
注文住宅の家づくり |CASE711 「遊」・「作」
注文住宅の平屋を検討し、庭先で自然を存分に楽しむためにウッドデッキを設置したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、平屋にウッドデッキを設置するメリットとデメリット、ウッドデッキの種類と設置費用の目安を解説します。また平屋にウッドデッキを設置した建築実例も紹介するので、注文住宅づくりの参考にしてみてください。
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目次
平屋にウッドデッキを設置するメリット

注文住宅の家づくり |CASE686 桜並木の平屋
平屋にウッドデッキを設置するメリットは以下の3点です。
・屋内とつなげて広さを感じられる
・洗濯物を干せる効率的な動線
・アウトドアリビングとして多目的に活用できる
以下で詳しく解説しますので、ウッドデッキのある生活をイメージしてみてください。
メリット①屋内とつなげて広さを感じられる
ウッドデッキを設置する一つ目のメリットは、屋内と屋外をつなげて広さを感じられるようになることです。
例えばリビングとウッドデッキをつなげることで、屋内と屋外のつながりができます。リビングを広く確保できなくても、視線の広がりを感じることができます。
さらに平屋は天井を高くしたり、勾配天井を導入したりしやすいため、空間の開放感を一層引き立てることも可能です。ウッドデッキにつながる大きな窓から自然光を効果的に取り入れ、季節の変化を感じられるので、家族と過ごす時間がより楽しくリラックスしたものとなるでしょう。
メリット②洗濯物を干せる効率的な動線
ウッドデッキを設置することで、完全に外に出ることなく洗濯物を干せるようになることもメリットです。
ウッドデッキは室内から直接出入りできるため、家事動線もスムーズになります。またウッドデッキに屋根を設置すれば、雨の日でも天候に左右されず洗濯物を干すことも可能です。
メリット③アウトドアリビングとして多目的に活用できる
平屋のウッドデッキは、アウトドアリビングや家族のくつろぎの場など、さまざまな活用方法があるのもメリットです。
アウトドアリビングにすることで、夏の晴れた日にはバーベキューを楽しめます。休日にわざわざ出かけなくても、家のウッドデッキでゆっくりと過ごし、くつろぐこともできるでしょう。
目の行き届くアウトドアリビングなら、子どもやペットを安心して遊ばせることができます。夏にはビニールプールを設置するなどして、水遊びをすることも可能です。他にも読書やリモートワークをしたり、お茶やガーデニングなどの趣味を楽しんだりなど、幅広く活用できます。

平屋にウッドデッキを設置するデメリット
平屋にウッドデッキを設置するデメリットは以下の2点です。
・メンテナンスが必要になる
・プライバシーの確保
多くのメリットがある平屋のウッドデッキですが、デメリットもあるので、しっかりと確認しておきましょう。
デメリット①メンテナンスが必要になる
ウッドデッキは定期的にメンテナンスをする手間があるため、対策方法やそれにかかるコストを考慮しておかなければいけません。
屋外のウッドデッキは、常に紫外線や雨風にさらされます。木材はは雨風に弱く、放置すると腐食するなどして劣化しやすくなります。劣化を防ぐには、防腐剤や塗料を塗るなどの定期的なメンテナンスが欠かせません。
またウッドデッキは地面との間にすき間ができるため、雑草が伸びたり、枯れ葉やゴミがウッドデッキの下に溜まったりする問題もあるでしょう。そのため、こまめに掃除したり、防草シートを敷いたりなどの対策も必要です。
デメリット②プライバシーの確保
人通りの多い通りに面する位置や住宅密集地にウッドデッキを設ける場合、人目が気になるでしょう。プライバシーを確保するための設備を整える必要があります。
例えば、目隠し効果のある植栽を取り入れれば自然な形で視線を遮ることができます。デザイン性のあるフェンスを選べば、庭全体の美観を損ねずにプライバシーを確保できるでしょう。フェンスは小さな子どもの転落防止にも役立ちます。

ウッドデッキの種類と設置費用

ウッドデッキの素材には種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは種類ごとの特徴と設置費用を解説するので、比較して予算に合った管理しやすい素材を確認してみてください。
ウッドデッキの種類
ウッドデッキの素材は、「天然木」と「人工木」の2種類です。天然木は、天然の木を使用した素材で、さらにハードウッドとソフトウッドという種類に分けられます。人工木は、木粉と樹脂を混ぜて木に似せた素材です。
どの素材を選ぶかで特徴や耐久性、メンテナンス性、設置費用が異なります。天然木と人工木の特徴と材料費の目安は以下の通りです。
種類 | 特徴 | 材料費目安(1㎡あたり) |
---|---|---|
天然木 ハードウッド |
・木のぬくもりが感じられる ・硬い素材で丈夫、耐久性にも優れている ・水分を吸収しにくく腐食にも強い ・施工費用は高くなる傾向がある |
1.5〜3万円ほど |
天然木 ソフトウッド |
・質感がやわらかい ・加工性に優れている ・雨や湿気には弱い ・施工費用は比較的安く抑えられる |
1.5〜3万円ほど |
人工木 | ・耐久性が高く丈夫な素材 ・メンテナンスが容易 ・加工しにくい素材 ・人工的な質感 |
1〜4万円ほど |
天然木は自然素材ならではの風合いや見た目の魅力があり、人工木には耐久性が高くメンテナンスしやすいという特徴があります。
ウッドデッキの設置費用
ウッドデッキに必要な広さは家族3〜4人で約3坪(約10㎡)なので、仮に3坪のウッドデッキを設置する場合は、天然木で15〜30万円ほど、人工木で10〜40万円ほどの材料費がかかるでしょう。人工木には耐熱加工した高価なものもあるため、材料の価格に幅があります。
材料費に加え、工事費用が天然木のハードウッドは約3.5万円、ソフトウッドは約2.5万円、人工木は2〜3.5万円かかります。結果的にウッドデッキの設置費用の目安は、天然木で25万〜40万ほど、人工木は12〜45万ほどが相場になるでしょう。
平屋にウッドデッキを設置したおしゃれな建築実例
平屋にウッドデッキを設置した、以下3点の建築実例を紹介します。おしゃれな建築実例を参考に、理想の注文住宅の形をイメージしてみてください。
実例①中庭がつなぐゆとりのある平屋住宅

注文住宅の家づくり | CASE721落ち着きのある家
LDKや玄関を中庭がつないでくれるゆとりのある平屋住宅です。
家の中に入ると玄関正面には中庭があり、視線が抜けるため開放感があります。LDKと中庭をフラットにつなげることで、広がりを感じられる空間を演出しているのも魅力です。中庭を挟んだ向かいには和室があり、LDKと和室をゆるくつないでいます。
中庭でくつろいだり、和室で休みながら中庭を眺めたり、活用方法はさまざま。中庭は建物で囲まれているため、近隣の視線を気にすることなく洗濯物を干すこともできます。
実例②開放感とプライバシー性を兼ね備えた中庭のある平屋住宅

注文住宅の家づくり | CASE711「遊」・「作」
外から隠された高いプライバシー性の高い中庭のある平屋住宅です。
玄関を入ると、直線的でシャープな印象の外観からは想像できないほどの広々とした中庭が出迎えてくれます。中庭には玄関やLDK、居室のどこからでも行くことができるので、生活動線もスムーズです。子どもものびのびと安心して遊べる空間となっています。
中庭には照明がついていて、夜は昼とは違った雰囲気を演出しているのも魅力です。夕食をとりながら、中庭の景色を楽しむこともできます。
実例③家のどこからでも外を感じられる中庭のある平屋住宅

注文住宅の家づくり | CASE683丘の上のハウス
コの字型の建物の中心に中庭が設けられている平屋住宅です。
玄関、LDK、寝室と中庭がつながっているので、家のどこにいても屋外を感じられる伸びやかな住まいとなっています。LDKを中庭だけでなく和室ともつなげることで、より空間に広がりをもたせているのも特徴です。
玄関の廊下は狭くなっていますが、大きな窓が中庭へと大きく視界を広げているため閉塞感はありません。ベッド正面に大きな窓が設置された寝室は、寝そべりながら中庭の様子を眺められるリラックス空間です。ウッドデッキの中庭一つで、開放感や自然を味わえる平屋に仕上がっています。

ウッドデッキのある平屋に関してよくある質問

平屋とウッドデッキのよくある質問をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
平屋はやめたほうがいいと言われる理由は何ですか?
平屋をやめたほうがいいと言われる理由には、下記などの理由があります。
・建築費が2階建てに比べて割高になる
・広い敷地面積が必要
・収納や部屋数が不足する可能性がある
・採光や風通しを確保しにくい
・プライバシー性や防犯面に不安がある
広い敷地面積が確保しにくい都市部に住みたい人や、部屋数・収納をしっかりと確保したい人は2階建てや3階建ても検討しましょう。採光や風通しは設計を工夫すれば確保できます。防犯面はしっかりとした対策が必要です。
ウッドデッキは何年もちますか?
一般的なウッドデッキの耐用年数は、天然木で5〜15年、人工木で20年以上と言われています。ただ、ウッドデッキの耐用年数は環境やメンテナンス頻度などにより異なるものです。
耐用年数を伸ばすには、小まめな清掃や定期的な塗装など、日々のメンテナンスは欠かせません。また屋根を設置して紫外線や雨の影響を少なくするのも効果的です。
1,000万円で平屋は建てられますか?
平屋は、工夫次第で1,000万円で建てることは可能です。ただし、平屋の価格相場は1,500〜4,000万円ほどとなっています。
土地を所有した状態で、間取りなどを工夫すれば1,000万円で建てられる可能性はあるでしょう。ただし、コストを削りすぎて住みにくい家にならないようにすることが重要です。
平屋の坪数ごとの価格相場例は、以下の通りです。
1LDK(約25~30坪):
価格相場:1,500万~2,500万円
小規模でシンプルな間取りの場合、この範囲に収まることが多いです。少人数の家族や単身向け。
2LDK(約30~35坪):
価格相場:2,000万~3,000万円
もう少し広めの間取り、2人以上の家族や、作業部屋やゲストルームなどを設けたい方向け。
3LDK(約35~40坪):
価格相場:2,500万~3,500万円
3人以上の家族に対応できる広さで、家族全員が快適に過ごせる間取り。収納や個室が増えるため、予算に余裕を持つことが一般的です。
4LDK(約40~50坪):
価格相場:3,500万~4,500万円
4人以上の家族向けで、広いリビングや多目的な部屋を設けたい場合に適しています。広さが増える分、設備や素材にもこだわりを持ちやすい。
参照)2023年度 フラット35利用者調査

平屋×ウッドデッキで快適な暮らしを楽しもう
ウッドデッキは、屋内と屋外とのつながりをもたせ空間の広がりを生み出すことができます。また、家族が楽しんだりリラックスしたりなど、多目的に活用できるのも魅力です。
ただし、理想のウッドデッキのある平屋の暮らしをイメージしても、それに合った土地や環境が見つからなければ実現できません。家族にとって理想の家を建てるには、対応実績が豊富な建設会社を選ぶことが重要です。
フリーダムアーキテクツは、ライフスタイルや将来の変化などに合わせた間取りの提案を心がけています。豊富な平屋の建築とウッドデッキを設置した実績があり、平屋に適した土地選びから提案できるので、ぜひご相談ください。
フリーダムアーキテクツは完全自由設計のため、お客様のご要望に最大限お応えすることができます。土地探しを含めた平屋を検討中でしたら、これまでフリーダムアーキテクツがデザインを手掛けた実例を参考にしてみてください。
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この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。