インタビュー
東京から名古屋への転勤を経験後、再度、東京への転勤がきっかけとなり、家づくりを本格的に始められたご夫妻。 ご主人様の会社の事業所が関東圏に多いこともあり、長く住む家は東京で持つことを考えておられました。
「名古屋にいた頃から、住宅展示場を見て回り、インターネットで土地検索や住宅会社の情報収集はかなりしていましたね。 フリーダムのことは、雑誌を見たのがきっかけで、資料請求をして、セミナーにも参加して。 土地探しから一貫して依頼できるのは楽でよさそうだなと思いました。」
東京に転勤後、すぐに家づくりが始められるよう、あらかじめ情報収集をしていたというご主人様。 まずは、住みたいエリアの土地相場から調べられたそうです。
「土地探しでは、東京23区内で職場へのアクセスが良いところを強く希望しました。 川崎や横浜という選択肢もありましたが、それだと結局生活の中心がその街になりそうなので。 休日の自分や家族、また両親などが遊びに来た際の行動範囲を東京23区にしたいと思っていました。」
土地探しでは、ご自身の職場へのアクセスやご家族との休日の生活圏などだけでなく、遠方から来られるご両親が都内観光をしやすいような条件まで考慮してご検討されていました。 ご両親がよく訪ねて来られるという栗田さんならではの視点ではありますが、家づくりでは重要なポイントのひとつです。 それだけでなく、土地探しと並行して、ご夫婦間で家づくりのご要望も整理し、想い描く住まいと土地環境がマッチすることも重視されていました。 土地探しから一貫してご相談いただけるフリーダムであれば、こういったご要望でもプランと共にご提案ができるのも強みです。そして、現在お住まいの土地に巡り会い、ここでの家づくりをご決断されました。
「家づくりでは、外壁の特徴などが決まっている大手住宅メーカよりも、自由度が高く自分たちのオンリーワンの家を作ることができそうだという理由が決定打となりフリーダムさんに依頼することに決めました。 価格がお手頃であったことも大きな理由の一つですね。」
もともと家づくりについて細かく調べていたこともあり、こだわりを反映させた自分たちの住まいと思える家を手に入れたいとご所望だった栗田さん。 住宅会社に相談する前から、リビングとダイニングの床の素材と高さに変化を付けることや、LDKの横幅は、5M以上は確保することなど、間取りや各部屋の雰囲気まで細かくイメージを固められていました。
「プランは、元々シンプルな間取りをイメージしていたので、初めに描いてもらったものからほぼ変わっていません。迷ったのは、色決めですね。 1Fの脱衣所の扉は真っ白な床や壁の中に鮮やかな青があると映えるかなと思っていたので最初から決めていましたけど、階段の手すりの色や、タイル目地の色、キッチン後ろの壁も色はどうしようかと決めかねていました。」
今でこそ、空間全体でビビットなカラーが調和する仕上がりですが、ご検討当時は配色決めでかなり悩まれていたというご主人様。奥様も、イメージ写真に色を塗るなど、仕上がりを具体的にイメージしながら使用する色をご検討されたそうです。
「使う素材にもこだわりたいと思っていました。例えば、ダイニングや玄関通路で使っているタイルは、細かいものだと目地が気になりそうだったので、60cmの大判のものと決めていました。 本当はリビングもタイルにしたかったのですが、妻が木などの温かみのある素材が好きだったので、折衷案と言うか、お互いのこだわりをLDKに反映させました。」
タイルなど、緊張感のある素材がお好きなご主人様と、木など温かみのある素材感がお好きな奥様。お互いのこだわりをバランスよく配置することで、調和された空間に、程よいメリハリがアクセントとなる空間に仕上がっています。 それ以外にも、天井と壁で壁紙の種類に変化を持たせ、洗面所はデザインと使い勝手にこだわった造作にするなど、特徴的な造りが随所に見受けられますが、こういったこだわりは注文住宅の経験者であるご両親からのアドバイスを参考にしていたそうです。 家づくりの計画もひと段落つき、いよいよ着工へ。 工事中は、当時自転車で来られる距離にお住まいだったこともあり、よく現場に来られていたと話す栗田さん。
「やはりイメージしていたものが出来上がっていく様子を見ているのは楽しかったですね。 家が出来てからでは見られない基礎の部分も歩いてみたり、梯子を登って中を見学したり。 (設計段階では)階段をリブのない薄い鉄板だけのデザインにしていたけど、実際に歩くとグネグネしちゃって。 『これでは、強度が足りないね』と担当者の方と話して今のデザインに変更してもらいました。 結果的にいいデザインになったと思っています。」
家づくりの主体者にならないと経験できないような体験をしながら、自分たちの家が出来上がっていく様子を見るのが楽しかったというご主人様。 担当設計者との相談も経ながら、栗田さんの家づくりは着々と進められていきました。
「鍵を受け取った時は、まだ実感が湧かなくて。 引っ越しをして、少しずつ物が増えるごとに、ここが私の居場所だと感じるようになっていきましたね。 今は、子供が小さいのであまり使えていませんが、映画を見るのが好きで造ったシアタールームが一番のお気に入りです。 見たい映画があるときは、主人にお願いして一人で籠らせてもらったりもしています。」
家を建てるなら戸建が良いと初めからご検討されていた奥様でしたが、実際に完成した家を目の前にした時は、まだ自分の家という実感が完全には持てなかったとのこと。 今では、奥様の趣味で設けたシアタールームでくつろぐなど、ご自身の家として快適な生活を過ごされているご様子でした。 シアタールームでは、奥様が映画を楽しまれるだけでなく、ご主人様もスポーツ観戦やクラシック音楽を聴きながら雑誌を読まれるなど、ご夫婦二人で利用しているとのこと。 また、防音仕様となっていることから、バイオリンの先生をされているご主人様のお姉様が来られた時は、練習部屋としても使われているそうです。
「お互いがやりたいことをやりながらも、同じ空間で過ごせることも間取りで意識していました。 家が完成したからといって生活スタイルが大きく変わったということはありませんね。 強いて言うなら広いリビングで子供と遊ぶことや、賃貸では置けない家具や家電を置けるようになったことなど、自分たちの暮らしをより快適にしてくれる家になりました。」
書斎などの籠れる空間は極力避けて、ダイニング脇にパソコンスペースを設けるなど、ご夫婦がそれぞれ違う作業をしている時も同じ空間で過ごしたいと話す栗田さんのこだわりがLDKに反映されています。 また、お子様のご様子を見ながら料理が出来る対面キッチンなど、それぞれが自由な時間を楽しみながらご家族と過ごす時間も大切に出来る空間設計は、栗田さんならではのご要望でした。
最後に、暮らしながら気になり始めた点を伺うと、いくつか例を挙げてくださいました。 例えば、脱衣所の床材をタイルにしたため冬場は寒いとか、コンセントの位置を変えておけばもっと使いやすかったなど。 これから家づくりをご検討される方にも、ぜひご参考にしていただきたいポイントです。 それでも、お打ち合わせ前から綿密に計画をされていたご要望が形になり、新居での暮らしにご満足いただけているご様子の栗田さん。 細部までこだわった彩り豊かな空間の中で、これからも栗田さん一家の大切な時間が育まれていきます。
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この記事を書いた人
FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。