
CASE683 丘の上のハウス
後悔のない家づくりを実現させるには、成功例を参考にするのが近道です。暮らしてみないと分からない情報を得ることで、より満足度の高い住まいを叶えやすくなります。
この記事では、理想の平屋を建てたい方に向けて、坪数・部屋数別に間取り図や価格帯別の建築実例を紹介します。家族構成や暮らし方に合った平屋の間取りのアイデアを参考に、最適なプランを計画してみてください。
無料住宅作品集の取り寄せ
平屋の実例を含む、約40の実例写真・間取り・価格をご紹介。資料請求いただいた皆様に、無料でお届けします。

住宅作品集を取り寄せる
目次
平屋とは? 近年人気が高まっている理由
平屋は一階建てで、リビングやキッチン、バスルーム、ベッドルームといった生活に必要な空間がワンフロアに集まっているのが特徴です。広告などでは「1階建て」や「平家建」と表記される場合もあります。
近年はデザインにこだわった、おしゃれな平屋が増えており、人気を集めています。ワンフロアで自然に家族が顔を合わせやすく、コミュニケーションを取りやすい点が、ファミリー層から好評です。加えて、家事動線がスムーズであることや、バリアフリー設計がしやすいことも、多くの人から支持される理由といえます。

平屋を新築するメリット

CASE634 アトリエを持つ家
平屋を新築することには、以下のようなメリットがあります。
・ワンフロアで効率よく生活できる
・おしゃれで個性的な住まいがつくれる
・家族とのコミュニケーションの機会が増える
・老後まで安心して生活できる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
ワンフロアで効率よく生活できる
平屋のメリットのひとつに、ワンフロアで効率的な動線を作りやすく、家事の負担を軽減できることがあります。階段の上り下りが不要なため、洗濯物を干すときに洗った衣類を1階から2階へ持ち運ぶ必要がありません。
ただし、上階がないぶん、1階の面積が広くなり、間取りによっては家の中での移動距離が長くなる可能性があります。とはいえ、玄関を家の中心に配置するといった工夫によって、どの部屋へもスムーズにアクセスできる、効率的な間取りを実現しやすくなります。
おしゃれで個性的な住まいがつくれる
平屋は構造上間取りの自由度が高く、オリジナリティの高いデザインを採用しやすい点も魅力です。
二階の重さを考慮する必要がないので、壁や柱を少なくし、開放的な空間を作れます。リビングに傾斜のある勾配天井を採用したり、小屋裏を収納や趣味のスペースとして活用したりしても良いでしょう。
また、高さ制限を受けにくいことから、屋根の形状の選択肢が幅広く、外観に個性を出しやすいところも嬉しいポイントです。
家族とのコミュニケーションの機会が増える
平屋は居住空間がワンフロアに集まっていることから、家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが生まれやすくなります。
例えば、二階建てで玄関の近くに階段があった場合、子どもが帰宅したあと、直接個室に行ってしまうこともあるでしょう。しかし、平屋にしてリビング中心の間取りにすれば、お互いに顔を合わせやすくなるので、子どもが成長して会話が減っても、様子を把握しやすくなります。
老後まで安心して生活できる
平屋であれば、上下階の移動がないので、老後も体に負担の少ない生活を送りやすくなります。階段がないことで転倒リスクを減らせる点もメリットです。バリアフリーな住まいを実現しやすい平屋は、老後も快適に過ごせる住まいとして注目を集めています。
高齢になっても安心して生活できることは、妊娠中の方や小さな子どもがいる場合、けがをしている場合など、さまざまな状況にも対応しやすいと言えるでしょう。

平屋のデメリット

CASE420 光庭の家
魅力の多い平屋ですが、以下のようなデメリットがあるのも事実です。
・比較的広い敷地が必要になる
・日当たりと風通しを確保しにくい
・プライバシーを守りづらい
家を建ててから後悔しないよう、ここから紹介する注意点を把握し、必要に応じて対策を練りましょう。
比較的広い敷地が必要になる
二階建ての場合、上下二つのフロアに分けて作る居住スペースを、平屋では全て一階に収めなければならず、それなりに広い敷地が必要です。なお、建築する地域によって、土地に対して建てられる建物の面積の割合が決まっているため、敷地いっぱいに作れない点も理解しておきましょう。
とはいえ、土地の広さを考慮し、廊下をできるだけ減らしたり、水回りを集約して家事動線を短くしたりするといった間取りの工夫によって、理想の平屋に近づけることは可能です。
日当たりと風通しを確保しにくい
平屋は、居住スペースがワンフロアに集約されるため、二階建て以上の建物に囲まれているなど、周辺環境や間取りによっては、日当たりや風通しを確保しにくい場合があります。
とはいえ、建物をコの字型やロの字型にして中庭を設けたり、L字型の間取りを採用したりすることで、採光や通風の改善が可能です。
実際に平屋の間取り成功例の中には、間取りの工夫によって、明るく風通しの良い住まいを実現しているケースも多く見られます。
プライバシーを守りづらい
1階建てである平屋は、道路や隣家との目線の高さが合いやすく、プライバシーを確保しにくいケースもあります。
間取りを計画するときは、周辺の道路や建物の状況を確認し、窓のサイズやレイアウトを工夫しましょう。
例えば、道路側に面した窓を小さくしたり、高い場所に設置したりするといった方法があります。
加えて、「家を敷地のどこに建てるか」も大切です。庭が外から見えないように道路側に建物を配置することや、中庭を取り入れることで、落ち着ける空間を作れるでしょう。

【坪数別】平屋の間取り成功例を間取り図で解説
ここからは、フリーダムアーキテクツが手掛けた平屋の間取り成功例を、間取り図とともにご紹介します。どのような工夫によって快適な暮らしを実現しているのか、詳しく見ていきましょう。
①【27.11坪/3LDK】テラスから光が差し込む平屋

外に面する窓を最小限に抑え、代わりにテラスから十分に光を取り込むことで、開放的な空間を演出した平屋です。
家の中心に玄関とLDKを配置することで、効率的な生活動線を実現しています。趣味のスペースを設けた主寝室は、ランドリールーム、パウダールーム、ウォークインクローゼットを回遊できる間取りです。洗濯してから収納するまでの工程がスムーズになり、家事の時短につながります。
玄関から右側にある子ども部屋はあえてコンパクトに設計し、学習スペースを設けているのもポイントです。状況に応じて、親がワークスペースとして利用することもできます。
②【27.92坪/3LDK】約25帖の広いLDKを実現した平屋

約25帖もの広々としたLDKが住まいの中心となっています。隣接する4.5帖の和室の扉を開け放てば、LDKと一体化し、より開放的な空間を演出可能です。LDKからパウダールーム、ランドリールーム、バスルームへとスムーズに移動できる動線を作ることによって、家事の効率化も意識しました。
また、お互いのプライバシーを守るために、あえてホールを設けて、各個室の距離を確保しているところもポイントです。
書斎に加えて子ども部屋にもカウンターを設置することで、子どもが小さいうちは、第二のワークスペースとして活用できます。また、ロフトも備え付けられており、収納スペースとして有効活用できるのも魅力です。
③【36.13坪/3LDK】3つのバルコニーが開放感を演出する横長の平屋

横長のフォルムが特徴のこちらの平屋では、外向きの窓を制限する代わりに、バルコニーを3つ作ることで、明るさと風通しを確保しています。LDKは2つのバルコニーに面しており、室内にいながらでも自然を身近に感じやすくなっています。
横に長い間取りでありながら、玄関とLDKを中心とした配置により、生活動線が長くなりすぎないようにしているのもポイントです。
個室の広さは必要十分なコンパクトサイズに抑えました。収納不足を補うために、ホールにはウォークインのファミリークローゼットを用意しています。主寝室にあるクローゼットのほか、ロフトも収納として活用でき、家の中がすっきり片付くでしょう。

【価格別】平屋の間取り成功例を建築実例で解説
続いて、フリーダムアーキテクツが手がけた平屋の間取り成功例を、建築事例をもとに、価格帯別にご紹介します。自分たちの予算に合った工夫を取り入れてみてください。
【2,000万円台】平屋のコートハウス

CASE719 Flat foam
2,000万円台で実現した、平屋のコートハウスです。コートハウスとは、中庭を中心に居住空間を配置した住まいを指します。中庭を囲んだ間取りによって、外部からの視線を防止でき、プライバシーを保てます。


CASE719 Flat foam
ウッドデッキの中庭から続くLDKは、高い天井と組み合わせて、開放感をプラスしました。スキップフロアで室内に高低差を設け、立体感を出しているのも、参考にしたいところです。
【3,000万円台】縁側が心地良い平屋

CASE671 実りの平屋
こちらの平屋では、田園風景が広がる敷地を活かし、LDKとフラットにつながる縁側を設けました。正面に広がる砂利を敷いた庭や、木材を多く取り入れた外構・外壁など、周囲の自然環境に溶け込むようなデザインを取り入れています。

CASE671 実りの平屋
周りの風景を邪魔しないよう建物の高さを抑えつつ、LDKに吹き抜けを設けることで、開放感を演出しているのもポイントです。
【4,000万円台】広い中庭を中心とする光あふれる平屋

CASE661 環(めぐる)いえ
4,000万円台の平屋であれば、ゆとりのある敷地に建てることも可能です。こちらの実例では、建物の中央に中庭を設け、回遊性のある間取りにしました。

CASE661 環(めぐる)いえ
中庭に面して大きな窓を取り付けることで、外からの視線を気にすることなく、開放的な空間でくつろげます。LDKのどこからでも中庭を眺められるので、自然を身近に感じられるでしょう。

平屋の間取り成功例を参考に理想の平屋を実現しよう
理想の平屋を実現させるには、実際の間取り成功例をヒントにすることをおすすめします。自分たちの家族構成や生活スタイルに近い間取り図や実例を参考にすれば、より具体的にイメージしやすくなるためです。
フリーダムアーキテクツには、4,000棟以上のデザイン住宅を手掛けてきた実績があります。無料で取り寄せられる作品集には、厳選した約40例が収録されており、家づくりのヒントがたくさん詰まっています。ぜひ、資料をお申込みいただき、理想の平屋のイメージを膨らませてみてください。
◆◆「フリーダムアーキテクツが手掛けたデザイン住宅の作品集を今なら無料でお届けします。」◆◆

平屋の間取り成功例についてのよくある質問
最後に、平屋の間取り成功例について多く聞かれる質問に、フリーダムアーキテクツがお答えします。疑問を解消することで、理想の平屋に近づけるでしょう。
平屋の間取りを成功させるために注意するべきポイントは?
開放的な空間づくりと、プライバシーの確保のバランスが重要です。
ワンフロアの平屋は、家族がお互いに気配を感じやすく、コミュニケーションが生まれやすい半面、プライバシーを保ちにくいデメリットがあります。圧迫感が出ない程度に仕切りを設けるなど、それぞれがストレスなく過ごせる工夫が必要です。
また、居室の広さを優先して収納を減らすと、生活スペースがものであふれやすくなる可能性があります。おしゃれな空間をキープするためにも、小屋裏や床下、壁面などを活用し、十分な収納を確保したいところです。
平屋の間取りの失敗例を教えてください
よく見られる失敗例のひとつに、平屋はワンフロアに全ての部屋が集約されるため、採光計画が不十分で、家全体が暗くなってしまうことがあります。
生活の中心となるLDKの南側に大きな窓を設けるのが基本です。また、高い位置に窓を設置すれば、外からの視線を防ぎつつ、部屋の奥まで光を届けられます。開放感をプラスするために、吹き抜けや天窓、中庭を設けても良いでしょう。
無料住宅作品集の取り寄せ
平屋の実例を含む、約40の実例写真・間取り・価格をご紹介。資料請求いただいた皆様に、無料でお届けします。

住宅作品集を取り寄せる
注文住宅・デザイナーズハウス
の建築実例を探す
全国で年間約400棟の注文住宅を
設計しているからこそ、事例も豊富

この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。