
注文住宅の家づくり | CASE486デザインへの挑戦
屋上はホームパーティーやおうちキャンプ、家庭菜園など、さまざまな楽しみ方ができる広々としたスペースです。しかし、メリットとデメリットの両面を知ったうえで屋上のある家づくりをしないと、後々後悔してしまうかもしれません。
この記事を読むと、以下の内容がわかります。
・屋上のある家で後悔する理由
・屋上を設置するメリット
・屋上で後悔しないためには
・フリーダムアーキテクツが手掛けた実例
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
屋上のある家を建てて後悔する理由

注文住宅の家づくり | CASE585いしのいえ
屋上のある家を建てて後悔しないようにするには、屋上のデメリットを知っておく必要があります。主なデメリットは、以下のとおりです。
・建築費が高い
・メンテナンスや掃除が大変
・プライバシー性が低い
・室内が暑くなる
・洗濯物を屋上まで運ぶのが大変
順番に詳しく解説します。
後悔①建築費が高い
屋上のある家は、一般的な屋根の家に比べて建築費が高くなります。
高い費用をかけて屋上をつくったものの、いざ住んでみたら、「あまり活用しなかった」という後悔の声も聞かれます。こうならないためには、屋上をどのように活用したいのか、なぜ屋上を設置したいのか、目的や理由を明確にすることが大切です。
後悔②メンテナンスや掃除が大変
屋上は、屋根と比べて、メンテナンスと掃除の手間とコストもかかります。
例えば、手すりや柵については、サビや腐食が発生していないか定期的に点検し、安全性を維持するために補修や交換を行うことが必要です。また、床面にひび割れが生じると防水機能が低下し、建物自体の劣化につながるため、早めの修繕が求められます。
さらに、防水工事や点検を定期的に行わなければ、防水層の劣化によって雨漏りのリスクが高まる恐れもあるでしょう。加えて、屋上は落ち葉やゴミが排水口に溜まりやすく、これが詰まりの原因となってしまうため、こまめに清掃することも欠かせません。
これらの手間を減らすには、耐久性の高い建材や工法を選ぶなど、初期投資が重要です。また、掃除の手間を防ぐには、汚れが付きにくい仕上げ材を使う、排水口にフィルターを設置しゴミの詰まりを防ぐといった方法があります。
後悔③プライバシー性が低い
屋上のある家は、周囲の建物からの視線を受けやすく、プライバシーを確保しにくい面があります。
特に都市部では周囲の建物が密集しているため、BBQや日光浴といった屋上の様子や洗濯物などが丸見えになりやすく、音も漏れやすい点に注意が必要です。
対策としては、柵やフェンス、植栽(グリーンカーテンやプランター)による自然な目隠し、日よけやシェードなど、外構や設備の工夫が挙げられます。
後悔④室内が暑くなる
屋上のある家は断熱対策が不十分だと室温が上昇しやすくなります。直射日光を受けた屋上のコンクリートや床面が熱を持ち、室内に伝わりやすいからです。また、冬は冷気が伝わりやすくなります。
結果として、「夏は暑く、冬は寒い家になってしまった」「光熱費がかさむ」といった後悔につながりかねません。ハウスメーカーや工務店を選ぶ際は、十分な断熱対策ができるかチェックしておきましょう。
後悔⑤洗濯物を屋上まで運ぶのが大変
「1階の洗濯機から屋上まで毎日洗濯物を運ぶのが大変」というのも、屋上のある家を建てた人によくある後悔です。水を含んだ洗濯物は、家族が多いほど重くなり、階段や屋外階段を使うと持ち運びが辛くなる可能性があります。
そのため、屋上の近くに洗濯機を置く、洗濯機を置く階にも干せるスペースを設けるといった間取りの工夫が必要です。

屋上のある家を建てるメリット

注文住宅の家づくり | CASE727ライトコートハウス
先に述べたデメリット面を避ければ、屋上のある家を建てるメリットは以下のように数多くあります。
・家族の憩いの場になる
・広いスペースに洗濯物を干せる
・眺望を楽しめる
・家庭菜園やガーデニングとして活用できる
それぞれの魅力を見ていきましょう。
メリット①家族の憩いの場になる
屋上のある家は、スペースを確保でき、家族の憩いの場として活用できます。家の敷地面積に近い広いスペースを確保できるため、活用の幅が広いのが魅力です。
例えば、バーベキューやホームパーティーを楽しむ場所として利用できます。安全柵を設置すれば、子どもやペットの遊び場としても安心して使えるでしょう。デッキチェアなどを置けば、読書や昼寝を楽しむリラックススペースとしても活躍します。
このように、広い庭やテラスをつくるのが難しい場合でも、屋上なら、ゆとりのあるスペースを確保できます。
メリット②広いスペースに洗濯物を干せる
屋上のある家は、広々としたスペースに洗濯物を干せます。
面積が限られるバルコニーでは、大きな布団やタオルを干すと窮屈になったり、洗濯物がたまると干しきれなかったりするものですが、こうしたストレスから解放されます。
屋上は洗濯物を干す絶好の場所です。日光が直接当たるうえ、余裕を持って洗濯物を干せるため、風通しがよく乾きやすくなります。また立地条件によっては、隣家や道路に面した庭やベランダより、一目を気にせず洗濯物を干せる場合もあるでしょう。
メリット③眺望を楽しめる
屋上に上がると、周囲の建物や障害物に遮られず、広い空や遠くの景色を眺められます。住む場所によっては、海や山、街の夜景、満天の星を一望できることも、屋上のある家ならではの魅力です。
眺望を楽しみながら読書やお茶をするなど、楽しみ方はいろいろあります。なかには、テントを張ってミニキャンプをしたり、ラグやクッションを敷いて照明や装飾を工夫し、快適なグランピングを楽しむ人もいます。
メリット④家庭菜園やガーデニングとして活用できる
屋上のある家は、日当たりの良さを活かして家庭菜園やガーデニングを楽しめます。
屋上は建物の最上部にあるため、日当たりや風通しが良く、植物がよく育ちます。害虫や雑草の影響を受けにくいため、管理がしやすい点もメリットです。
屋上のある家を建てた人からは、「家庭菜園やガーデニングを通じて家族のコミュニケーションが増えた」「子どもが自然や植物に興味を持つようになった」などの満足の声が多く聞かれます。

屋上のある家を建てて後悔しないようにするには
屋上のある家を建てて後悔しないようにするには、経験豊富なハウスメーカーや工務店に依頼するのが重要なポイントです。
屋上のある家では、断熱対策やメンテナンス費を抑えられる建材、移動や掃除などの使い勝手を考慮した設計など、特有のノウハウが必要です。施工実績が豊富な会社であれば、デメリット面を減らしつつ、希望を叶える提案をしてくれます。
優良なハウスメーカーや工務店を見極めるには、デメリットを隠さず伝えてくれたり、希望を丁寧にヒアリングしてくれるかがポイントです。家づくりの良きパートナーを見つけるためにも、複数の会社を見学したり、担当者に直接話を聞いたりしてみるとよいでしょう。

屋上のある家の成功実例
屋上のある家のイメージを具体的にするには、実際の間取りを見てみるのが近道です。ここでは、フリーダムアーキテクツが手掛けた実例を2つ紹介します。
いずれの家も、注文住宅の自由度の高さを活かし、施主様の希望を最大限に叶えた家となっています。家づくりのヒントにお役立てください。
実例①ガレージの上部を活用しアクセス抜群の屋上のある家

注文住宅の家づくり | CASE627 HOUSE . GARAGE HOUSE
居住棟と分かれたガレージの屋上にルーフバルコニーを作りました。1階の中庭と2階からアクセスできるように外階段を付けたため、アクセスが良く、気軽に家族が集えます。屋上の空間は居住棟と分かれていますが、高さが近い2階には大開口の窓があることでつながりが感じられる空間です。
ソファーやテーブルを置いた屋上では、家にいながら気分を一新できます。また、夜は間接照明がほんのりとバルコニーを照らし、暗い時間も楽しめるようになっています。
実例②プライバシーを確保しつつ都心の景色を満喫できる屋上のある家

注文住宅の家づくり | CASE606 CEDAR BOX
こちらの屋上は、都心の景色を満喫できる大人の空間をコンセプトに設計されました。ウッドデッキのルーフバルコニーにはコンクリートのキッチンがあり、バーベキューなどが楽しめる広々とした空間となっています。さらに、屋上の一角にはバスタブが設けられ、露天風呂を楽しめます。
プライバシーが気になるところではありますが、閉塞感のないルーバーを付けることで問題を解決。視線を遮りつつ、光や風を取り入れられます。さらに、ルーバーの木目は、コンクリート中心の建物のアクセントにもなっています。
バスタブの周りにはルーバーに加えて、側面と天井を覆うコンクリートの目隠しを設置しました。床材には水捌けの良い素材を使用し、お掃除も簡単です。

屋上のある家づくりに関するよくある質問

屋上のある家を建てる際には、以下のような質問が多く聞かれます。屋上のある家を本格的に検討する前に、疑問を解消しておきましょう。
屋上のある家に固定資産税はかかりますか?
屋上部分には固定資産税がかかりません。
固定資産税は建物の延べ床面積(建物の各階の床面積を合計したもの)に基準に計算されます。屋上は室内ではないため、建築基準法上、延べ床面積には含まれません。
例えば、屋上に人工芝や花壇、洗濯干し場などを設けても非課税です。ただし、ペントハウス(小部屋)や温室などを設けると、その部分は居住空間となり、延べ床面積に含まれる点に注意が必要です。
屋根と屋上はどちらが安いですか?
一般的に、屋上のある家のほうが、屋根の家に比べて費用が高くなります。
屋上をつくる場合、屋上に出るための階段や手すり、柵などが必要です。また、荷重に耐えられる強度を確保するため、建築コストが上がります。
屋上は、屋根より雨水がたまって劣化しやすく、直射日光や風雨の影響も大きくなります。屋上の設置によって建築費は上がると考えておきましょう。
屋上のある家のメンテナンス費用はいくらかかりますか?
屋上のメンテナンス費用は約15坪で15〜40万円ほどかかります。メンテナンスの頻度は10〜15年に一度が目安です。
設備や用途にもよりますが、以下のようなメンテナンスが必要です。
・防水膜の劣化による張替えや補修
・雨漏り防止の補修
・排水溝やドレン(排水口)の清掃
強風・台風が多い地域や積雪のある地域では、メンテナンス費用が割高になる場合があります。

後悔する理由を知って快適な屋上のある家を建てよう!
屋上は広々としたスペースを確保しやすく、家族の憩いの場やガーデニングなど、いろいろな利用が可能です。ただし、建築費やメンテナンス費の高さや、プライバシーが確保しにくい点など、デメリット面についても知っておく必要があります。
屋上のある家を建てて後悔しないようにするには、経験豊富なハウスメーカーや工務店に依頼することが大切です。
フリーダムアーキテクツは、屋上のある家の実績が豊富です。お客様の希望を最大限に叶えながら、快適に暮らせる間取りの提案を心がけています。土地選びからはじめる場合には、屋上のある家を建てるのに適した土地を一緒にお探しいたします。
まずは詳しい資料をご覧ください。
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この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。