ENGINE2014年5月号
愛車とくらす24時間
FREEDOMの
ガレージハウスのつくり方
クルマ好きを満足させるガレージは、どうすれば実現できるのか?フェラーリ・オーナーの要望に応えたFREEDOMの“ガレージハウス”に、その理想形なつくり方を見る。
大阪の閑静な住宅街に建つ、敷地面積約250㎡の一軒家。クルマ3台とバイクを格納できるこの“ガレージハウス”は、フェラーリをこよなく愛する施主の要望をもとにつくられた。その要望とは、「明るいリビングから、ガレージに停めた愛車をいつでも眺められるようにしてほしい」。
依頼を受けた設計事務所の担当者は考えた。ガラス1枚を隔てて、リビングとガレージが隣り合う通常の間取りでは、リビングに採り入れることができる自然光の量に限りがある。ならば広い敷地を生かして、ガレージとリビングの間に中庭を挟んでみてはどうか? 結果、できあがったのが、リビングの大開口窓から陽の光をたっぷり採りこむことができ、かつ愛車を24時間愛でることができる、写真のガレージハウスだ。
リビングのソファでくつろぎながら見下ろす、フェラーリ458イタリアのリア・フォルムの美しいこと。自然光に包まれた日中、ライトに照らされた夜間と、それぞれの時間帯でクルマは違った輝きを放つ。
各人の理想をひとつずつ、自由な発想で叶える
このガレージハウスを設計したのは、全国14カ所に拠点を持つフリーダム アーキテクツ
デザイン。彼らがつくるのは、施主の要望を汲み取りながら、それを最上の形に仕上げていく世界にたったひとつの住まいである。
一口にクルマ好きと言っても、それぞれが思い描く住宅のイメージは異なる。そんな各人の理想をひとつずつ、自由な発想で叶えていく力こそが、今の時代の家づくりに求められている。
■Garage Life
クルマをより楽しむための趣味空間=“ガレージ”にスポットを当てた、
日本で唯一!趣味のガレージ専門誌
季刊誌:3,6,9,12月1日発売
発行:ネコ・パブリッシング
https://www.neko.co.jp/tax_magazine/garagelife