三階建て住宅のメリット・デメリットは?間取りの工夫や失敗を防ぐポイントも解説 | 注文住宅なら建築設計事務所フリーダムアーキテクツ

三階建て住宅のメリット・デメリットは?間取りの工夫や失敗を防ぐポイントも解説

カテゴリー:間取り

三階建て住宅のメリット・デメリットは?間取りの工夫や失敗を防ぐポイントも解説

CASE517 静なる家

三階建て住宅は、限られた敷地面積でも部屋数や広さを確保できることから、特に都市部の方たちに人気です。ただし、三階建てのメリットを最大限活かすには間取りの工夫が欠かせませんし、デメリット面も知っておく必要があります。

本記事は三階建て住宅の実績が豊富なフリーダムアーキテクツが制作しています。ぜひ家づくりにお役立てください。

この記事はこんな人におすすめ

  • 三階建ての注文住宅を検討している
  • 三階建ての間取り例や建築実例を知りたい
  • 狭小地や変形地を活かした家づくりがしたい

この記事でわかること

  • 三階建てのメリットやデメリット
  • 三階建ての予算相場
  • 三階建ての間取りや外観・内装のポイント
  • 三階建ての間取り例や建築実例
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三階建て住宅ってどんな家?

三階建て住宅は1階から3階を居住スペースにできます。階数を増やすことで広いスペースや部屋数を確保しやすいため、土地が制約される都市部で多くみられます。

しかし三階建てには「上下の移動が多い」「水回りを同階にまとめにくい」といった制限もあるのが特徴です。施工主体の規格住宅では希望が叶わないケースも多いでしょう。したがって、三階建ての家づくりでは、家族の希望や状況に合わせて柔軟な間取りを決められる注文住宅のメリットが大きくなります。

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「三階建て住宅」のメリット

「三階建て住宅」のメリット

三階建て住宅には、以下のように多くのメリットがあります。

・狭小地でも必要な部屋数や広さを確保できる
・プライバシーを確保できる
・眺望・日当たりが良い
・水害対策になる
・店舗や賃貸住宅も建てられる

各メリットについて解説します。

狭小地でも必要な部屋数や広さを確保できる

三階建ての住宅の強みの1つに、狭小地でも必要な部屋数や広さを確保できることが挙げられます。

全体としての床面積を大きくできるため、たとえ土地が狭いとしても、相応の広さがある部屋を必要な分だけ確保できるでしょう。人数が多い家族だったとしても、十分な居住スペースが確保でき、快適に暮らせます。

また、狭小地や変形地は、周辺の相場に比べ土地代が安く済む場合も多いです。変わった形の土地であるため家を建てにくく、買い手もつきにくいためですが、これを逆手にとれば土地購入費を抑えつつ家を建てられます。

土地を安く取得して浮いた分を内装や設備に回せば、満足度の高い家を建てることもできるでしょう。

プライバシーを確保できる

プライバシーを確保できるのも、三階建て住宅ならではの強みです。たとえば、二階をリビングにし、1階と三階に家族の個室を作る間取りにすれば、プライバシーを確保しつつ、程よく交流も持てる住まいに仕上がります。

そのため、三階建て住宅は二世帯住宅としても適していると言えるでしょう。予算を抑えて完全分離型の二世帯住宅を建てるには、三階建て住宅にするのも1つの方法です。

この場合、親世帯の居住スペースが1階、子世帯の居住スペースが三階、共有スペースが二階といったように、家族の希望に合わせて間取りを決められます。予算を抑えつつ、プライバシーも確保できる住まいに仕上がるでしょう。

眺望・日当たりが良い

眺望や日当たりが良いのも、三階建て住宅ならではのメリットでしょう。

三階にテラスやバルコニーを作れば、眺望を毎日楽しむことができます。周囲に極端に高い建物がなければ、天気が良い日はかなり遠くまで見晴らせるかもしれません。さらに眺望をゆっくり楽しみたいなら、三階にリビングを作るのも良いでしょう。

また、三階建て住宅は一般的な二階建て住宅、平屋建て住宅より高さがあるのが特徴です。そのため、隣地との距離が近かったり、周囲に多少高い建物があったりしても、二階と三階部分は日当たりの良い部屋を作れます。

吹き抜けや天窓を設置するなど、光をより取り込む工夫をすれば、より明るい住まいに仕上がります。

水害対策になる

三階建て住宅は水害対策としても有効です。

台風や集中豪雨などが起きると、一戸建ては甚大な被害を受けることがあります。1階にある家財や貴重品が全て水没してダメになってしまうのも珍しくありません。特に、平屋建ての住宅では、すべての部屋が水浸しになるため、清掃や工事をしないと暮らせなくなります。

三階建て住宅なら、1階をガレージにし、二階から三階を居住スペースにする間取りにもできます。これにより、家財や貴重品が水没するリスクを軽減できるでしょう。

店舗や賃貸住宅も建てられる

カフェやサロンなどの小規模なお店であれば、1階部分を店舗に、二・三階を住居スペースとして活用できます。

店舗併用住宅はテナント料やオーナー都合による契約終了などがないこと、通勤なしでワークライフバランスがとりやすいことなどの理由で人気です。

また、賃貸併用住宅にすれば収益を上げられます。一般的な三階建てであれば、シェアハウスのようなプライバシーに配慮した間取りにして、1階または三階を貸すことが多いです。また大きな建物なら、三階をオーナー宅にして、1・2階をアパートのようにワンルームに区切って貸し出すこともできます。

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「三階建て住宅」のデメリット

「三階建て住宅」のデメリット

三階建て住宅には、以下のような注意しておきたいデメリットも存在します。

・将来階段の上り下りがつらくなる可能性がある
・冷暖房効率が良くない
・家事動線が悪い家になる可能性がある
・メンテナンスに手間や費用がかかる

各デメリットについて解説します。

将来階段の上り下りがつらくなる可能性がある

一方、三階建て住宅にもデメリットはあります。代表的なのが「将来階段の上り下りがつらくなる可能性がある」ことでしょう。

足腰が丈夫なうちは気になりませんが、加齢とともに弱ってくると十数段の階段の上り下りすら負担に感じる可能性が出てきます。たまに上り下りするだけならまだしも、毎日のことである以上、対策を講じましょう。

現実的な選択肢として考えられるのは、エレベーターの設置です。ホームエレベーターが難しい場合は、階段昇降機(リフト)と呼ばれる簡易的なものでもかまいません。ただし、ある程度のスペースがないと設置できないため「将来、階段を上り下りできなくなるかも」という前提に立ち、間取りを検討しましょう。

冷暖房効率が良くない

三階建て住宅の特徴として、冷暖房効率が良くないことも指摘できます。特に夏場は三階が暑くなりやすいので注意しましょう。

最上階は周囲にさえぎるものがあまりないため、日差しを直接受けます。加えて、屋上に使用されているコンクリートが太陽光を蓄熱してしまい、熱がこもってしまうことが多いのです。

また、光を取り入れるため天窓をつけたり、窓を大きくしたりした場合は、入ってくる光の量が多い分、気温も上昇します。冷暖房効率を上げるためには断熱性の高い構造にするよう心掛けましょう。窓ガラスを断熱性が高いものにしたり、大きな窓をつけるなら西側を避けたりなどの工夫が必要です。

家事動線が悪い家になる可能性がある

三階建ては、通常、1フロアの面積が平屋や二階建てより狭くなります。

1フロアにLDKと水回りをまとめるのは難しく、家事動線が悪くなりやすいため、慎重に間取りを検討しましょう。たとえば三階を寝室・ウォークインクローゼット・洗面室でまとめれば、忙しい朝の着替えと身支度がワンフロアで済ませられます。

また、ホームエレベーターを設置して移動を苦に感じない家にするのもよいでしょう。この点、注文住宅であれば規格住宅と違って、設計主体の家づくりができるため、ライフスタイルや要望を設計者に相談すれば、家事動線の良い家を実現できます。

メンテナンスに手間や費用がかかる

三階建ては二階建てに比べるとメンテナンス費用が高くなる傾向があります。理由は1フロア多い分、外壁の塗装面積が広がり、材料費や人件費がかかるためです。

また、足場作りの費用も割高になります。一概には言えませんが、二階建てに比べて平米当たり100~200円上乗せする業者であれば、3~5万円高くなるでしょう。

ルーフバルコニーや屋上を設ける際は、特に注意が必要です。これらの場所は紫外線と風雨のダメージを受けやすいため、定期的な防水工事が欠かせません。さらに壁・床の面積が広がるため、塗装コストも増えます。

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三階建て住宅の予算相場・価格・費用

三階建て住宅の予算相場・価格・費用

3階建て住宅を建てるためにかかる予算の相場や、維持していくうえでかかるメンテナンス費用に関して解説します。

「三階建て住宅」の予算相場

一般的に、三階建て住宅の予算相場は坪単価50万円~90万円程度です。都心部などの土地が高いエリアであれば、坪単価100万円を超えるのも珍しくありません。

仮に延床面積40坪の住宅を建てるなら、2000万円〜3600万円ほどかかる計算になります。木造か鉄骨か、どこで建てるかなど細かい条件により変わりますが、二階建て住宅よりも割高です。

また、三階建て住宅は、建物が重くなるため、十分な強度を確保しなくてはいけません。地盤改良を行ったり、綿密な構造計算を行ったりする場合もあるので、その分の費用もかかると考えましょう。

地盤改良に関しては実際に掘ってみないとわからない部分が多いので、予算感は住宅会社に確認しておくと良いでしょう。

「三階建て住宅」のメンテナンス費用

三階建て住宅を建てる際は、メンテナンス費用にも気をつけましょう。

家は定期的に外壁の塗り替えをしたり、破損した箇所を補修したりする必要があります。三階建て住宅は二階建て住宅よりも建物自体が大きいため、作業に必要な日数や人員も多く確保しなくてはいけません。そのため、当然費用は高くなります。加えて、補修をする際の足場の設置費用もかさみがちです。

具体的な費用は依頼する工務店やエリア次第ですが、総じて二階建て住宅や平屋建て住宅よりもメンテナンス費用の総額は高くなると考えましょう。実際に建てる前に設計者とも打ち合わせをし、どのタイミングで大規模なメンテナンスが必要か情報を把握しておくのをおすすめします。

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三階建ての注文住宅が割高になる理由

三階建ての注文住宅の建築費が二階建てに比べて割高になる主な理由は、以下の2点です。

・建物の耐震性を確保するため
・地盤改良工事が必要になるため

それぞれについて解説します。

建物の耐震性を確保するため

三階建て住宅は二階建て住宅よりも重量面で大きな負担がかかっているため、より強固な構造にしなければいけません。しかも、単に丈夫にすればよいというわけではなく、建築法規によって構造計算書の提出が義務付けられており、審査に合格する必要があります。

そのためには、柱や梁、壁面などの量を二階建てよりも増やさなくてはならなくなるケースもあり、建設コストが高くなる場合があるのです。

建物の安全性や資産価値などを考えると、耐震等級3を取得しておきたいところです。耐震等級とはどの程度の地震なら耐えられるかを示したランクであり、等級3の場合は想定される1.5倍程度の地震に耐えられると言われています。

ただし、それを取得しようと思えば、当然、建築コストもよりアップしていくというわけです。

地盤改良工事が必要になるため

建物の重量が大きくなれば、構造強化だけでなく地盤改良工事も必要になります。どの程度の工事になるかは地盤の状態によって異なってきます。

たとえば、軟弱地盤が2メートル以内の場合は、地盤そのものの強度を上げて、その下にある良好地盤と一体化させる表層改良工法を用いるのが一般的です。軟弱地盤が2メートル以上8メートル未満の場合は、コンクリートの柱を良好な地盤と繋げる柱状改良工法が行われます。

それよりも良好地盤までの距離が深いケースでは、コンクリートの柱の代わりに鋼の杭を打ち込む鋼管杭工法が用いられます。工事費用は軟弱地盤が深いほど高くなる傾向にあり、仮に鋼管杭工法を採用すると、予想される工事費用は100万円以上です。

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二階建てと三階建て、どちらを選ぶべき?

二階建てと三階建て、どちらを選ぶべき?

二階建て住宅と三階建て住宅どちらがいいのか迷う人も多いでしょう。ここでは、三階建てを選んだ方がいい理由として、土地の広さと予算について解説します。

建築地が広くないなら

建築地があまり広くなかった場合は、三階建て住宅を選ぶと良いでしょう。

二階建て住宅ではどんなに間取りを工夫したとしても、部屋数や収納を増やすのには限界があります。しかし、三階建て住宅ではさらに1階分増えるため、無理なく部屋数や収納を増やせるでしょう。選択肢の1つとして検討する価値は十分にあるはずです。加えて、二階をLDKにすれば、日当たりもいい開放的な空間を実現できます。

建築地が広くない場合「土地が狭いから、満足のいく家を建てるのは難しい」と思う人もいるかもしれません。しかし、土地が狭くても工夫次第で満足のいく家が建てられるのは、三階建て住宅ならではの強みでしょう。

予算を抑えたいなら

予算を抑えたいなら、三階建て住宅に軍配があがります。特に、都市部など土地の価格が高い地域の場合は、広い土地を取得するには多額の予算が必要です。一般的な二階建てを建てる程度の広さであっても、地域によっては高くつくかもしれません。

しかし、狭小地を選ぶなど工夫すれば、土地の取得費を抑えられます。三階建ての狭小住宅であれば床面積をしっかり確保できるうえに、毎年の固定資産税の支払額も安くなるでしょう。

ただし、三階建て住宅の方が建築費が高くなる場合もあります。家を建てたい地域の土地の価格や、希望する建物の構造など、複数の要素を総合的に考えて判断しましょう。

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三階建てを建てて後悔しないために!失敗を防ぐポイント

内外で表現を変えた三階建ての家

CASE743 two-sidedness

三階建てを建てて後悔しないためには、以下の5つが重要なポイントとなります。

・開放感や採光にこだわる
・三階建ての実績が豊富なハウスメーカー・工務店を選ぶ
・土地探しから一緒に相談する
・生活動線・家事動線を工夫する
・老後のことも見据えておく

各ポイントを解説します。

開放感や採光にこだわる

三階建ての家づくりでは、いかに床面積を広くとるかに注目してしまいがちです。しかし、やりすぎてしまうと開放感がなく狭く感じたり、採光が不十分で暗い家になったりしてしまうでしょう。

三階建ては吹き抜けで開放感を出す方法や、ハイサイドライト(天井近くに採光のために設ける窓)やスリット窓などで、室内の明るさと外観のデザイン性を両立するなど、いろいろな方法が可能です。

専門家に相談すれば、床面積を広げられる三階建てのメリットを最大限活かしながら、開放感や採光にこだわることができます。偏った間取りや採光にならないように、専門家とよく相談して家づくりを進めましょう。

三階建ての実績が豊富なハウスメーカー・工務店を選ぶ

三階建ての家づくりでは二階建てよりもプランニングの難易度が高くなる場合があります。また、三階建ては主流ではないため、ライフスタイルや好みにあった規格住宅がみつかりにくい面もあるでしょう。

したがって、ハウスメーカー・工務店を選ぶ際は、三階建ての実績が豊富な注文住宅業者を選ぶのがおすすめです。ノウハウを持った業者であれば、狭い土地を活かす工夫やアイデアをたくさん持っています。また、狭小地や変形地の設計にも柔軟に対応してもらえるでしょう。

まずはハウスメーカー・工務店のホームページの建築実例や住宅作品集、年間の施工実績などをチェックしてみてはいかがでしょうか。

土地探しから一緒に相談する

土地から探す場合は、土地探しも一緒にハウスメーカーに依頼しましょう。

なぜなら不動産屋は豊富な土地情報を持っていますが、建物に関する知識はあまりなく、建てたい家を考慮した土地選びは期待できないからです。土地選びを間違ってしまうと、三階建てにできなかったり、希望の間取りの大きさや形が実現できなかったりしてしまいかねません。

一方、土地と設計をワンストップで請け負っている業者に依頼すれば、家づくりの全体像を整理しながら、最適な土地を提案してもらえます。たとえば、低価格の変形地や狭小地なども、設計プラン次第では有力な候補地になることもあります。

生活動線・家事動線を工夫する

三階建て住宅では、階段の上り下りが多くなりがちです。そのため、生活動線や家事動線を工夫することが重要です。

たとえば洗濯機が1階、物干し場が3階だと移動に負担がかかります。そこで、水まわりと物干し場を同じフロアにまとめると、洗濯から干すまでがスムーズになるでしょう。近年は室内干しや衣類乾燥機を取り入れ、外に干さないことで家事動線を効率化する住宅も増えています。

また、敷地や間取りに余裕がある場合は、トイレを1階と3階の両方に設置すると便利です。夜間に何度も行く場合や寒い季節でも移動が短く、安心して使えます。

老後のことも見据えておく

三階建ては、年齢を重ねると階段の負担が大きくなるため、将来を見越した設計が大切です。

階段はゆるやかな勾配にして踏み面を広く取り、上りやすくしておきます。必要に応じて、エレベーターや階段昇降機の設置スペースを確保しておくのも良いでしょう。

また、高齢になったときに寝室にできる部屋を一階に用意しておくと、ライフスタイルの変化にも対応できます。

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おしゃれな空間にするコツ

三階建て住宅は縦方向に長くなるため、工夫をしないと単調な外観になりがちです。

まずはデザインテイストや外壁材の色を決めましょう。外壁面積が大きいため、ダークグレーやネイビーなどの引き締まって見える色を取り入れるのもおすすめです。1つの色だけでまとめるのではなく、上手に外壁材を組み合わせてツートンカラーにしても良いでしょう。

また、フロアごとのボリュームを変えたり、バルコニーを設置したりして凹凸を作るのもおすすめです。奥行きができるため、迫力のある建物に仕上がります。

窓の形や位置を考えるのも一案です。たとえば、ハイサイドライト(天井近くに採光のために設ける窓)やスリット窓を取り入れると、外観がおしゃれになる上に、開放感も生まれます。機能を落とさず、見た目も美しくなる工夫ができないか建築士に相談してみましょう。

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おしゃれな三階建て住宅の実例

ここではフリーダムアーキテクツが手掛けたおしゃれな3階建ての建築実例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

CASE769 othello

外観・1階・2階・3階でコンセプトが異なる変化に富んだ三階建ての家

CASE769 othello

CASE769「othello」は、スクエアなモノトーン外観とコンクリートの目隠し壁で重厚感とプライバシーを両立した三階建て住宅です。各階は異なるコンセプトの間取りと内装で統一しています。

1階は「静」をコンセプトに、奥行きのあるアプローチと間接照明で落ち着いた玄関を演出し、丸窓でつながる和室は、障子を閉じて個室としても利用できます。

2階は「楽」をコンセプトにしたLDKです。モノトーンと木の質感を調和させ、窓際の造作ベンチや大開口の窓で明るく開放感があります。キッチンからはリビングやバルコニーが見渡せます。

3階は「燦」をコンセプトにした燦々と光が降り注ぐ中で家族がくつろぐ空間となっています。子ども部屋には滑り台やボルダリングがあり、遊び心が満載です。

CASE753 円佇の家(えんていのいえ)

落ち着きと温かみを持った三階建ての家

CASE753 円佇の家(えんていのいえ)

開口部を少なくした黒い外壁と、ルーバーで囲ったポーチと木目の玄関扉がアクセントになった存在感のある三階建て住宅です。夜は外構照明とルーバー越しの明かりが上品に映えます。

玄関は自転車も置ける広さで、スケルトン階段が奥への抜け感を演出し、さらに広さを感じさせます。玄関左手のウォークスルー型シューズインからはLDKに回遊できます。

LDKは木貼りと下がり天井で変化をつける大胆なデザインとなっています。リビングの一角には、多目的に使える壁付けデスクも設けました。アイランドキッチンとダイニングテーブルは横並びにして配膳・片付けがスムーズな配置です。

水回りも1か所にまとめ、さらに洗面室の手前に収納室を設けることで、家事動線を短縮できる間取りとなっています。

CASE748 バスケットコートのある家

上品なデザインと遊び心が融合した三階建ての家

CASE748 バスケットコートのある家

こちらは黒いキューブのシンプルな外観です。外壁・扉・サッシを黒でそろえ、都会的でモダンな印象に仕上げました。

玄関は、ホテルのエントランスを思わせる切り文字のステンレスサインが飾られ、グレー系タイルとダークブラウンの扉が重厚感を高めます。

2階のLDKはウッドデッキのバルコニーとフラットにつながる開放的な空間です。床タイルとソファをグレーで統一し、落ち着いた印象にしました。一方、3階の親世帯LDKは和のテイストを取り入れ、二世帯それぞれのご要望に寄り添っています。

家事動線にも配慮し、洗面所とつながるウォークインクローゼットに衣類やバッグ、靴をまとめて収納でき、身支度がスムーズです。さらに室内にバスケットコートを設けた、遊び心ある間取りも魅力です。

CASE745 自由が丘の家

「アジアンリゾート」をメインコンセプトにした三階建ての家

CASE745 自由が丘の家

こちらは「アジアンリゾート」をメインコンセプトにした三階建ての家です。外壁はベージュ系を基調に各階でグラデーションを施し、ビルトインガレージのメタリックなシャッターと2階ベランダの植栽をアクセントにして、高級感のある外観に仕上げました。

LDKはタイル張りの床が生むスタイリッシュさと、ルーバーのような木質天井の対比で、開放的な雰囲気になっています。リビングとフラットにつながるバルコニーの植栽が、リゾート感をいっそう高めます。水回りも壁付け水栓や、ごみ箱が見えない造りなど、ホテルライクな仕様にこだわりました。

一方で、個のスペースは、スリット窓を用いた最小限の開口でおこもり感のある書斎や、壁と天井を全面ピンクで仕上げたポップな部屋など、家族の好みを存分に採り入れていただきました。

CASE720 S×S

移動するごとに変化していく豊かな表情を持った三階建ての家

CASE720 S×S

正面から見るとアルファベットの「S」に似ているインパクト大の住まいです。夜になると軒裏がライトアップされ、幻想的な箱のような見た目になります。開口部や窓の配置も工夫し、高いプライバシー性も実現できました。

CASE695 MEGAPHONE-HOUSE(メガホンハウス)

階ごとに異なるテーマを設けた三階建ての家

CASE695 MEGAPHONE-HOUSE (メガホンハウス)

台形の変形地に建てられた、付近の公園に向かって視界が広がるメガホン型の住宅です。木・塗り壁・タイルと質感の異なる複数の素材を用いていますが、シックな色味で統一され、落ち着いた仕上がりになっています。

CASE688 Transition

緑豊かなまちなみに計画された外の景色を楽しめる三階建ての家

CASE688 Transition

山のすそ野に建てられたガレージハウスです。周囲の景色を望めるよう、各所に窓が配置されているのが大きな特徴でしょう。それぞれの部屋から見える景色も違うため、自分にとって居心地の良い場所を見つけたくなる住まいです。

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三階建て住宅の間取り

ここからは、三階建て住宅の間取り例として、狭小地を最大限活用した間取り、動線が考え抜かれた間取り、屋上テラスのある間取りの3つをご紹介します。フリーダムアーキテクツでは、土地やライフスタイルに併せて最適な間取りのご提案をしています。

間取り①2階のスペースを無駄なくLDKにした三階建て住宅

間取り①2階のスペースを無駄なくLDKにした三階建て住宅 間取り①2階のスペースを無駄なくLDKにした三階建て住宅2 間取り①2階のスペースを無駄なくLDKにした三階建て住宅3

こちらは狭小地でも伸び伸びと暮らせる間取りです。

1階は収納の配置や使いやすさに配慮し、水回りを1か所にまとめて家事動線を効率的にしました。

2階は家族が集う17.5畳のLDKをフロア全体に配置し、作業スペースを挟んでリビングとダイニング・キッチンを区切りました。そうすることで、広々とした空間を感じながら、家族がちょうどよい距離感で過ごせるように工夫しています。

3階は階段を挟んで2つの寝室を配置し、お互いのプライバシーをしっかり確保。トイレとスタディスペースも設け、暮らしの利便性も高めています。

この間取りの3Dモデルを見る

間取り②家事効率の良い三階建て住宅

間取り②家事効率の良い三階建て住宅 間取り②家事効率の良い三階建て住宅2 間取り②家事効率の良い三階建て住宅3

暮らしやすさを追求した、機能的な動線が魅力の三階建て住宅です。

1階には、自転車も置ける広さのガレージと寝室を配置しています。ガレージから玄関ホールへ直接出入りできるため、雨の日でも荷物の運び入れがスムーズです。

2階は水回りを横一列に集約し、最小限の移動で家事をこなせる効率的な動線を実現しました。同じフロアのリビングに併設されたバルコニーで洗濯物を干せるため、毎日の家事がより快適になります。キッチンは対面式で、料理をしながら家族との会話やゲストのおもてなしを楽しめる間取りです。

3階には収納を間に挟んで2つの部屋を配置し、空間を有効活用しながらプライバシーを確保しました。さらに広々とした書斎スペースもあり、リモートワークや子どもの宿題を見る場として活用できます。

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間取り③大きな屋上テラスのある三階建て住宅

間取り③大きな屋上テラスのある三階建て住宅 間取り③大きな屋上テラスのある三階建て住宅2 間取り③大きな屋上テラスのある三階建て住宅3 間取り③大きな屋上テラスのある三階建て住宅4

1階には大きな車を駐車できるガレージを設置しました。空間を有効活用した0.5帖×2か所の収納スペースにより、他の居室を広々と使えます。

2階には水回りをまとめ、家事動線が効率的になるように工夫しています。ウォークインクローゼットも備えているため、洗濯・収納・身支度がこのフロアで完結します。

3階はLDKのみのワンフロアとなっています。横長の土地を活かし、壁付の造作ダイニングテーブルとスタディコーナーを設置しました視界が抜ける開放感のあるLDKで、ゆったりとした時間を過ごせます。

さらに屋上にはテラスがあり、洗濯物を干せるほか、晴れた日には食事や日光浴、友人とのバーベキューなども楽しめます。

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三階建ての注文住宅についてフリーダムアーキテクツにご相談ください

狭小地に建てることが多い三階建てでは、空間を有効活用できます。庭が作れなくても屋上にルーフバルコニーを設けるなど、土地が狭くてもできる工夫を積極的に取り入れましょう。

一方、階段が多かったり、間取りが複雑になるため、生活動線に配慮が必要です。家事をするのに何度も階段を上り下りしないといけないのでは、毎日暮らすだけで疲れてしまいます。

フリーダムアーキテクツではこれまでに、さまざまな土地にご家族の希望を取り入れた満足度の高いおしゃれな三階建てを建てた実績があります。注文住宅の三階建てについてのお悩みがございましたらフリーダムアーキテクツが解決いたします。

✓ 間取り・レイアウトのこと
✓ お金・予算のこと
✓ 優先順位のこと
✓ 他の家族との意見のズレのこと
✓ スペースや土地のこと

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三階建ての注文住宅についてのよくある質問

三階建ての注文住宅についてのよくある質問

三階建ての注文住宅について、よくご質問いただく内容をまとめました。

階段の上り下りは面倒?

答えは「人それぞれ」といえます。

三階建て住宅だと、階段の上り下りを毎日しなくてはならず、大変なのではと懸念する人もいます。しかし、実際に住んでいる人からは「慣れれば大丈夫」「筋トレの一環だと思っている」というポジティブな声もありました。習慣づいてしまえばさほど気にすることもないでしょう。

もちろん、足が悪いなど階段の上り下りが大変な家族がいる場合は、やや事情が異なります。その家族が主に使うスペースを1階に配置するなど間取りを考えたり、エレベーターを設置したりなどの対策を講じましょう。

三階建て住宅は売却しにくい?

必ずしもそうとは言い切れません。

確かに、三階建ての住宅は階段が多いため、それをいとわない人でないと購入しない可能性もあります。メンテナンス費用やリフォーム費用もかさみがちです。これらの事情が「売れにくい」というイメージにつながっているのかもしれません。

しかし、家が売れるかどうかは立地など、家の構造以外の要因も作用しています。最寄り駅から近かったり、人気のエリアにあったりする場合は、三階建ての住宅でも問題なく売れることが多いです。ひとくくりに「三階建て住宅だから売れない」とは言い切れないでしょう。

三階建てだと税金は高くなりますか?

三階建ては、二階建てより税金が安くなる可能性が高くなります。

耐火・準耐火構造の三階建てだと、「新築住宅に対する固定資産税の軽減措置」により建物部分の固定資産税が半額になる期間が5年と、二階建てより2年間長く適用されるからです。

たとえば、建物の評価額が3,000万円、固定資産税率が1.4%の場合、年間の税額は約42万円です。軽減措置の期間中は半額の約21万円となるため、追加で約42万円節税できます。

さらに認定長期優良住宅にすると、軽減期間が2年延長され最大7年になります。長期優良住宅は耐震性や省エネ性能などの基準を満たした家で、税制優遇が受けられる点も魅力です。

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この記事を書いた人

長谷川 稔

フリーダムアーキテクツ
設計チーム

1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。

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