
CASE769 othello
和モダンとは、日本の伝統的な和の雰囲気と、現代的で洗練されたモダンデザインを融合させた住まいのスタイルを指します。木の質感を活かし、格子や障子、畳といった和の建築要素を取り入れながら、シンプルで直線的なデザインに仕上げることで、和モダンな住まいが実現します。
本記事では、和モダンな家の特徴や魅力を建築実例とともに紹介するので、理想の家づくりの参考にしてください。
この記事はこんな人におすすめ
- 和モダンな部屋のつくり方って?内装の考え方を知りたい方
- 和モダンなインテリアってどんな感じ?家具の選び方を知りたい方
- 和モダンな外観の特徴が知りたい方
この記事でわかること
- 和モダンな家には木の梁や床、家具を取り入れた自然素材の家づくりが向いていること
- 中庭や坪庭、それを眺める縁側を取り入れると居心地の良い和モダンの家ができること
- 和モダンな住まいではやわらかい光の取り入れ方や明る過ぎない照明の使い方もポイントとなること
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和モダンとは
和モダンとは、伝統的な和の雰囲気と現代的なモダンなデザインを融合させた住まいのスタイルを指します。
自然素材を活かした和のあたたかみや落ち着きのある空間に、現代の暮らしに欠かせない機能性や快適性を取り入れている点が特徴です。また、長く暮らしても飽きがこず、幅広い世代に支持されていることも、和モダンの魅力といえるでしょう。
従来の和風の内装は、畳を使った部屋など床に近い生活になりがちですが、高齢の方にとっては立ち上がりが負担になる場合もあります。
一方、和モダンではソファやベッドといった洋の要素を取り入れやすく、足腰への負担を軽減できます。将来を見据えて、長く安心して暮らせる住まいを実現できる点も、和モダンの大きなメリットです。

和モダンな内装・インテリアのつくり方
和モダンな内装・インテリアをつくりたい場合は、次のようなポイントを押さえておきましょう。
・木の質感を活かす
・畳をうまく取り入れる
・和紙を使った照明を取り入れる
・ソファや家具を目線の低いものにする
・アースカラーを選ぶ
・カーテンの代わりに障子を用いる
これらの要素をうまく組み合わせると、おしゃれで機能的な和モダンスタイルを実現できます。
それぞれのポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。
木の質感を活かす

CASE620 継承する家
和モダンのスタイルは、あたたかみのある木の質感を取り入れた空間づくりが特徴です。ヒノキやスギといった木材や、土壁など自然素材の風合いを活かすことで、落ち着きのある趣深い雰囲気を演出できます。
また、土間や坪庭、縁側など、日本建築に長く受け継がれてきた間取りを取り入れるのも効果的です。さらに、日本的な木の梁と勾配天井を組み合わせることで、伝統と現代性が調和した和モダンな空間に仕上がります。
畳をうまく取り入れる
畳を取り入れると、リラックス感のある和の空間を演出できます。近年は、昔ながらの畳に加え、琉球畳風の正方形の畳や、和紙畳、樹脂畳などもあり、モダンな見た目とお手入れのしやすさが魅力です。
リビング全体を畳にするのはもちろん、フローリングの一角に畳スペースを設けるなど、畳とフローリングを自由に組み合わせてアレンジするのもおすすめです。
和紙を使った照明を取り入れる

CASE683 丘の上のハウス
和紙を使った照明を取り入れることで、空間にやわらかな陰影が生まれます。自然光ややわらかな光を活かした照明は、和モダンらしい落ち着きと上品さを感じさせるアイテムです。
和室はもちろん、リビングに和紙照明を設置するだけでも、手軽に和の雰囲気を取り入れられます。また、障子越しに入る薄明かりや、間接照明によるほのかな灯りを組み合わせるのもおすすめです。
ソファや家具を目線の低いものにする
和モダンの空間に仕上げるには、ソファや家具は目線の低いものを選ぶのがポイントです。畳を中心とした和の暮らしでは、背の高い家具は圧迫感を与えやすくなります。
ソファを置く場合は、座面が低く、床座に近い感覚で使えるローソファがおすすめです。視線が自然と低くなり、畳で過ごすような落ち着いた雰囲気を楽しめます。
アースカラーを選ぶ
和モダンの住まいには、木材をイメージさせる茶色やベージュなどのアースカラーがよく合います。そこに、白・黒・グレーといったモノトーンを組み合わせると、現代的で洗練された印象に。
配色は「ベースカラー70%:アソートカラー25%:アクセントカラー5%」を意識するとバランス良くまとまります。例えば、床や壁、天井にはベージュやオフホワイトを使い、カーテンやラグにアースカラーを取り入れた上で、グリーンなどお好みのカラーをアクセントに加えるのがおすすめです。
カーテンの代わりに障子を用いる
リビングなど、寝室ほどの遮光性が必要ない空間では、カーテンの代わりに造作障子を取り入れるのも効果的です。直線的なデザインの障子は空間をすっきりと見せ、落ち着いた和の雰囲気を演出してくれます。
また、板張り天井など、木の質感を活かした空間と組み合わせると、障子のやわらかな光がより引き立ち、和モダンらしい心地よい空間に仕上がります。

和モダンな外観のつくり方

CASE637 『Assemble』
和モダンな外観をつくるためには、次のようなポイントを意識しましょう。
・屋根に瓦を使う
・土壁やモルタルを取り入れる
・格子のデザインを取り入れる
・直線的な外観にする
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
屋根に瓦を使う
屋根に瓦を取り入れると、和モダンらしい重厚感のある外観になります。洋風の住宅が多い現代において、瓦屋根は和の趣を感じさせ、個性的な佇まいを演出できる要素です。
屋根と外壁を同系色でまとめると、統一感のある和モダンな外観に仕上がります。一方、あえて壁とは異なる色の瓦を選ぶと、印象的で個性のある外観に。
また、瓦の種類によっても印象が変わり、昔ながらの和瓦は重厚な雰囲気に、平板瓦を選べば軽やかでモダンな印象になります。
土壁やモルタルを取り入れる
土壁やモルタルなど、日本家屋に長く使われてきた素材を取り入れることで、外観に和の雰囲気が生まれます。
土壁は湿度調整に役立つだけでなく、自然素材ならではのやわらかな風合いが魅力です。モルタルは、水・セメント・砂を混ぜてつくられる素材で、表面に細かな凹凸が出るのが特徴です。
これらは1990年代以前の日本では定番の外壁材として使われており、重厚感と独特の趣があります。こうした壁材を瓦屋根と組み合わせると、より和モダンらしい外観に仕上がります。
格子のデザインを取り入れる
外観に格子を取り入れると、日本らしい美意識を感じさせる佇まいになります。格子は見た目の美しさに加え、光や風をやわらかく取り入れる機能性も兼ね備えたデザインです。
モダンな外観に格子を組み合わせることで、伝統的な要素と現代的なデザインが調和し、和モダンならではの洗練された印象を与える外観に仕上がります。
直線的な外観にする
和モダンな外観を目指す場合は、モダンデザインの特徴であるシンプルで直線的なラインを意識してみてください。シャープな外観に和の格子や障子を思わせるデザインを取り入れることで、和モダンらしい印象が生まれます。
窓や室内ドアなどの建具も、正方形や長方形といったすっきりした形を選ぶと、全体に統一感のある住まいになります。

和モダンな家の建築実例
ここでは、フリーダムアーキテクツが手掛けた和モダンな住まいの建築実例をご紹介します。実際の家づくりをイメージする際の参考にしてください。
木や自然素材を用いた開放感のあるリビング

CASE671 実りの平屋
和室とリビングをつなげ、天井が高く開放感のある空間を実現した住まいです。木の床に石のアクセントウォールを組み合わせたナチュラルなデザインが、落ち着きのある空間を演出しています。

CASE671 実りの平屋
縁側のようなウッドデッキにも、和の趣を感じさせます。
フローリングと畳を組み合わせた部屋のある家

CASE733 Sea Side Residence
紺碧の空と、透き通る海が広がる海辺に建てられた邸宅です。

CASE733 Sea Side Residence
フローリングと琉球畳を組み合わせたモダンな和室が印象的で、和室の入口には、視線の先に海が望めるスリット窓を設置しました。

CASE733 Sea Side Residence
寝室は、壁面の段差と間接照明によって空間にメリハリを持たせています。
間接照明のあるホテルライクな和の寝室

CASE774 和/紙の温もり
自然素材を取り入れることで、心からリラックスできる落ち着いた空間に仕上げた実例です。

CASE774 和/紙の温もり
寝室には間接照明付きのヘッドボードを設け、ホテルライクな雰囲気を演出しています。障子や格子のデザインも程よく取り入れ、襖を用いた和モダンな空間に仕上げました。
2つの庭とつながる平屋

CASE649 光の通り道
「人の暮らしは自然との調和の中にある」という考えのもと、自然と共存できる住まいとして設計した平屋です。LDKは2つの庭に隣接しており、常に自然を身近に感じられる、くつろぎの空間が広がります。

CASE649 光の通り道
グレーを基調とした外壁には、ルーバーなどの木材をアクセントとして取り入れ、外観にも和の雰囲気を漂わせています。
和モダンな玄関と和室が印象的な住まい

CASE769 othello
1階を「静」、2階を「楽」、3階を「燦」とし、フロアごとに異なるコンセプトを持たせた住まいです。「静」をテーマにした1階は和の玄関から始まり、モダンな和室とモノトーンのリビングが調和した、落ち着きのある空間に仕上げました。

CASE769 othello
外観はスクエアなボリュームにまとめ、モノトーンの外壁と光の陰影によって、白と黒の美しいコントラストを演出しています。
生活に彩りをもたらす縁側のある暮らし

CASE757 トキノエンガワ
内と外をつなぐ「エンガワ」という中間領域が、家族のさまざまなシーンを生み出し、暮らしに彩りをもたらします。玄関正面には植栽のある縁側が見える窓を設け、開放感を演出しました。

CASE757 トキノエンガワ
大開口のFIX窓によって、廊下から縁側へと視線が自然につながる設計です。
内と外が緩やかにつながる土間のある家

CASE767 ウチソトのドマ
和の伝統的な住まいに見られる土間を、現代的にアレンジした住まいです。玄関からリビングまでを吹き抜けの土間空間でつなぎ、内と外の境界を緩やかに。

CASE767 ウチソトのドマ
木の化粧梁が空間のアクセントとなり、家具も木の質感を活かしたナチュラルなもので統一して和モダンな雰囲気を演出しています。
坪庭に向かって開かれた住まい

CASE361 囲む家
この実例では角地という立地を考慮し、道路面の窓を抑えつつ、建物の中心に坪庭を配置したロの字型の設計を採用しました。
坪庭とは、建物に囲まれた1〜3坪ほどの小さな庭のことで、採光や通風を確保しながら四季の移ろいが楽しめる空間です。
実例では坪庭を玄関から建物へと続く視線の先につくることで、訪れる人を自然と誘導する役割に加え、自然光を各部屋へ届ける効果が生まれました。

機能美を備えた和モダンな住まいを建てよう
和モダンの住まいは流行に左右されにくく、長く愛される洗練されたデザインが魅力です。坪庭や格子、畳といった和の要素を取り入れながら、現代の暮らしに合った機能性を組み合わせることで、心地よく暮らせる住まいが実現します。
フリーダムアーキテクツでは、和モダンの家づくりを数多く手掛けています。理想の和モダンな住まいを実現したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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和モダンな住まいについてのよくある質問
最後に、和モダンな住まいについてのよくある質問にフリーダムアーキテクツが回答します。
和モダンと大正モダンやナチュラルモダンの違いは?
和モダンは、和の風合いや素材感をより強く活かしながら、現代的な機能性や暮らしやすさを取り入れている点が、他のデザインとの大きな違いです。
大正モダンは、西洋のデザイン性や機能性に、和の伝統的な要素を組み合わせたスタイルを指します。一方、ナチュラルモダンは木や石など幅広い自然素材を用い、シンプルで現代的なデザイン性を強調したスタイルです。
このように、和モダンは特に「和」の要素を重視している点が大きな特徴といえるでしょう。
和モダンとレトロの違いは何ですか?
和モダンは、和の雰囲気を取り入れながらも、現代の暮らしに合った機能性を重視している点が、単なるモダンやレトロとは異なります。
「モダン」は、現代的でシンプルかつ直線的なデザインを基本とし、機能性を重視したスタイルです。一方、「レトロ」は過去の様式や雰囲気を再現し、どこか懐かしさやノスタルジーを感じさせるデザインを指します。
さらに、両者を組み合わせた「レトロモダン」は、懐かしさと現代的な要素を融合させたスタイルで、いずれも和モダンとは異なる特徴を持っています。
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。










