インタビュー
スポーツやキャンプなどのアウトドアやDIYなど多くの趣味をお持ちのSさん。幼いころからご実家で鳥小屋や犬小屋を造られるなど、DIYの経験も豊富にお持ちで、今回の家づくりの際もDIYをする余白を設けたこだわり満載の住まいを叶えられました。そんなSさんに、こだわりの住まいが完成するまでのエピソードと完成宅での暮らしを伺ってきました。
「トランクルームを借りて趣味の道具を収納するなど、マンションに住んでいた頃は空間の狭さが気になり、いつかは戸建て住宅が欲しいなと思っていました。家づくりのきっかけは、関東へ転勤で戻ってくることになったことです。結婚当初にたまプラーザ近辺に住んでおり、その時の印象が良かったこと、お互いの実家も近い事から、家を設けるのはこの近くにしたいと決めていました。また、妻の母との二世帯住宅にすることも決めていました。」
3、4年の転勤期間を経て、関東へ再度転勤が決まったタイミングで家づくりを始められたSさん。転勤で関東を離れておられた間は、近くの住宅展示場を周り、イメージづくりをされていたそうです。
「住宅会社選びでは、価格とデザイン性のバランスが良い設計事務所にしたいと考えていました。そこで、仮住まいを探しに来た際に、フリーダムさんにも相談予約をしました。初回相談の時は、希望の間取りや部屋数などを聞かれると予想していたのですが、実際は“どんな暮らしをしたいですか?”と質問されたのに驚きましたね。土地探しもしてくれること、担当者さんとの信頼関係を築けたと感じたことでフリーダムさんに決めました。」
住宅に関するお仕事に携われているご主人様。ハウスメーカー、工務店、設計事務所のそれぞれの特徴をご存知であったことから、こだわりの家づくりが叶えやすい設計事務所に絞り住宅会社探しをされていました。
「土地探しは、ネットで検索をすることが多かったです。趣味でランニングもしているので、気になる土地を見つけると、ランニングコースに入れて見に来ていました。家族で見学したのは4件程です。重視したポイントは、学校・公園・駅までの距離と価格、フラットな敷地と、空地になっていることです。今の土地は、2世帯住宅が建てられる広さで重視していたポイントと総合的に見て決めました。」
高低差がある土地では建築費用が上がること、古家付きの土地では解体費用がかかるなど、選ぶ土地によっては家を建てられるようにするためのコストがかかることがあります。こだわりたいことに、予算をかけられるよう、土地の条件にもポイントを置かれていました。
「家づくりのテーマは、充実した収納スペースとセカンドリビングのようなフリー空間がありBBQの出来る家です。間取りで叶えたかったことは、以前に住んでいた南向きのマンションが冬でも暖かく快適だったので、自然光を沢山取り込める住空間で広いリビングにしたいと思っていました。この土地は、南側に住宅があるので中庭を設ける提案を頂きましたね。」
実は、初回提案のプラン内容から大きな変更なく設計を進められたSさん。初回プランをご覧になった時に抱かれた暮らしのイメージと完成宅での暮らしで、印象が変わったことを伺ってみました。
「初めに見せていただいた図面で感じたことと、実際住んで印象が違ったということは基本ないです。ファサードに設けたルーバーからもっと日差しが入るかなと思っていたことくらいです。しかし、遊びに来てくださった方が明るいと驚いてくれるほど、明るい住空間が叶いましたよ。」
中庭と東側の庭に面して大開口を多く設け、明るい光で包まれたような住空間に仕上げられています。またダイニングを吹き抜けにし、LDKから2Fのスタディスペースまで連続した空間で開放感を高めた造りにされています。
「吹抜けを介して空間が繋がっているので、どこにいても家族の声が聞こえてきます。2Fホールには、スタディスペースを設けているので、本を読んだり、子供が勉強をしたりと、壁が無いので一体感を感じる空間になりました。子供も部屋にこもらず、家族の目が届くところで、遊んでくれていますよ。」
リビングから少し離した2Fホールにスタディスペースを設けることで、家族の気配を感じながら、勉強や読書に集中しやすい居心地の良い空間にされています。
「外観で重視したことは、正面の見せ方です。スクエアに見えるフォルムに、中庭は外からの視線を遮り、光を通す格子にしています。玄関周りに奥行きを持たせたいと思い、扉の両サイドはクリアなFIXガラスにしました。玄関内に植物を置くことで、中が見えすぎないようにもしています。ランニングしている時に見かけていいなと感じた、切り文字の表札や塗り壁のパターンも採用しました。」
担当者も驚いていたのが、塗り壁の塗りパターン指定。太陽光の下で時間帯を変え、色味の検討を深められる方は多くおられますが、コテで塗った際に出来る質感の違いなど細部に至るまで検討されていました。
「内観は、フリーダムさんの実例や様々な雑誌を参考にしました。収納室の内部は置きたいモノに合わせてDIYで仕上げ、居室やLDKなど魅せるところとメリハリをつけコストバランスを取りました。こだわりポイントは、ダイニングキッチンの床を土間にしたいと考えていましたが、メンテナンス性を考慮して土間のように見えるタイルにしたことと、珪藻土です。2Fの居室は雑誌で見かけたラワン合板仕上げが気に入り、採用しました。」
お子様の部屋には、ウォールクライミングを取り入れられるなど、お子様が楽しく過ごせる空間づくりもされています。ここで、DIYされた空間の仕上がりや、これからDIYを重ねていきたい空間を伺ってみました。
「DIYは、全部上手くいったと思います。お風呂の坪庭や庭のフェンスの横板付け、水はけがよくなる配管を中庭と庭に入れるのもDIYでやりましたよ。これから、庭の芝生をもう少し直したいなと思っています。」
等間隔で綺麗に仕上げられたフェンスや、バスタブにつかりながら見える坪庭など、収納室だけでなく多くの箇所をDIYし、暮らしを満喫していただけているご様子です。
「設計の段階が面白かったですね。木の色合いや幅など悩むこともありましたが、ひとつひとつをショールームで実際の商品を見て触れて決めていけたので。家族のお気に入り空間は中庭です。コの字型にしたのが良かったですね。春から秋は、プールやBBQ、ハンモック、椅子を出して晩酌するなど、フル活用で楽しんでいます。」
LDKとフラットに繋がった中庭は、空間を広く見せてくれるだけでなく、出入りのしやすさから四季を楽しむアウトサイドリビングとして、暮らしを豊かにしてくれているようです。その他にもご主人様は、玄関やスタディスペースもお気に入りですと笑顔で話してくださいました。こだわりを積み重ね完成した住まいで、中庭や吹抜けが家族を繋ぎ、笑顔の絶えない楽しい暮らしが築かれています。
無料住宅作品集の取り寄せ
フリーダムのコンセプトブックが新しくなりました。約40の実例写真・間取り・価格をご紹介。資料請求いただいた皆様に、無料でお届けします。
注文住宅・デザイナーズハウス
の建築実例を探す
全国で年間約400棟の注文住宅を
設計しているからこそ、事例も豊富
この記事を書いた人
FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。