
CASE775 二色の陽射し
注文住宅を検討し、インテリアはある程度イメージできているけれど「LDK照明選びに迷っている」という人もいるでしょう。おしゃれなリビングダイニングにする照明選びは、種類と選び方のコツを把握するのがポイントです。
照明選びは、LDKのインテリアが照明によりどのような印象になるのか、実例を見てイメージするのもいいでしょう。例えば、照明がインテリアに与える影響、照明による部屋全体の雰囲気など、具体的なイメージができます。
この記事はこんな人におすすめ
- LDKの照明のイメージができていない
- 照明の種類やそれぞれの特徴を知りたい
- LDK照明の選び方を知りたい
この記事でわかること
- おしゃれなLDK照明の実例
- 照明の種類と特徴
- おしゃれなLDK照明を選ぶポイント
- LDK照明選びの失敗例
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おしゃれなLDK照明の実例
LDK照明選びに迷っているなら、実例を見て具体的にイメージしてみることも大切です。ここでは、おしゃれなLDK照明の実例を紹介します。
直線的でスタイリッシュなインテリアに合う照明デザイン

CASE779 OWN SPACE
天井に埋め込むダウンライトを採用することで、LDK空間をすっきり広く見せる照明デザインです。
ダイニングテーブル上は、十字架のライトがインテリアのアクセントになっています。キッチンダイニングの天井を下げて間接照明を設置することで、リビングとダイニングキッチンにメリハリをもたせているのも特徴です。
すっきりとした開放的な照明デザイン

CASE778 紫翠の棲
シンプルでモダンのインテリアを彩る、すっきりとした開放的な照明デザインの実例です。
複数の位置にダウンライトを2つずつ配置し、照明範囲が狭いダウンライトでも広い空間を均一に照らしています。ダイニングテーブルの上にはペンダントライト、ソファ近くにはフロアライトを設置することで、十分な明るさが保たれています。
上品なグレーのインテリアに馴染む照明デザイン

CASE776 tone
グレートーンで上品なインテリアのLDKに馴染む照明が特徴の実例です。
リビングとキッチンはダウンライトをベースにし、ダイニングはペンダントライトでアクセントをつけています。壁付けのテレビには間接照明が設置され、やわらかな光が空間を照らします。
個性的なインテリアを彩る照明デザイン

CASE771 VOIDS
ヘリンボーン床やキッチン上部の天井を木目にした、個性的なインテリアを彩る照明デザインです。
キッチンの天井を木目に変えることで、照明がシンプルなダウンライトでもメリハリがあります。ダイニングを照らす個性的なペンダントライトで空間に華やかさがうまれます。
ナチュラルなインテリアをやさしく照らす照明デザイン

CASE759 陽光照らすイエ
木の温もりを感じられるナチュラルなインテリアを照らす照明デザインの実例です。
3つに並べられたペンダントライトが、ダイニングを明るく照らします。ダウンライトとペンダントライトのやさしい光に照らされたLDKは、よりあたたかみを感じる空間になるでしょう。
空間を彩るドライフラワーが照らされる照明デザイン

CASE741 モルタライク
木目調のインテリアにドライフラワーで彩られた空間を照らす照明デザインです。
ドライフラワーで装飾されたダクトレールに、スポットライトを取り付けて食卓を照らしています。リビングはダウンライトですっきりさせ、メリハリのある空間となっています。

照明の種類
LDKに利用できる照明の種類は以下の6点です。
・シーリングライト
・ダウンライト
・ペンダントライト
・ブラケットライト
・スポットライト
・間接照明
照明の種類をまとめてみました。それぞれの特徴を知り、どのようなインテリアに合うのかをイメージしてみてください。
シーリングライト

CASE608 和みの住処
シーリングライトとは、天井に直接取り付ける照明です。部屋全体を均一、広範囲に照らせるため、リビングなどのメイン照明として適しています。
調光、調色機能などのバリエーションが豊富なので、インテリアに合わせて選びやすい照明といえるでしょう。照明によりLDKをおしゃれな雰囲気にしたいなら、他の照明と組み合わせるのもおすすめです。
ダウンライト

CASE772 大らかにツナガル
ダウンライトとは、天井に埋め込む照明です。天井と照明とがフラットになるため、圧迫感のない、すっきりとした開放的な空間を演出できます。
ただ、広範囲を均一に照らすのには向いていません。メイン照明として使用するなら、数を多めにしたり、バランスよく配置したりする必要があります。また、直下は影ができやすいため、他の照明との組み合わせもポイントです。
ペンダントライト

CASE756 utsuwa
ペンダントライトとは、天井から吊り下げて設置する照明です。さまざまなデザイン、素材があり、インテリアの主役として空間をおしゃれに演出します。
特定の場所を照らす照明として、ダイニングテーブル上など、ピンポイントで明るくしたい場所に選ばれています。広範囲を均一に照らせないため、他の照明と組み合わせて使うのが一般的です。
ブラケットライト

CASE781 天地を紡ぐ家
ブラケットライトとは、壁や柱に取り付ける照明です。廊下や階段、玄関などの補助照明として用いられることが多いですが、やわらかな光でLDK空間を演出する照明としても人気があります。
単体での明るさは十分でないため、メイン照明には向いていません。LDKに設置する場合は、他の照明と組み合わせる必要があります。
スポットライト

CASE757 トキノエンガワ
スポットライトとは、特定の場所や物を集中的に照らすための照明です。例えば、壁に飾った絵画や観葉植物などをライトアップして引き立ててくれる効果があります。
ダクトレールに複数のスポットライトを取り付けて、角度を調整することで空間のデザイン性を高めるのが一般的です。部屋全体を均一に照らすのには不向きなので、メイン照明には向きません。
間接照明

CASE745 自由が丘の家
間接照明とは、壁や天井などに光を反射させて間接的に空間を照らす照明です。柔らかな光で空間全体を包み込み、眩しさを感じさせずに落ち着いた雰囲気を演出します。
空間に奥行きや広がりを与える効果があり、おしゃれで洗練された印象を与えるのも特徴です。高低差のある天井に間接照明を取り入れれば、天井高が強調され、広々とした空間を感じられます。

おしゃれなLDK照明の選び方

おしゃれなLDK照明の選び方は以下の5点です。
・メイン照明とサブ照明を考える
・インテリアのスタイルや家具と合わせる
・照明の色温度で選ぶ
・必要な明るさを確保する
・機能で選ぶ
LDK照明を選ぶポイントをまとめてみました。ポイントを確認し、おしゃれなLDK照明を選ぶ時の参考にしてみてください。
メイン照明とサブ照明を考える
LDK照明は、メイン照明とサブ照明の複数を組み合わせるのが主流です。LDK全体を照らすメイン照明と空間にアクセントを与えたり、リラックスできる雰囲気を演出したりするサブ照明をバランス良く選びましょう。
例えば、シーリングライトでLDK全体を均一に照らし、ピンポイントで明るくしたい場所にペンダントライトを使用するといった組み合わせがあります。
インテリアのスタイルや家具と合わせる
LDK照明は、部屋のテイストに合わせて選ぶのがポイントです。インテリアのスタイルや家具の配置を決めることで、照明選びがよりスムーズになります。
例えば、都会的なモダンインテリアの場合、直線的なデザインのペンダントライトを使用するなど、家具の位置も決めておけば照明の位置も決めやすくなります。
照明の色温度で選ぶ
照明の色温度で選ぶ方法もあります。色温度とはK(ケルビン)という単位で光源の光色を数値化したものです。青みがかった光ほど高い数値になり、赤みがかった光ほど低い数値になります。
代表的な色温度には「昼光⾊」「昼⽩⾊」「電球⾊」「温白色」があり、それぞれに適したシーンや場所があります。それぞれの特徴をまとめましたので、参考にしてみてください。
昼光色 (色温度5700〜7100K) |
日中の自然光のような青みがかった明るさが特徴で、読書や勉強の照明に適した光色 |
昼白色 (色温度4600〜5500K) |
さわやかな白い光色で、キッチンやダイニング、リビングで作業する際の照明に向いている |
電球色 (色温度2600〜3250K) |
赤みがかったあたたかみのある光色。リビングやダイニングがあたたかな雰囲気になる |
温白色 (色温度3250〜3800K) |
電球色と昼白色の中間色でオレンジがかったややあたたかみのある光色。リラックスできるくつろぎ空間を演出してくれる |
必要な明るさを確保する
必要な明るさを確保できる照明を選ぶのもポイントです。部屋の広さによって必要な明るさは異なります。照明器具には「〇畳用」など対応する畳数表示がありますが、表示がない場合は照明器具の適用畳数の表示基準を参考にしましょう。
明るさはルーメン数で表記され、例えば、LEDシーリングライトの適用畳数は6帖で2700〜3699ルーメンです。ただ、部屋の雰囲気や壁の色によっても明るさは異なります。ワンランク上の畳数に適用した照明を選び、調光して使うのもおすすめです。
出典:一般社団法人日本照明工業会「LED照明器具の適用畳数について」
機能で選ぶ
デザインだけでなく機能で選ぶことも重要です。例えば調光・調色機能がついているものなら、気分やシーンに合わせて光色を調整できます。
スマホで操作できる照明やスピーカーを搭載した照明など、さまざまな便利機能を備えたものも少なくありません。家族のライフスタイルに合う機能面をチェックして、使い勝手を重視して選ぶのもおすすめです。

注文住宅のLDK照明選びの失敗例

注文住宅のLDK照明選びの失敗例は以下の3点です。
・ライトを多めに配置する
・まとまりのないインテリアになる
・まぶしい、もしくは暗い
注文住宅のLDK照明選びにおいて失敗しがちな例をまとめてみました。住んでから後悔しないためにも、しっかり確認しておきましょう。
ライトを多めに配置する
無計画にライトを多く配置してしまうのは失敗しがちなケースです。計画をあまり立てずライトを多めに設置しすぎると明るすぎたり、使わず無駄になったりすることもあります。
多めに設置しがちなダウンライトは、直下に影ができやすいため料理や作業がしづらく感じることもあります。LDK照明は適切な光のバランスを考慮して計画しましょう。
まとまりのないインテリアになる
ライトの色味やペンダントライトなどがインテリアと馴染まず、まとまりのないインテリアになるのも失敗しがちな例です。LDK照明は、インテリアのスタイルや家具の配置を決めたうえで計画しましょう。
まぶしい、もしくは暗い
実際に住んでみるとまぶしかったり、反対に暗く感じたりして後悔するケースも少なくありません。シーンに合わせて明るさを変えたい場合は、色味や明るさを調整できる照明がおすすめです。

おしゃれなLDK照明で快適に過ごそう!
注文住宅のLDK照明をおしゃれにするポイントは、照明の種類や選び方を理解したうえで、実例や失敗例を参考に選ぶことです。また、LDKのインテリアを決めてから照明を選べば、空間に馴染む照明になるでしょう。
ただ、よりおしゃれで機能的なLDK照明にするには、提案力と実績のある建築会社を選ぶことが重要です。
フリーダムアーキテクツは、機能とデザイン性を考慮した照明のご提案が可能です。また、ご家族の要望を丁寧にヒアリングし、ライフスタイルや将来の変化などに合わせた間取りの提案を心がけています。土地探しからお手伝いができるので、ぜひご相談ください。
フリーダムアーキテクツは完全自由設計のため、お客様のご要望に最大限お応えできます。土地探しを含めた注文住宅を検討中でしたら、これまでフリーダムアーキテクツがデザインを手掛けた建築実例を参考にしてみてください。
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照明に関するよくある質問

照明に関するよくある質問をまとめたのでチェックしてみてください。
リビングの8畳用の照明はどのくらい必要ですか?
リビングの8畳用の照明は、LEDシーリングライトで3300〜4299ルーメン必要です。
部屋の広さによって必要な明るさはルーメン数で表記され、1畳あたり約400ルーメン以上が一般的な目安になります。ただ、昼白色と電球色では明るさの感じ方が異なるため確認が必要です。
出典:一般社団法人日本照明工業会「LED照明器具の適用畳数について」
リビング12畳の照明の明るさはどのくらいですか?
リビング12畳の照明は、一般的に4800ルーメンくらいの明るさが必要です。日本照明工業会によると、LEDシーリングライトでは4500〜5499ルーメンが基準となっています。
出典:一般社団法人日本照明工業会「LED照明器具の適用畳数について」
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。