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新築で平屋を建てるなら!気をつけたい注意点4つ

カテゴリー:注文住宅

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新築で平屋を建てるなら!気をつけたい注意点4つ

CASE686 桜並木の平屋

2階建て住宅が主流の中、あえて新築の平屋を選ぶのには、それなりのこだわりがあることでしょう。

平屋は同じフロアに生活空間が集約しているので、使い勝手がよく家族同士のコミュニケーションが取りやすくなります。ウッドデッキや縁側を作って家族団らんの場にしたり、子どもたちが元気よく遊べるスペースにしたり、夢がふくらむことでしょう。しかし、平屋には平屋の特徴があり、気をつけなければいけない注意点もあります。

そこで今回は、平屋が人気になっている背景や、新築で平屋を建てるメリット、デメリット・注意点を解説します。また、平屋での新築をイメージできるように、おしゃれな間取りの建築事例も紹介していますので、家づくりの参考にしてみてください。

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平屋の人気が出ている理由

平屋の人気が出ている理由

CASE433 奏の家

平屋住宅の人気が、年々高まってきています。国土交通省の建築着工統計調査によると、2022年度における新築一戸建ての7件に1件は平屋でした。およそ10年で、平屋を選ぶ人が2倍近く増えた計算になります。

平屋が人気になっている背景には、主に2つの要因があります。

ひとつは高齢化世帯の増加です。高齢者にとって、階段の上り下りのない平屋は暮らしやすい住宅といえます。足腰が弱った場合や、車椅子の生活になった場合にバリアフリー化しやすいのも魅力です。

もうひとつの要因に、若い世代の住居ニーズの変化が挙げられます。多くの部屋を必要とせず、家事効率のよいワンフロアで生活したい若い世代が増えました。

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新築で平屋を建てるメリット

新築で平屋を建てるメリット

CASE420 光庭の家

ここからは新築で平屋を建てるメリットを具体的にみていきましょう。平屋には暮らしやすさや防災対策など、多くのメリットがあります。

移動がスムーズになる

平屋は室内の移動がスムーズなのがメリットです。階段がないため上下の移動がありません。また、各部屋をドアや仕切りでフラットに連結できるため、家事動線がスムーズになります。

2階建ての場合、1階の洗面脱衣室で洗濯したものを2階のベランダに運んだり、2階の寝室から1階のトイレに移動したりしなければなりません。しかし、平屋なら洗面脱衣室からリビングを横切って庭の物干し場に移動するように、最短ルートで移動できるのがメリットです。

メンテナンスやリフォームが安くなる

平屋は構造がシンプルなため、2階建て、3階建てより、メンテナンスの費用が安くなる傾向があります。例えば屋根や外壁のメンテナンスの際には、2階建てでは足場の設置が必要ですが、平屋ではその必要がありません。結果としてメンテナンスの費用を抑えられるでしょう。

また、築年数が古くなった際の大幅なリフォームにおいても、平屋は安い傾向があります。全面リフォームの費用は、2階建ての場合700万〜800万円が相場です。一方、平屋なら多くの場合、400〜500万円程度で済みます。

費用が少ないのは、1階層少ないことが大きな要因です。しかし、それ以外にも、2階部分を支える必要がない平屋では、壁を取り払うようなリフォームでも大規模な耐震補強が発生しにくいために、費用が抑えられる傾向があります。

台風や地震などの災害にも比較的強い

平屋は台風や地震などの災害に比較的強いのが特徴です。強風に強い特徴は、縦長の建物より、重心が低い平屋のほうが倒れにくいことをイメージするとわかりやすいでしょう。同様に横揺れの地震においても、2・3階建て住宅より平屋のほうが耐震性は高くなります。

実際、台風の通り道の沖縄では、平屋が多くみられます。また、重量の軽い平屋は地盤への負担が少ないため、田んぼや沼地のように地盤が緩く、地震が多い土地にも向いている住宅です。

デッドスペースがなくなる

平屋は階段がないうえ、廊下も必ずしも必要でないため、デッドスペースが発生しにくいのがメリットです。建物面積をフルに活用できるでしょう。

平屋なら広々としたリビングも実現しやすくなります。例えば、2階建てはどうしても階段下にデッドスペースができてしまいます。一方階段のない平屋なら、2階建てよりも簡単に広々としたリビングなどを実現できるでしょう。

「開放感のあるワンフロアのLDKにしたい」「広々としたリビングにダウンフロアやスタディスペースなど、思い思いに過ごせる場所を設けたい」などの希望を叶えるのに、平屋は向いています。

間取りやデザインの自由度が高い

平屋は間取りやデザインの自由度が広がります。2階部分を支えるための柱や壁などの、構造的な制約が少ないからです。

例えば平屋建てでは、リビングに大開口窓を設けられます。2階建ての場合は、窓と窓の間に壁を設けるのが一般的です。それに対して平屋なら、庭やデッキ、テラスにつながる大開口窓や、開口部の幅いっぱいにフルオープンできる窓の設置が、構造上可能となります。

また、勾配天井にして開放感のある空間にできるのも平屋ならではです。縦の空間を確保した際は、スキップフロアで半2階のスペースを確保するのもよいでしょう。また、ハイサイドライト(高窓)を設置して、自然光をたっぷり取り入れるデザインも可能です。

家族同士のコミュニケーションが取りやすい

ワンフロアで生活が完結する平屋は、家族同士のコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。平屋の場合、リビングを中心に各部屋が配置されるため、自然と家族が集まるようになります。

2階建ての場合、2階の子ども部屋〜階段〜玄関のようにリビングを通らず、子どもと顔を合わせる機会が少なくなる可能性があります。平屋ではこのような間取りが少ないため、個々の部屋で過ごしているときでも距離が近くなり、お互いの存在を感じやすいのがメリットです。

他にも、例えば広々としたLDKにすれば、子どもと話をしながら料理をしたり、洗濯物を畳んだりできます。また、親の目が届くところで子どもを遊ばせられるため、ベランダや階段の転落事故などを未然に防げる点も安心です。

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新築で平屋を建てるデメリット・注意点

新築で平屋を建てるデメリット・注意点

CASE411 軒の家

平屋のデメリットについても知っておきましょう。多くのデメリットは間取りやデザインの工夫で解消できますので、事前にハウスメーカーに相談することをおすすめします。

通風と採光には要注意

住宅の陽当りを良くするためには、リビングや書斎など、過ごす時間の長い部屋は陽当りのよい南東に、水回りは日陰になりやすく西日の当たる北西にするのが一般的です。

しかし、周りの建築事情や敷地の広さによってはその通りにいかないこともしばしばあります。平屋になるとその可能性はさらに高まります。

通風の面で言えば、ひとつの部屋に対になる形で2つ以上の窓を設置すると風通しが良くなります。ただし、部屋の数が増えることによって壁の枚数も増えるため、壁で風が遮られてしまう可能性もでてきます。

平屋においてこれらのリスクを解決するには、中庭を設置するのがおすすめです。平屋をコの字型にしてその中央に中庭を設ければ、どの部屋にも太陽光が差し込み、明るい室内を確保することができます。また、中庭に面して大きな窓を取り付け、その一直線上に通風のための小さい窓を設置すれば、風通しのよい住環境を構築できるでしょう。

高くなりがちなコスト

一般的に平屋を建てるためのコストは2階建てよりも高くなると言われています。一見2階建ての住居のほうが費用はかかりそうな気がしますが、なぜ平屋のほうがコストがかかると言われているのでしょうか。

住居を建てるためにかかるコストの割合として多くを占めるのは、基礎工事と屋根の部分です。例えば同じ延べ床面積の平屋と2階建てがあった場合、より広い敷地面積を必要とするのは平屋です。そして敷地面積が広いということは基礎工事の面積も広くなるので、その分だけコストもかかります。

屋根に関しても大きくなればなるほど費用が高くなります。地続きのゆったりとした空間が魅力の平屋ですが、各部屋の面積を広くしたり部屋数を増やしたりすると、費用は跳ね上がってしまいます。平屋を新築する場合は譲れない点と妥協できる点を洗い出すことが、コストを抑える秘訣です。

屋根断熱は入念な対策を

屋根と住居スペースの距離が近い平屋の場合、断熱対策はしっかりと行なっておきたいところです。

外から建物に入ってくる熱の15%は屋根からだと言われています。特に屋根裏のスペースにロフトを設置する場合は注意が必要です。ロフトはコストダウンを図りながら居住スペースを確保できる優れた空間でもあります。ロフトは通常、屋根との高さが1.4m以下とされています。

このときに屋根の断熱対策をしっかりしていないと、屋根から入ってくる熱をロフトに貯めこんでしまいます。せっかく寝室やプライベートスペースとして利用しようと思っていたのに、夏場は暑くてすごせないということにもなりかねません。

また、断熱対策がしっかりなされていない家は、夏は暑く冬は寒い住宅になってしまいます。こうならないためにも、家を建て始める前に設計者に相談しておくようにしましょう。

家族間でもプライバシーの確保は大切

平屋はひとつのフロアにすべての居住空間があるため、家族同士でプライバシーを確保するのが難しいといえます。だからといって、それぞれのプライベート空間を確保するために壁やパーテーションを多く設置してしまうと、今度は通風や採光の面で弊害が出てきます。

これでは、せっかくゆとりある空間が魅力の平屋の良さを、十分に活かすことができません。通風や採光とプライバシーの確保を両立させるためには、部屋の間取りと生活動線をあわせて考えることが重要です。

たとえば、平屋の中央にリビングダイニングを配し、その両隣に寝室や子ども部屋などを置きます。リビングには大きな窓を設置して採光と通風を確保しつつ、それぞれのプライベート空間も確保することができます。それぞれの部屋からはすぐにリビングダイニングに出られるので、食事や団らんなどの家族でのコミュニケーションは取りやすいままです。

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【費用別】おしゃれな間取りの平屋の建築実例

ここからは、平屋での家づくりをイメージできるように、実際の建築事例を3つ紹介しています。いずれも利便性とデザイン性を両立した平屋ですので、おしゃれな間取りの平屋を建てる参考になるでしょう。

【1,000万円台】古民家を彷彿させる穏やかな平屋

【1,000万円台】古民家を彷彿させる穏やかな平屋

CASE687″□×□×和 (ハコニワ)”

こちらの平屋は、LDKの梁見せ天井が古民家を彷彿させる穏やかな家です。夜間は梁のなかに設置した間接照明によって、LDK全体が柔らかく照らされます。

リビングのダウンフロアは「おこもり感」を演出しており、居心地がよさそうです。ダウンフロアは段差で変化が付くため、空間をおしゃれに広々とした印象に変えてくれる効果もあります。

【2,000万円台】大きく開けた平屋住宅

【2,000万円台】大きく開けた平屋住宅

CASE750 WHITE GATE

こちらの住宅は、平屋ならではの開放的な広い窓が特徴です。窓の前のスペースには道路や民家がないため、広々とした芝生の庭が見渡せるようにデザインされています。

大開口部と芝生が窓ガラス一枚で仕切られた形となりますので、子どもやペットの遊ぶ様子をうかがいながら家事をしたり、くつろいだりできるでしょう。

【3,000万円台】明るい光と緑を取り込んだ快適な平屋

【3,000万円台】明るい光と緑を取り込んだ快適な平屋

CASE508 Slither Link

こちらの平屋は週末に過ごすセカンドハウスとして設計されました。人目が気になる側面には大きな窓を設置せず、プライバシーをしっかり確保しているのが特徴です。

その分、中庭に面した側から明るい光と緑を取り込んだ室内空間としました。平屋をコの字型にすれば、プライバシーを確保しながら、十分な採光と通風をとった快適な室内にできます。

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メリットを活かしておしゃれな新築平屋住宅を建てよう

平屋は間取りやデザインの自由度が高いのが特徴です。高齢者世帯のバリアフリー住宅や、家事動線を最適化したコンパクトで機能的な住宅を実現できることから、近年、平屋の人気が高まっています。

一方、快適な平屋にするためには注意点もあります。通風は重要な要素ですし、採光や断熱に関しても心地よく暮らすためには外せない要素といえるでしょう。

家族間のプライバシーに関しては家庭によって考え方に違いがあるため、自分の家庭の場合は、どのくらいプライバシーを重視するのかよく考えるようにしましょう。平屋に対する希望が多くなればなるほどコスト面は高くなりますので、その点は建築家とよく話し合うようにしてくださいね。

フリーダムアーキテクツでは、年間約400棟の注文住宅を手がけ、平屋住宅のプランにおいても様々な実績があります。こだわりを叶えるためのアイディアをはじめ、それを実現するための土地の選び方や構法に至るまで、ご要望に合わせた細かなご提案を致します。まずはお気軽に無料資料請求からはじめてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

長谷川 稔

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔

1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。

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