【Uさん邸】建物全体がワンルーム!?スキップフロアで広がる狭小住宅。 | 注文住宅なら建築設計事務所 フリーダム

【Uさん邸】建物全体がワンルーム!?スキップフロアで広がる狭小住宅。

カテゴリー:お客様の声

インタビュー

暖かい陽射しの下で、立ち並ぶ商店を見て周り楽しむ人々。軽い足取りで商店街を抜けると、道幅の広い道路に面して、中高層マンションと戸建て住宅が混在する一角が現れます。駅前ならではの喧噪から程良い距離感のその場所に、アースカラーの外壁に大きな窓が印象的な住まいを建てられたUさんに、お話を伺ってきました。

「家づくりをしたのは、“これ!”という大きなきっかけがあった訳ではなく、“自分達が気持ちいいと思える空間で生活したい”という思いが強くなったことです。夫婦共に実家が戸建て住宅だったので、ずっと賃貸で過ごすこともマンション暮らしというのも選択肢にはなかったですね。」

日々大きくなる思いに後押しされるように家づくりを始められたそうです。


「始めは、中古戸建てから見始めましたね。私達が家づくりを具体的に考え始めた頃は、都内の土地価格が高騰していたので、中古の方にするとプライスメリットが高くなるのではと考えたからです。しかし、いいなと思える物件に出会えず、WEB検索をしていた時に、フリーダムさんの広告を見つけ、直観的にいいねと思えたので、すぐに連絡をして相談に行きました。土地探しから依頼をして、1件目に紹介してもらった土地は、建築制限が多く希望の広さを確保出来なかったので見送りましたが、その土地での提案プランを見て気に入ったことが、フリーダムさんにお願いしようと思った決め手です。この土地は2件目に紹介してもらったものだったのですが、見学に来た時に周辺の雰囲気がいいと思えたのが決め手になりました。」

都心部ならではの早い土地売買スピードの中で、気になる土地を何度か買い逃しもされ焦りの気持ちもあったと語ってくれました。土地探しをする際に重視していたポイントは何だったのでしょうか?


「二人とも、自転車で通勤できるライフスタイルを希望していたので、検討していたエリアはかなり狭かったです。土地に求めていたのは日当たりの良さと前面道路が広いこと、高い建物が建てられることです。この土地は、周りにマンションも多く建っていますが、前面道路が広く、周辺の圧迫感が緩和されているのも魅力に感じました。」

Uさんが購入されたのは、間口が1.75間程の狭小地。この土地を見て、あることを考えておられたそうです。

「この土地でのプラン提案を頂く前に、二人でスキップフロアの家以外なさそうだねと話していたんです。実際に、頂いた提案もスキップフロアでした。そのプランを見て、半地下になっていた寝室を床下収納に出来ないですか?など、コスト面も含め話していくのが楽しかったですね。結果、縦に大きな建物を建てられる土地のメリットを活かし、上からリビング、ダイニングキッチンと配置しています。絶対に叶えたいと思っていた日当たりのよいリビングを描きながら、大きなクローゼットルームと収納は見えないようにすることが実現できました。」


ワンフロアの広さを確保しづらい狭小地に、スキップフロアでワンルーム構成のプランを計画されたUさん邸。しかし、実現されたプランは、複数の階に分けた一部の空間を広く取る構成ではなく、建物全体をワンルームとして構成するユニークなプランに仕上がっています。空間を仕切る扉は浴室洗面所のひとつだけにされており、緩やかに縦に繋がっている空間が、狭小地とは思えないほどの広がりを感じさせてくれます。その反面、リビングに行くまでに寝室やクローゼットルームもあり、来客時などプライバシー確保は難題にも思われたため、どのような工夫をされたのかを伺いました。

「見られたくない物や生活雑貨は床下収納と寝室横の納戸に仕舞って、空間はカーテン仕切るようにしています。アパレルショップなどでもバックヤードをカーテンで仕切っているなど、扉以外での仕切り方もカッコイイと思っていたので、取り入れました。見学会で来られた方には、“物が少ないんですか?”と聞かれますが、物が少ないのではなく見えないようにしているんですと伝えると皆さん驚かれますね。」


床下収納と納戸を合わせて6畳ほどの収納空間。表面的に見ただけでは分からない、隠された広い収納に驚かされます。隠された収納とは別に、毎日の洋服選びが楽しくなるような広いクローゼットルームも魅力的です。

「家づくりでテーマにしていたのは、シンプルでカッコイイ家です。いい意味で、普通じゃない家にしたいと担当者さんにも話していました。決められた仕様の中から素材を選んでいくのではなく、イメージをそのまま“カタチ”にしていくことにこだわりたいと考えていました。打合せでは、始めに好みのイメージ画像を担当者さんと共有しました。その次の打合せの時に“階層”をコンセプトとした家の内装デザインイメージを提案してもらったのですが、その提案が気に入りこのまま進めてくださいと伝えました。家づくりを始める前は、自分達で主導してデザインを決めていかなければ、お洒落な家はつくれないと思っていました。でも、提案頂いたものがどれもよくて、受け身になる楽しさを感じる不思議な感覚でした。アパレルデザインという職業のため、デザインへのこだわりは人一倍強いと思っていたのですが、私達の仕事にも通じる細かなデザインへのこだわりを見ていて本当に楽しかったです。」

等間隔で設置された棚が、棚としてだけでなく床や階段になるオリジナルデザインの内装。空間が積み上げられたようなデザインが目線を上へと誘い、縦の空間の広がりを強調し、開放感を感じられます。この棚の厚みを12ミリか15ミリ、どちらを使うほうが良いのかという点や、階段の補強のために変わってしまう厚みを自然に見せる工夫をどう取り入れるかという細かい点まで悩む担当者を見て、仕事に真摯に向き合う姿勢に共感し、信頼感を高めていただけたそうです。


「素材選びでも、担当者さんから厳選したおすすめの素材を提案頂きました。下地材を仕上げ材として使うという提案は、おもしろいと思いましたね。ペイントが出来るクロスは、色を塗ることでデザインに変化を加えることができますし、木毛セメント板は気になっていた素材だったので、採用を決断しました。」

Uさん邸で採用されているメイン素材は、全てが下地材として使われる物。下地材を採用することでコストメリットと、木材の検品焼き印などをあえて見せる空間にしたいという2つの要望を実現できることから選ばれました。

「詳細設計を進めていく中では、見た目のデザインだけでなく暮らしやすさも考えました。例えば、リビングの造作ソファーの高さや、書斎の机の高さなどです。棚の高さに合わせると少し高さが合わなかったので、自分達に合う高さに合わせました。結果、かっちりとした固い印象にならず、程よく力の抜けた抜け感に繋がりました。」


ダイニングに設けた大きな窓や、ルーフバルコニーへの開口から入る明るい光に包まれたようなリビング。スキップフロアならではの上下階への視線の抜けが創出する開放感と、統一された素材が居心地の良さを高めてくれています。

「外観デザインも、始めは内装と同じ階層をコンセプトにする提案を頂きましたが、これはしっくりこなくて。もう一人の担当者さんを含めて話をしていく中で、内装とのコントラストを出せるシンプルな外観デザインにしました。要素を減らし、開口周辺も凹凸を少なくすることで、周りの景観の中で際立つデザインになったと気に入っています。」


上に行くほど開口を大きくすることで、外からの視線が気になることもなく、夜にはダイニングの開口から棚のシルエットが見えるのも良いと教えてくださいました。「気持ちいいと思える空間で過ごしたい」。そんな想いから始まり完成したUさん邸。住み心地を伺ってみました。

「日当たりのいいリビングなど、気持ちよく過ごせています。初めは、オールスキップフロアなので、上下移動が大変かなとも思っていましたが、意外と平気で過ごせています。冷暖房についてもリビングと寝室に設けましたが、リビングの1台だけでも良かったかと思えるほど快適です。これからは、まだ手を付けられていないルーフバルコニーにウッドデッキを敷くなどして、外でも寛げる空間づくりをしていきたいですね。」


ワンルームの造りならではの気になる冷暖房効率。担当者も設計中にエアコンの設置場所をどこにするか検討を重ねていましたが、快適に過ごしていただけていました。最後に、これから家づくりをされる方へのアドバイスを頂きました。

「土地の条件に合わせた設計をして貰えるように、完全にお任せにするのではなく、いろいろと見て勉強をしておくと良いのかなと思いますね。私達のように狭小住宅であれば、狭い空間をどう見せるかを考えておくことも良いと思います。私達は空間を狭くしてしまう家具を造り付けにすることで、物を多く置かないようにしています。もうひとつ、素材を統一することで気持ちいい空間づくりがしやすくなりますね。」

理想のライフスタイルを再現したデザイン住宅。使う素材を限定し、シンプルに仕上げることで引き立ってくる心地よさが、Uさんご夫妻の暮らしを包んでいます。

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この記事を書いた人

長谷川 稔

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔

1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。

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