【L字型平屋の間取り・建築実例】メリット・デメリットや間取り作りのコツも紹介 | 注文住宅なら建築設計事務所 フリーダム

【L字型平屋の間取り・建築実例】メリット・デメリットや間取り作りのコツも紹介

カテゴリー:注文住宅

 【L字型平屋の間取り・建築実例】メリット・デメリットや間取り作りのコツも紹介

CASE685 flat scale

L字型の平屋は開放感を保ちつつ、プライベート感のある中庭を作れるのが魅力です。

今回の記事では、L字型平屋ではどんな間取りが可能なのか、建築実例やメリット・デメリットとともに紹介します。今後、L字型平屋の家を建てたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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L字型の平屋とは?

L字型の平屋とは、2つの辺が直角に接した形で建てられた平屋のことです。ガレージや中庭を囲うような形をとっており、上空から見るとアルファベットの「L」のような形状であることからこのような名前となりました。

L字型の平屋の魅力は、個性的な外観です。長方形の一般的な平屋に比べ、デザインの幅も広がります。開放感を求めるなら一部に大きな窓を設置するなど、様々な工夫が可能です。

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L字型の平屋を建てるメリット

L字型の平屋を建てるメリット

CASE649 光の通り道

L字型の平屋を建てるメリットにはどのようなものがあるのか、ここでは以下の4つの観点から詳しく解説します。

プライベート感のある中庭が作れる

1つ目のメリットは、プライベート感のある中庭を作れることです。L字型の平屋の場合、L字の内側のスペースを中庭に活用できます。建物で囲う形になるためプライベート感を保てます。また、ロの字型やコの字型のようにしっかりと囲うわけではないため、開放感も保つことが可能です。

プライバシー性を高めるには、外からの視線を遮るようにフェンスなどで目隠しをしましょう。洗濯物を干したり、子どもと夏に水遊びを楽しんだりなど、様々な用途に使いやすくなります。また、天気が良い日はテーブルや椅子を出して、家族で食事を楽しむなど、セカンドダイニングとして活用することも可能です。

採光や風の通り道を確保しやすい

2つ目のメリットは、採光や風の通り道を確保しやすいことです。正方形の平屋の欠点として、採光や通風の確保が難しいことが挙げられます。正方形の平屋だと中央部分に窓を設けるのが難しいためですが、L字型であればこの欠点も克服可能です。L字型は建物の1部を凹ませた形状なので、屋内に風を取り込みやすくなります。

ただし、日差しの入り具合を考えないと、テレビが反射して見にくくなることがあるため注意が必要です。実際にL字型の平屋を建てる際は、建築事務所やハウスメーカーの担当者とも相談し、どうすれば日差しが入りすぎないかを考えましょう。

変形地にも平屋が建てられる

3つ目のメリットは、変形地にも平屋が建てられることです。三角形や台形などの変形地では正方形や長方形の建物を建てるのが難しかったり、建物が小さくなってしまったりすることがあります。

しかし、L字型の平屋なら敷地に沿って建物を建てられるので、広さをしっかり確保することが可能です。一般論として、正方形や長方形などの整形地より変形地のほうが土地としての値段は安いため、予算を節約しながら平屋を建てることができます。

ただし、土地によっては建築制限により理想通りのL字型の平屋が建てられないことがあるため、事前に必ず確認しなくてはいけません。L字型平屋を建てたい旨を伝えて土地を探してもらいましょう。

生活空間のゾーニングができる

4つ目のメリットは、生活空間のゾーニングができることです。L字型の平屋の場合、2つの長方形がくっついたような形であるため、生活空間のゾーニングが容易です。例えば、LDKと水廻りを集めた空間と個室を集めた空間をL字型でつなぐイメージにすると、プライバシーを確保した間取りになります。

また、L字のつなぎめ部分を共有スペースとし、両サイドを親世帯と子世帯で分けた二世帯住宅としての使い方もできます。他にも、寝室などの個室を片方にまとめて、来客はそれ以外のスペースで対応するといった使い方も可能です。

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L字型の平屋を建てるデメリット

L字型の平屋を建てるデメリット

L字型の平屋を建てることには様々なメリットがある一方、デメリットもあるため注意しなくてはいけません。ここでは具体的なデメリットとして、以下の3点について解説します。

建築費用やメンテナンス費用が高くなる

1つ目のデメリットは、建築費用やメンテナンス費用が高くなることです。L字型の平屋の場合、正方形や長方形の平屋と比べると外壁部分が多くなるため、建築費用もそれに比例して高くなる傾向にあります。

また、外壁塗装は定期的に塗り替えをしないといけません。一般的には10年に1度程度は塗り替えが必要になるためその分の費用が必要になります。正方形や長方形の平屋に比べ塗る部分が多い以上、費用も高くなる点に注意が必要です。

しかし、コの字型やロの字型の平屋を比較するとL字型の方が外壁部分は少ないため、建築費用もメンテナンス費用も安くなるでしょう。

耐震性が低くなりやすい

2つ目のデメリットは、耐震性が低くなりやすいことです。一般的に、建物はその形状がシンプルであるほど耐震性に優れていると言われています。このため、L字型平屋は、正方形や長方形の平屋と比べると、耐震性が低くなりやすいのも事実です。

ただし、平屋は2階部分を支える必要がないため、比較的耐震性が高いと言われています。2階建や3階建と比べると高さがないため揺れも感じにくいため、あまり神経質になりすぎる必要はないでしょう。十分な耐震性を確保できる設計になっているかを確認し、設計の通りに実際の建物が建てられていればさほど問題はありません。

間取りの自由度が低い

3つ目のデメリットは、間取りの自由度が低いことです。L字型平屋は、正方形や長方形の平屋と比較すると形状に制限があるため間取りの自由度は低くなっています。特に、廊下で各部屋をつなぐと部屋が小さくなってしまう可能性がある点には注意しなくてはいけません。

しかし、工夫次第で家族が快適に過ごせる間取りのL字型平屋を建てることは可能です。ただし、経験や知識がないと難しいのも事実なので、建物の大きさを最大限に活かしたいなら、実績が豊富な設計事務所に設計を依頼すると良いでしょう。

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L字型の平屋ならではの屋外スペースの活用方法

L字型の平屋ならではの屋外スペースの活用方法

CASE711 「遊」・「作」

L字型の平屋の屋外スペースは、基本的にどのように使っても構いません。ここでは、L字型の平屋ならではの屋外スペースの活用方法として、以下の2つを紹介します。

LDKと一体感のある中庭を作る

1つ目の活用方法が、LDKの一体感のある中庭を作ることです。L字の凹んでいるスペースは中庭を作るのが一般的となっています。LDKからウッドデッキでつなぎ屋外にでられるようにすればリビングの延長線として使うことも可能です。アウトドアリビングとしてバーベキューを楽しんだり、子どもを遊ばせたりすることもできます。

なお、LDKから眺める中庭には手入れが欠かせません。掃除の手間を少なくしたいなら手入れが楽な植栽を植えたり、メンテナンスが楽なシンプルな中庭にしたりすると負担が軽減できます。

駐車スペースにする

2つ目の使い方は、駐車スペースにすることです。家を建てる場合、土地の形状によっては駐車スペースを確保できないことがあります。しかし、L字の凹んでいるスペースを有効活用して駐車場にすることが可能です。

ただし、駐車スペースに屋根をつけたい場合は慎重にならなくてはいけません。駐車場に屋根をつけてしまうと影になり、屋内に十分な採光が確保できない場合があるためです。

加えて、屋根付きの駐車場は建築物扱いになるため、建築確認が必要になります。土地がある場所によっては作れない可能性もあるため、駐車場自体が問題なく建てられ、採光も確保できるか相談してから動きましょう。

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L字型平屋の間取りづくりのポイント

L字型平屋の間取りづくりのポイント

一口にL字型平屋といっても、家に何を望むかによって、最適な間取りは異なります。ここでは家に対する希望や土地の大きさに応じた3つのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

家族のプライバシーを確保したい場合はゾーニングをする

家族のプライバシーを確保したい場合はゾーニングをしましょう。例えば、仕事などで夜遅く帰ってくる家族がいるなら、LDKと寝室を離すと他の家族を起こさないようにすることが可能です。また、LDKと寝室が離れていれば子どもが寝た後に夫婦でテレビを見ても音が気にならないし、子どもの勉強の邪魔にもなりません。

平屋は家族との距離が近いと言われているため、プライバシーの確保に対し懸念を示す人もいます。しかし、L字型の特性を活かせば上手にゾーニングしてプライバシーを重視した間取りも可能になるので、前向きに検討しましょう。

家族の気配を感じたいときはLDKを中心に配置する

家族の気配を感じたいときはLDKを家の中心に配置した間取りにしましょう。L字型の平屋はゾーニングしやすく、プライバシーを確保しやすいのがメリットです。

しかし、家族の交流が希薄になりがちという欠点にもなりうるので、それを避けたい場合はLDKを中心に配置するのがおすすめです。家族が集まり、各自の部屋に移動しても気配を感じやすくなります。

また、LDKを通らないと各部屋にアクセスできない間取りにすれば、帰宅後に子どもが自室に直行してしまうことを防ぐことが可能です。声をかけやすくなるため、親子のコミュニケーションにおいてもプラスになります。

面積が大きい場合はトイレを2ヵ所設置する

面積が大きい場合はトイレを2ヵ所設置すると、家族が快適に過ごせます。建物が大きくなればなるほど、L字型の端から端へ移動するのに時間がかかってしまう点には注意しなくてはいけません。快適に過ごすためにはトイレの配置にも配慮する必要があります。

日中過ごすLDKからトイレが遠いと不便に感じるうえに、寝室とトイレの距離が遠いと夜中目が覚めたときにすぐトイレに行けません。家族が多かったり、LDKと寝室に距離があったりする場合はトイレを2つ設置することも検討しましょう。特に、朝など家族が身支度をする時間帯は、トイレが2つあることで準備が快適に進められます。

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暮らし方で選ぶ!L字型平屋の間取り例

L字型平屋の間取りは、暮らし方によっても適したものが変わってきます。ここでは「暮らし方」に着目しL字型平屋の事例を紹介するので参考にしてください。

【3LDK】家族のプライバシーを重視した間取り

【3LDK】家族のプライバシーを重視した間取り

家族が集まるLDKを「L」の短辺に配置した間取りを紹介します。長辺には各自の居室を配置しました。LDKを通らなくても各自の居室に行けるため、プライバシーを確保することが可能です。なお、お手洗いや洗面所、お風呂などのいわゆる水回りはLDKの近くに集合させました。

ただし、お手洗いは2ヵ所に配置されているので、朝など家族の準備が重なる時間帯でも快適に利用できます。

【3LDK】家族が集まるLDKを中心とした間取り

【3LDK】家族が集まるLDKを中心とした間取り

家族が集まるLDKを中心とした間取りとして、LDKを「L」の長辺と短辺が交差する場所に配置したものを紹介します。LDKは25帖あり、家族が全員集合してくつろぐには十分なスペースを確保できました。その他の場所に居室やお手洗い、収納を配置する形になっています。

一部の居室はLDKを通って入ることになるため、子ども部屋などある程度様子が見られたほうが良い部屋を作りたい場合に便利な間取りです。

【1LDK】ガレージからLDKにアクセスしやすい間取り

【1LDK】ガレージからLDKにアクセスしやすい間取り

車が好きで、ガレージにこだわりたい場合のL字型平屋の事例を紹介します。玄関は別に用意されていますが、ガレージからもそのままLDKに行けるように設計しました。LDKの奥にお風呂や洗面所、お手洗いが配置されています。

ガレージは「L」の長辺と短辺が交差する部分にありますが、短辺の端側にはゴルフルームがあるなど、趣味や好きなものをふんだんに満喫できる間取りです。

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おしゃれな外観が魅力!L字型平屋の建築実例

L字型平屋はデザインに工夫を凝らすと、かなりおしゃれな家になります。ここでは、おしゃれな外観が魅力のL字型平屋の実例を紹介するので、デザインを決める際の参考にお使いください。

LDKの大開口から光が入り込む明るい平屋

LDKの大開口から光が入り込む明るい平屋

CASE649 光の通り道

「自然を感じられる家にすること」というテーマのもと、設計されたL字型平屋の事例を紹介します。南側は軒を深くする一方で、北側は浅くすることで、暖かく心地よい光が、程よく入るように工夫しました。

外側はコンクリートや黒い壁で目隠ししているため一見閉鎖的に思えるかもしれませんが、内側は開口部を多く設けているので、明るい空間になっています。室内は木目と白い壁を中心にし、柔らかい雰囲気にまとめました。

クールな外観でありながら子どもがのびのびと遊べる平屋

クールな外観でありながら子どもがのびのびと遊べる平屋

CASE711 「遊」・「作」

金属サイディングがアクセントになった、シンプルかつクールな外観のL字型平屋の事例を紹介します。一見、無機質な印象を受けるかもしれませんが、中に入るとまったく違う印象を受けるのがこの家の大きな特徴です。

例えば、大きな窓を使ったり、木材や植物も上手に取り入れ、温かみのある内装に仕上げました。また、中庭には照明やウッドデッキを設け、外が暗くなってもくつろぎの場として使えるようになっています。

まるでウロコの個性的な外装をまとった平屋

まるでウロコの個性的な外装をまとった平屋

CASE685 flat scale

「flat scale=平らなウロコ」という名の、ウロコのような黒い外観が特徴的な住宅を紹介します。L字型というよりはコの字とL字の中間のような形です。外壁にはスリット窓を設け、室内の光が漏れる良いアクセントにしました。

また、窓を大きくしたり、引き戸にガラスを使ったりなどの工夫を凝らし、空間のつながりを感じられる家に仕上げています。LDKは濃い色の床材を使い、落ち着いた空間に仕上げました。

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理想の暮らしを叶える!L字型の平屋を建てよう

L字型平屋の間取りには「これが正解」というものはありません。自分や家族の希望、生活スタイルを考えたうえで、どのような間取りが望ましいかを探りながら決めていくことになります。

ただし、形状の特性上、決して間取りの自由度は高くないので、ある程度経験がある建築事務所に依頼するのが無難です。

フリーダムアーキテクツデザインは今回紹介したものも含め、様々なL字型平屋の家を手掛けてきたので、作品集でぜひご確認ください。

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この記事を書いた人

長谷川 稔

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔

1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。

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