CASE627 HOUSE . GARAGE HOUSE
ガレージハウスに憧れがあり、「夢だったからこそこだわりたい」「大切な車をかっこよく見せたい」などの思いがあると、注文住宅で建てる際にたくさん悩んでしまいそうですよね。
この記事ではカレージハウスの種類や特徴、メリット・デメリットを解説します。費用相場や人気の建築実例も紹介するので、参考にしてください。
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目次
- 1 ガレージハウスとは
- 2 「ガレージハウス」で人気の建築実例
- 2.1 CASE728 My Style Home
- 2.2 CASE301 ガレージハウス
- 2.3 CASE637 『Assemble』
- 2.4 CASE627 HOUSE . GARAGE HOUSE
- 2.5 CASE534 【Mod】el
- 2.6 CASE617 赤い玄関扉が映える印象的な狭小住宅
- 2.7 CASE639 外観に4枚の壁を持つ特徴的な住まい
- 2.8 CASE645 シンプルな外観が内包する開放的な空間
- 2.9 CASE739 暮らしの想いを形にしたガレージハウス
- 2.10 CASE606 都心の夜景を堪能する、少し大人の空間
- 2.11 CASE728 夢を叶えた安心して楽しく暮らせる住まい
- 2.12 2022年最新版 注文住宅ランキング
- 3 「ガレージハウス」の種類・特徴
- 4 ガレージハウスの魅力・メリット
- 5 ガレージハウスのデメリット
- 6 ガレージハウスに必要な広さ
- 7 【坪数別】ガレージハウスの間取り案
- 8 「ガレージハウス」の価格相場
- 9 「ガレージハウス」検討時の注意点
- 10 おしゃれな空間にするコツ
- 11 ガレージハウスの印象を左右するシャッターの素材の種類
- 12 ガレージハウスのシャッターは電動式と手動式のどちらを選ぶべき?
- 13 注文住宅で建てる「ガレージハウス」についてフリーダムアーキテクツにご相談ください
- 14 注文住宅で建てる「ガレージハウス」についてのよくある質問
ガレージハウスとは
CASE391 horizontal
ガレージハウスとは、ガレージ(車庫)が住宅と一体となった建物です。リビングの横にガレージをつくれば、車やバイクを眺めながら生活できます。リビングとつながりをもたせれば、雨の日も濡れずに車の乗り降りができたり、ガレージの中で趣味の釣りやキャンプなどアウトドア用具、自転車などを好きなようにレイアウトして楽しむこともできます。
「ガレージハウス」で人気の建築実例
CASE728 My Style Home
建物の左右にガレージを設けているガレージハウスです。外観は白とグレージュの2色に分け、正面から開口部を隠すようなシンプルなデザインです。グリルシャッターの採用によってガレージが見えるようにデザインされており、外観のアクセントになっています。別のビルトインガレージはリビングと隣接しており、直接中に入れる間取りです。
ガレージ内にはFIX窓が配置され、採光が確保できるように工夫されています。ガレージと隣接しているリビングからは、常に愛車を眺められるのも魅力です。
My Style Home
夢を叶えた安心して楽しく暮らせる住まい
CASE301 ガレージハウス
閑静な住宅街で圧倒的な存在感がある、車3台とバイクを駐車できるガレージハウスです。外観はナチュラルな白い外壁と漆黒の外壁が美しいコントラストを描きつつ、ガレージにシャッターを設置して防犯性も高めています。
ガレージは居住スペースから離してあるものの、リビングに隣接する壁をガラス壁にすることでリビングからガレージ全体を見渡すことも可能です。ガレージとリビングの間に中庭を配置してプライバシーを守り、開けた空間を実現しています。
ガレージハウス
車3台+バイクを納めるガレージハウス
CASE637 『Assemble』
大開口のガレージを正面に構えたガレージハウスです。シンプルなキューブ型の外観に、コンクリート打ちっぱなし風の壁のガレージを配置することで存在感のある外観デザインとなっています。ガレージは横すべり出し窓や照明を上手に組み合わせて設置しており、夜になると車やバイクが照明に照らされ、洗練された雰囲気を醸し出しています。
ガレージにソファーを置き、車やバイクを眺めながらゆったりと過ごせる空間にしています。家の内部は、外観からは想像できないくらい開放的な空間です。
『Assemble』
コミュニケーションの中心となる住まい
CASE627 HOUSE . GARAGE HOUSE
建物からガレージが独立したガレージハウスです。ガレージのシャッターは白とグレー、シルバーで、洗練された外観を印象付けてくれます。ガレージと居住棟を分離した間取りが印象的です。ガレージ内にある壁面収納には車用品を保管できるため、ゆったりとした空間となっています。
リビングから中庭を挟んでガレージを見渡すことができ、視覚的に楽しめる住まいです。
HOUSE . GARAGE HOUSE
LDK⇔中庭⇔ガレージがつなぐ奥行き空間
CASE534 【Mod】el
ガレージに圧倒的な存在感のある外観が特徴のガレージハウスです。ガレージは完全に居住スペースへは取り込まず、ガレージの上を2階から移動できるウッドデッキにするなど工夫されています。
ガレージ上に居住スペースを作らずアウトドアスペースにすることで、ガレージハウスで心配される建物の強度に対する不安を解消しています。アウトドアスペースはガレージやリビングからも直接入れる間取りです。室内とつながりを持ちつつも独立した空間となっているため、家族はそれぞれ個々の空間を楽しめます。
【Mod】el
Modelのような凛とした佇まいを感じる家
CASE617 赤い玄関扉が映える印象的な狭小住宅
都心の狭小地に計画された住宅。黒いボックスに、赤い玄関扉が映える印象的な外観に仕上げています。内部も、黒を基調にステンレスキッチンやスチール階段など、インダストリアルをテーマとした男性的な空間に。また、愛車を眺めながら談笑できるエントランスホールや、屋内に光を呼び込む憩いのテラスなど、随所に設けたアクセントが暮らしを彩る住まいになりました。
施工場所:東京都世田谷区
価格帯:ー
Casa di Nero
赤い玄関扉が映える印象的な狭小住宅
CASE639 外観に4枚の壁を持つ特徴的な住まい
白いBOXを、4枚の黒い壁で仕切りを設けた特徴的な外観。この4枚の壁と中庭を中心に外部及び内部空間が構成され、プライバシー性と開放感を両立させた造りに。また、中庭に面して大開口を設けることで、光あふれる居住空間を叶えました。I字型で計画したLDKには、アクセントタイルを設け空間に変化と奥行き感を創出。広々とした空間で、ゆったりとした時間を過ごせる住まいになりました。
施工場所:千葉県
価格帯:ー
Wall Side
外観に4枚の壁を持つ特徴的な住まい。
CASE645 シンプルな外観が内包する開放的な空間
北西の角地に計画された住まい。外観は、インナーガレージをフレームに見立て、シンプルなホワイトキューブでデザインしています。道路に面しては開口を減らし、生活感を感じさせない閉鎖的な印象に。内部では、玄関の天井に黒色を採用。2階に配置したリビングの開放感を印象的に魅せています。
また、バルコニーを一体化させることで光あふれる空間に。素材では、タイルやウォールナットフローリングが落ち着いた気品ある高級感を演出し、ホテルライクな暮らしを叶えました。
施工場所:愛知県名古屋市
価格帯:2,000万円台
フレームハウス
シンプルな外観が内包する開放的な空間
CASE739 暮らしの想いを形にしたガレージハウス
車3台がおさまるビルトインガレージがあるダイナミックな印象のある住まい。建物の強度を考慮してガレージには壁が設置されており、あえてシンボルツリーを壁の前に置くことで外観のアクセントにしています。
ガレージ内には収納スペースと作業できるゆとりがあり、シャッターを閉めても照明をつければ夜間でも明るい中で車のメンテナンスや趣味などの作業ができます。ガレージに隣接する書斎はガラス扉で仕切られており、ガレージ内を眺められる間取りです。
施工場所:愛知県北名古屋市
価格帯:3,000万円台
like living in the sky
暮らしの想いを形にしたガレージハウス
CASE606 都心の夜景を堪能する、少し大人の空間
杉型枠の打放コンクリートの重厚感ある外観。ダークグレーの庇の上にはスリットガラスを設け、上部の杉板打放のコンクリートのボックスに浮遊感を持たせています。杉の箱のなかに入り込んでいくようなレッドシダーで囲われたアプローチを抜けると、一松貼りの襖がアイキャッチとなる粋な空間が訪れる人を迎えてくれます。
内部は、木を各所に使用し、暖色系の白クロスで全体を暖かみのあるトーンで仕上げ、都心の夜景を堪能できるルーフバルコニーには、アウトドアキッチンと露天風呂を設けました。家族や友人と「少し大人の空間」を楽しむ住まいになりました。
施工場所:東京都豊島区
価格帯:5,000万円以上
CEDAR BOX
都心の夜景を堪能する、少し大人の空間
CASE728 夢を叶えた安心して楽しく暮らせる住まい
ご主人様の夢と奥様が安心して楽しく暮らせる家づくりをコンセプトに作られた住まい。普段、お仕事で忙しい日々を過ごされているご主人様の癒し空間として、リビングに薪ストーブを設置し、愛車を眺めながら火の揺らめきが心地よい空間に仕上げています。水廻り空間は、奥様が快適に家事を進められる動線に配慮し設計。キッチンから見守りが出来る階段吹抜けは壁一面を本棚に、屋外にはキッズプールを設え、お子様がのびのび遊べる工夫もしています。
また、立地を生かして2階のセカンドリビングや浴室には大開口を設けることで海を眺めれる空間に。ご家族らしさの沢山詰まった住まいになりました。
施工場所:三重県津市
価格帯:5,000万円以上
My Style Home
夢を叶えた安心して楽しく暮らせる住まい
2022年最新版 注文住宅ランキング
フリーダムアーキテクツの建築実例から、閲覧数の多いトップランキング10の実例もご紹介していますので、ぜひこちらもご参照ください。
「ガレージハウス」の種類・特徴
ガレージハウスの種類は、独立型ガレージ、ビルトインガレージ、リフト付きガレージの3種類です。それぞれの特徴を紹介します。
独立型ガレージ
独立型ガレージは、同じ敷地内で住宅からは独立して建つガレージです。独立ガレージはスペースをとりますが、車やバイクの整備やカスタム、自転車や釣具のメンテナンスなど、幅広い趣味に専念できるのが特徴です。
住宅部分とのつながりがないので、家を新築するタイミングでなくても、今住んでいる敷地内に追加で建てたり、既製品を設置したりすることもできます。
ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、住宅とガレージが一体化しているものです。一般的にイメージするガレージハウスは、このビルドインガレージではないでしょうか。
住宅の居住スペースとつながりがあるので、車やバイクを駐車するだけでなく、倉庫やDIYの作業場などさまざまな用途で利用できるのが特徴です。クルマ好きの方なら、リビングからガレージを見渡せる間取りもいいでしょう。
リフト付きガレージ
リフト付きガレージは、ガレージの中に機械式のリフトを設置したものです。リフトを設置することで、1台しか駐車できないスペースでも、もう1台駐車できるようになります。都心部など限られた土地スペースで、複数台の車を駐車したい場合などに設置されるケースが多いです。
関連記事:駐車場付きの外構は種類もメリットもたくさん!工事前に押さえたいポイントとは
ガレージハウスの魅力・メリット
ガレージハウスの魅力とメリットを紹介します。
車やバイクを楽しめる
ガレージハウスは、車やバイクを楽しめるスペースです。車やバイクが好きな方なら、メンテナンスしたりカスタムしたりするスペースが自宅にあると考えるだけで、魅力的な休日が送れそうです。工具を少しずつ揃えていくのも、楽しみの1つではないでしょうか。
また、家に居るときは常に車やバイクを眺めていたいという方もいます。ガレージを見渡せるリビングにすれば、常に車やバイクを感じながら生活できます。
雨に濡れず乗り降りできる
居住する住宅とつながりを持たせられるビルトインガレージハウスなら、雨の日でも濡れずに車の乗り降りができます。
ガレージハウスは基本的に家の中の一部です。住宅の外や離れたところに駐車場がある場合、雨や雪の日は傘を差して乗り降りする必要があります。ガレージハウスなら、ガレージから家の中に移動でき、傘を差さなくても乗り降りできるので濡れる心配はありません。
防犯対策になる
ガレージハウスは、家の中に車やバイクを置くのと同じことなので、高い防犯対策になります。
いくらガレージに車やバイクを駐車していても、必ずいたずらされたり盗まれたりしないとはいえません。住居スペースに取り込まれたガレージハウスなら、完全に家の中に車やバイクがあることになるので、防犯対策として高い効果が期待できます。
スペースを有効活用できる
ガレージハウスは、車やバイクを駐車させるだけでなく、さまざまな用途で有効活用できるのもメリットです。
たとえば、バーベキューを楽しんだり子どもたちの遊び場にしたり、DIYの作業場、倉庫、ゴミの保管場など、さまざまな用途で使用できます。釣りやキャンプ、自転車などアウトドアが趣味なら、ガレージを好きなもので飾り自分好みのレイアウトも楽しめるでしょう。
固定資産税の負担が軽くなる
ビルトインガレージなら、固定資産税の負担が軽くなるのもメリットです。
ガレージの面積を住宅延床面積の5分の1以内に抑えれば、固定資産税の緩和措置が適用されます。緩和措置によりガレージ部分が延床面積から除外されるので、除外された分、固定資産税の負担が軽くなるのです。
ガレージハウスのデメリット
ガレージハウスのデメリットを紹介します。
居住スペースが狭くなる
1階部分をガレージにすると、居住スペースが狭くなってしまいます。ビルトインガレージの場合、1階部分にガレージを設置するのが一般的です。それにより、間取りの自由度がなくなったりLDKを2階にしたりなど、さまざまな問題につながってしまうのです。
強度に気を付ける
ガレージハウスの構造で問題になるのが、建物の強度です。たとえば、車を複数台置くとなると、ガレージは広いスペースを確保する必要があるので柱や壁を設置できません。
建物に取り込まれた1階のガレージには、2階や3階の負荷がかかります。そのため、構造上問題がないように、強固な工法にしなければいけません。
コストがかかる
ガレージハウスは、コストが高くなる傾向があります。ガレージハウスは柱と屋根だけのカーポートに比べると、基礎工事とシャッターの設置などが必要なので当然コストは割高です。
たとえば、電動シャッターにしたい、内外装にこだわりたい、大判ガラスを設置し居住スペースとつながりをもたせたいなど、好みのガレージにするためには、さまざまなコストがかかります。
騒音に注意する
ガレージハウスは同じ建物内に駐車スペースを設置するので、騒音などへの配慮も必要です。ガレージ部分の壁は住宅とつながっているので、車やバイクの音や振動が家の中に伝わりやすくなります。
車を出し入れする時間帯が深夜や早朝だった場合、エンジンの音が気になって、赤ちゃんが眠れなかったり、高齢者の人にも影響が出たりする可能性があります。同居する家族の睡眠を妨げてしまうので、寝室の位置など間取りの工夫も必要です。
また、排気ガスの問題も無視できません。ガレージハウスは排気ガスが充満しやすい場所です。換気システムの設置や居住スペースとの仕切りに気密性を保つなど、配慮が必要になります。
ガレージハウスに必要な広さ
車1台を収納するのに必要な広さは以下のとおりです。
・普通乗用車:幅2.5m×奥行き5.5~6.0m
・軽自動車:幅2.3m×奥行き5~6.0m
・車イスを利用の自動車:幅3.5m×奥行き6.0m以上
普通乗用車の駐車には最低でも4.5坪の広さが必要です。コンパクトな軽自動車なら3.5坪の広さを確保する必要があります。車を2台以上所有しており、ガレージに収納したい場合は車の広さと駐車のしやすさ、ドア開閉のしやすさなどを考えてガレージの広さを検討しましょう。
【坪数別】ガレージハウスの間取り案
ガレージハウスの間取りは家の坪数を目安に決めるのも一つの方法です。ここからは、25坪~50坪台のガレージハウスの間取り案を紹介します。ガレージハウスの間取りを検討する際の参考にしてください。
25坪
25坪のガレージハウスでは、車1台分のガレージスペースを確保できます。
家の間取りは2~3LDKが一般的で、2階建てにすれば水回りを1階にまとめることも可能です。室内から愛車を眺められる間取りにするなら、2階に水回りを配置して寝室を1階にするのも一つの方法です。寝室を1階にする場合は、防音対策やガレージから寝室を離すなどの工夫をしましょう。
3階建ての場合は1階にガレージと水回り、2階にリビングとベランダ、3階に寝室といった間取りにできます。ただし、階段の上り下りが増えることも加味して間取りを検討する必要があります。
30坪台
30坪台のガレージハウスでは、車1~2台分の広さのガレージスペースを確保できます。一般的な間取り例は3~4LDKで、2階建てまたは3階建てです。間取りのイメージとしては、1階にガレージと水回りを配置し、車の台数によっては寝室を作ることも可能です。
2階にはLDKや居室スペースなどを作ることができます。3階建ての場合は、1階をすべてガレージスペースにして2階をLDKと水回りなどの共有スペース、3階に居住スペースといった間取りもおすすめです。
40坪台
40坪台のガレージハウスでは、車2台を収納してもゆとりのあるガレージスペースを確保できます。一般的な間取り例は2階建ての4~5LDKです。主寝室の他に、子ども部屋や来客用の寝室なども作れます。
ガレージスペースを確保しても、ゆとりのある居住スペースを実現したいのなら、40坪台の家を建てることをおすすめします。40坪台の敷地があれば、ワンフロアで居住スペースと駐車スペースを完結させられる平屋のガレージハウスを建てることも可能です。
50坪台
50坪台のガレージハウスでは、車2~3台収納してもスペースに余裕を持たせられます。一般的な間取り例は6~8LDKで、各階に水回りやLDKを配置した二世帯住宅や2階に広めのバルコニーを作ることも可能です。
平屋のガレージハウスにする場合は、車3台分のガレージスペースと4~5LDKの間取りを作れます。3階建てにするなら、開放感のある吹き抜けや、階段の上り下りの手間を解消する室内エレベーターを設置するのもおすすめです。
「ガレージハウス」の価格相場
ガレージハウスの価格相場は、車1台の広さあたり坪単価約60万円と言われています。
国土交通省では、普通乗用車の駐車スペースを幅2.5m×奥行き6.0mと定めています。これを参考に計算すると、駐車スペース15㎡となり坪数にすると約4.5坪です。
4.5坪 × 60万円で、1台あたりの駐車スペースで270万円前後になります。
「ガレージハウス」検討時の注意点
CASE667 コントラスト
ガレージハウスを検討する際に注意したい点を紹介します。
事前に全体の予算を考える
注文住宅でよくある失敗例に挙げられるのは、計画的に予算を立てられず、追加費用が発生して予算が増えてしまうことです。特に、ガレージハウスは一般的な住宅よりも複雑な構造計算が必要なうえに、ガレージにシャッターや収納などの設備を付けると建築コストが高くなりやすいです。
ガレージハウスだけでなく外構工事にも費用がかかるため、追加コストが発生しないよう、事前に家全体の予算を考えておきましょう。
動きやすい広さ
ガレージ内は、動きやすい広さを確保しましょう。将来的に影響があることなので、検討時から考えておく必要があります。車を駐車した状態でも、荷物の出し入れや作業ができる、ガレージ内をスムーズに移動できる、ドアの開閉ができる、などのスペースが必要です。
また、ライフスタイルの変化で、車のサイズを大きくしたり台数が増えたりすることも考えられます。検討時からある程度予測しておくことも重要です。
設備
ガレージ内の設備をどうするかも検討する必要があります。コストがかかることなので、本当に必要なものかを見極めましょう。ガレージの設備には、電動シャッターや電源、水道、タイヤなどの収納スペース、エアコン、換気など、さまざまなものがあります。
ガレージをどのようにしたいのか、何の目的で使いたいかなどを検討し、設備を選ぶのがポイントです。設置時だけでなく、維持費や修理費などランニングコストがかかる設備もあるので、それも踏まえて考えてみてください。
駐車のしやすさ
駐車のしやすさも重要なポイントです。ビルトインガレージには壁があるので、前面道路が狭いと駐車が難しく、壁にこすってしまうなどのリスクがあります。
前面道路の幅が狭く駐車しにくい、建物を前面道路から離して、車が旋回できるスペースを設けることも検討しましょう。
動線
ガレージから居住スペースに直接移動できるなど、動線を意識したつくりにするのもポイントです。
ガレージと居住スペースにつながりがあれば、雨の日でも濡れずに乗り降りできます。車と居住スペース間の荷物の持ち運びも容易です。物置きや倉庫としてガレージを使う際にも、外に出ることなく荷物の出し入れができます。
動線を意識すれば、ガレージハウスの利便性が向上するので、計画時から検討しましょう。
今後の車の台数や車種も考える
建てる時点ではなく、今後の車の台数や車種も考えて検討しましょう。車は買い換えるものです。子どもが産まれるなどライフスタイルの変化で、購入する車の大きさが変わります。
ガレージハウスを建てるときの車のサイズに合わせてガレージの大きさを決めてしまうと、サイズの異なる車を購入しても駐車できません。それでは、ガレージ内の駐車スペースが無駄になってしまいます。
また、将来的に家族が車を購入する可能性もあるので、車の台数も検討して計画しましょう。
おしゃれな空間にするコツ
CASE733Sea Side Residence
ガレージハウスをおしゃれな空間にするには、外観の色の組み合わせやアクセントになるものを取り入れるなど、さまざまな方法があります。ほかにもガレージハウスをおしゃれな空間にするコツがあるため、見ていきましょう。
外観は2色に抑えて、シャッターをアクセントにする
おしゃれなガレージハウスにするコツは、外壁の色の組み合わせを2色に抑えてシャッターをアクセントとして取り入れることです。外壁に複数の色を組み合わせると統一感がなくなるだけでなく、アクセントに取り入れたシャッターの存在がマイナスに働き、落ち着きのない印象に仕上がる恐れがあります。
シャッターを外観のアクセントとして引き立たせるためには、工夫が必要です。たとえば、白の外壁にする場合はシルバーのシャッターを合わせると洗練された都会的な印象を与えます。落ち着いた暗めのグレーを外壁にする場合は、シャッターを黒にすると家全体が引き締まった印象になります。
デザイン性に優れたシャッターも増えているため、外観デザインとあわせて検討しましょう。
内装は照明や収納にこだわる
おしゃれなガレージは内装を工夫しており、照明や収納にこだわりを持っています。
たとえば、照明は内装にもよりますが、蛍光灯よりもダウンライトやスポットライトの方がおしゃれな雰囲気を出せます。照明は、ガレージ全体を明るくするために設置するのではなく、ショーウィンドウのように車体に照明を当てて照らすのも一つの方法です。ガレージ内の照明を灯して幻想的な外観にするなら、その間だけシャッターを開けておくのもよいでしょう。
ただし、ムードを優先しすぎてガレージが暗くなると作業や収納の出し入れがしづらくなることもあるため、最適な明るさを考えることも大切です。ガレージにゆとりがある場合は収納スペースを設け、収納の見せ方にもこだわることでおしゃれなガレージハウスを実現できます。
ガレージハウスの印象を左右するシャッターの素材の種類
CASE688 Transition
ガレージハウスの印象は、シャッターに大きく左右されます。歩道・道路と家を隔てる部分であり、人の目に触れる部分でもあるからです。ここでは、一般的なシャッターの素材について解説します。
スチール
スチール=鋼鉄は価格が安く、強度もあるのでガレージ用をはじめとしたシャッターの素材として広く用いられてきました。後述するアルミ製のシャッターに比べると塗装もしやすく、家の雰囲気に合わせて色を調整できます。
時間が経つとサビが出てくるため、定期的なメンテナンスが必要になる点には注意が必要です。ただし、すぐにサビるわけではないので、こまめに手入れをすれば問題ありません。
なお、見た目の高級感という意味では後述するステンレスにやや劣ります。家の雰囲気に合わせるか、高級感を重視するかで選択するとよいでしょう。
アルミ
アルミ製のシャッターは、サビや腐食に強く、軽いのが大きな特徴です。素材が軽いので動かしやすく、開閉音も静かになっています。手動式のシャッターにする場合でも、アルミ製を用いれば女性・子どもなど力の弱い方でも操作しやすいでしょう。
また、豊富なカラーから選べるため、家の雰囲気に合わせやすいのも大きな特徴です。きれいで長持ちすることをシャッターに望むなら、アルミ製のシャッターは向いています。
価格はステンレス製とスチール製の中間といったところでしょう。ステンレス製が予算的に厳しい場合は、アルミ製のシャッターを代わりに使うのも選択肢の1つです。
ステンレス
ステンレス製のシャッターの大きな強みは、丈夫で高級感があることです。防火効果も見込め、保安面でも非常に優れています。さらに、塩害にも強いので、海の近くで家を建てる場合には検討したい素材です。
ただし、素材そのものの色のまま使うことになるため、住宅に合わせてカラーを選びたい場合には向いていません。また、価格も前述したスチールやアルミに比べると格段に高くなります。
ステンレス製にするか、それ以外の素材にするかは、予算と求める機能のバランスを勘案して決めることになるでしょう。
木製
木製のシャッターもあります。ナチュラルで高級感があり、デザイン性が高いのが大きな特徴です。「シャッターらしいシャッター」をつけたくない場合は、木製のシャッターを検討しましょう。
ただし、素材が木である以上、丈夫さという意味ではスチール・アルミ・ステンレス製のものに比べ大きく劣ります。腐食や劣化は避けられないため、こまめなメンテナンスが欠かせません。腐食や劣化が激しい場合は交換しなくてはいけないため、その分の費用も勘案したうえで、木製かそれ以外の素材にするかを考えましょう。
ガレージハウスのシャッターは電動式と手動式のどちらを選ぶべき?
ガレージハウスにはシャッターが必要ですが、電動式と手動式のどちらを選ぶべきかが問題になります。ここでは、手動式・電動式それぞれのメリットについて解説します。
手動式のメリット・デメリット
手動式シャッターのメリットのひとつにリーズナブルさがあげられます。電動式シャッターはモーターを使って上げ下げをするため、相応の設備が必要になるうえに電気代もかかります。当然、コストは高めになりますが、手動式シャッターならそのようなことはありません。また、停電したときでも問題なく上げ下げできます。
一方、停車する際は車から降りてシャッターを上げ下げしなくてはいけません。手間がかかるうえに、力があまり強くない方が上げ下げする際には細心の注意が必要になるでしょう。
状況次第では、アルミ製など、できるだけ軽い素材を選ぶ必要がありそうです。
電動式のメリット・デメリット
電動式シャッターの大きなメリットは、便利さです。つまり、リモコンを取り付ければ車から降りることなくシャッターを上げ下げできます。手動とは違い、力があまりない方が上げ下げするとしても特に問題はありません。
ただし、前述した通り、手動シャッターに比べ費用は高めです。
また、停電したときは大変になります。上げ下げ自体はできますが、手動でモーター付きの重いシャッターを上げ下げしなくてはいけません。普段から防災対策の一環として、手動で上げ下げする練習をしておくとよいでしょう。
注文住宅で建てる「ガレージハウス」についてフリーダムアーキテクツにご相談ください
ガレージハウスは建物と一体化させれば、工夫次第でおしゃれな空間を実現できます。ただ、将来的に車の大きい車に買い替えたり、台数が増えたりするため、どれくらいのスペースを確保すべきか悩んでいる方も多いでしょう。また、固定資産税の緩和措置など気になる部分も少なくありません。
フリーダムアーキテクツでは、多くのガレージハウスをご提案し建築した実績があります。素敵なガレージハウスを建てたいというご要望がございましたら、フリーダムアーキテクツが実現いたします。
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ガレージハウスを建てたいですが敷地に合うか心配です
ガレージハウスにするには通常の間取りよりも制限があるので工夫が必要です。敷地に適しているかは、道路の条件なども考慮して検討する必要があります。
フリーダムアーキテクツでは敷地に合わせて、できる限りお客様の要望を叶えられるように尽力しています。すでに土地をお持ちの方やそうでない方も、まずはご相談ください。
ガレージハウスは地震に弱いと聞きました
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この記事を書いた人
FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。