く使用し、自然豊かな環境に溶け込むようなデザインとしています。

CASE671 実りの平屋

5枚の外壁が格好よくおしゃれな平屋

『とにかく格好いい住宅を』、そんな要望から設計をスタートしました。プライバシーを確保しつつ開放性のある中庭を持つコートハウスです。

外観の特徴でもある5枚の壁が内部にも繋がり、建物全体の空間を構成しています。唯一無二の格好よくおしゃれな平屋になりました。

CASE515 WALL

おしゃれでかっこいい外観の平屋を作ろう

2階建て住宅に比べて数は少ないものの、平屋にも外観デザインのバリエーションがいろいろあります。シンプルな昔ながらの平屋もあれば、大きい1枚屋根で特徴を出したり、子供が遊ぶための空間を広く取るために、変形したりする平屋もあります。

外壁はグレーや白でシンプルにまとめてもいいですし、ポップなカラーを取り入れてアクセントをつけてもおもしろいです。平屋ならではの特徴を活かしつつ、自分好みの外観デザインを実現させましょう。

フリーダムアーキテクツには「家づくり」に関する各種相談窓口がございます。おしゃれな平屋の家づくりを検討されている方、土地をお探しの方、新築・中古問わず住宅の購入を検討されている方、すでにフリーダムアーキテクツとご契約されている方など、どのようなご相談にも無料でお答えいたしますので、お気軽にご相談ください。

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