
CASE686 桜並木の平屋
平屋は機能性やデザイン性に優れているので、注文住宅の分野でも近年人気を集めています。一方、平屋を建てるにあたり、参考となる事例や注意点が知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フリーダムアーキテクツが手掛けた平屋の間取り実例を、坪数やライフスタイル別に紹介します。また、平屋の間取りを選ぶメリット・デメリット、おしゃれで快適な平屋をつくるポイントについても解説するので、ぜひご一読ください。
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目次
①【32.06坪】プライベートな個室を確保した4LDK

平屋の建築を検討している方のために、参考となる間取り実例を3つ紹介します。
1つ目は家族間のプライバシーに配慮した平屋です。30坪以上の敷地があれば、子ども2人の個室と主寝室のほか、親世帯の部屋も加えた4LDKの間取りを実現できます。
廊下はなくしたほうがスペースを無駄なく使えますが、ホールや通路を設けることで、お互いのプライバシーを確保できるようになります。家族同士のつながりを感じつつ、適度な距離感を保てる間取りにすれば、良好な家族関係を築きやすくなるでしょう。
その他、こちらの実例でポイントとなる点について詳しく解説します。
南向きにLDKを配置したシンプルなI型の間取り
東西に長いI型の間取りにすることで、南側に大きな窓のある明るいLDKを創出できるようになります。特に光あふれる広々としたリビングは、家族にとって憩いの場となるでしょう。
また、LDKと隣接する主寝室も明るさを保つことができます。温かな朝日を浴びることで、目覚めの良い朝を迎えやすくなるため、活力やモチベーションの向上につながるでしょう。
敷地が広い場合、変形地でも建てやすいL型、中央に中庭を設けたコ型やロ型の間取りもおすすめです。
通路で隔てられたプライベート感のある個室
狭い敷地に平屋を建てる場合、なるべく廊下をなくして居室のスペースを広くとることが定石です。しかし、各部屋の距離が近いと、子どもが成長した際に窮屈に感じてしまう可能性があります。
あえてホールや通路を設けることで、部屋と部屋の距離を保てるようになります。結果的に個室でプライベートを確保しながら、LDKで家族と過ごすメリハリのある生活を実現できるでしょう。
老後も安心なLDKに直結した寝室
親世帯と同居する場合、親世帯の寝室をLDKに直結させることで、動線の短いスムーズな暮らしを実現できるようになります。親世帯の負担を軽減できるのはもちろん、介護が必要になった際もお世話しやすいため、家族全員にとって暮らしやすい平屋になるでしょう。
また、親世帯の寝室を設けると、夫婦の将来的な寝室としても利用できます。寝室を変えるだけで足腰にかかる負担が軽くなるため、安心して老後を迎えられる間取りです。
6帖以上の個室に収納を完備
平屋を建てる場合、居室のスペースを優先させると収納が不足しやすいため、あらかじめ注意が必要です。部屋にモノがあふれるようでは、快適な暮らしから遠ざかってしまいます。
この間取り実例では、それぞれ6帖以上の広々とした個室を用意しているだけではなく、各個室に収納を完備しています。収納スペースをきちんと確保すれば、衣類や家電などを整理しやすくなるため、快適性が向上するだけではなく、住まいをおしゃれな状態に保てるでしょう。

②【39.42坪】家族の理想を叶えたゆとりある4LDK

2つ目は生活時間帯やライフスタイルの違いを意識した平屋です。39.42坪に家族の理想を反映した、ゆとりのある4LDKの間取りを実現しています。
収納スペースをたっぷりと確保しているため、整理整頓がしやすい住まいです。トイレや浴室といった水回りは、LDKの部分を通らなくても行き来できるので、家族の生活時間帯がずれていても使いやすいといえます。
南向きの明るいLDK
こちらの平屋も南向きにLDKを配置した、シンプルなI型の間取りとなっています。ゆったりとした21帖のLDKは、約40坪という余裕のある敷地だからこそ実現できたものです。
LDKは単に広いだけではなく、南向きで日照時間が長いので、明るく温かい空間に仕上がっています。
また、収納は隣接する個室側に設けている関係上、LDK自体は凹凸のないすっきりとした長方形になっているため、開放感もたっぷりです。
6帖以上のゆったりとした個室
LDKだけスペースを広げるのではなく、各個室も6帖以上と十分な広さを確保しています。通路で分けることにより、プライバシー性が高く居心地の良い個室を実現した住まいです。
収納スペースも各個室にしっかり用意しているので、モノをしまう場所がないと困ることはありません。
また、個室と個室の間が離れており、生活時間帯が異なっていても音は気になりにくいので、気兼ねなく個室でプライベートな時間を楽しめるでしょう。
ウォークインクローゼット付きの主寝室
主寝室をコンパクトに設計した場合、デスクや棚を置く際に狭いと感じてしまうかもしれません。
この間取り実例では、主寝室を10帖と広めに設計したうえで、ウォークインクローゼットを設けています。余裕をもって衣類やバッグなどを収納できるため、夫婦2人が快適に過ごせる空間です。
また、主寝室もLDKと同じく南向きに配置されているので、良好な日当たりが期待できます。
水回りはLDKを通らずに使用可能
平屋は各個室の位置関係により、排水音が気になってしまうケースもあります。特に家族の生活時間帯が異なる場合、ちょっとした音がストレスになりかねません。
この間取り実例では、トイレや浴室などの水回りが廊下を通り、建物の端にまとまって配置されているため、排水音を煩わしく感じる可能性はほぼゼロです。
また、水回りはLDKを通らずに使用できるため、リビングに来客がある際も気にせず、トイレや浴室を使えるでしょう。

③【41.89坪】夫婦2人の暮らしに最適な書斎付きの3LDK

3つ目は40坪以上の敷地にゆったりとプランニングした平屋です。夫婦の寝室や書斎のほか、畳貼りの和室も備えた3LDKの間取りとなっています。
夫婦2人暮らしに合わせて建てられているため、1つ目と2つ目の間取り実例より部屋数は少ないものの、工夫やこだわりの数は負けていません。むしろ夫婦2人暮らしだからこそ実現できた、個性的な間取りといえるでしょう。
長方形の開放的なLDKを中心に配置
こちらの平屋は中央にLDKを配置し、平屋の右側を寝室や浴室といったプライベート空間、左側を書斎やゲストルームとしても使える和室に分けて、家族のプライバシーを確保しています。LDKを間取りの中心に据えることで、動線の短い効率的な暮らしを実現している点も見逃せません。
また、LDKをすっきりとした長方形にした結果、キッチンから部屋全体を見渡せる開放的な空間に仕上がっています。
開放感を演出する2つの吹き抜け
平屋でも吹き抜けを部分的に設けることで、開放感のある住まいを実現できます。
この間取り実例では、書斎前および浴室・パウダールーム前の2か所が吹き抜けになっており、個性とゆとりのある空間を演出しています。縦に広がりのある空間をつくると、心にも余裕が生まれるため、より充実した人生を送ることが可能です。
また、吹き抜けがあると採光性も向上するので、明るい空間に仕上がります。
来客時にも使いやすい和室横のトイレ
家族用のトイレはパウダールーム内に洗面台と組み合わせて設置しつつ、和室横にもう一つトイレを設けています。ゲストが和室に宿泊した際、LDKやプライベート空間を通らずにトイレを使用できるため、余計な気を遣わせることがありません。
また、夫婦どちらかが両親と同居することになれば、両親の居室として和室を使用しますが、その際もトイレが近くて便利です。将来的には夫婦の寝室を和室に移すことも可能なので、老後の暮らしを考えても有用でしょう。
LDKを通らずに出入りできる書斎
書斎は玄関の近くに設けられているので、LDKを通らず出入りできます。もう一つのトイレも書斎と同じ平屋の左側にあるため、わざわざLDKを経由する必要がありません。
仕事や自己学習に集中したい場合、平屋の左側だけで行動をほぼ完結できます。特に「LDKを通るとオンオフの切り替えがしにくい」という人には、理想的な間取りといえるでしょう。
また、仕事の打ち合わせなどで来客があるときにも、LDKを通さずに書斎に案内できるため、家族のプライバシーを確保できることも強みです。

平屋の間取りを選ぶメリット

CASE711 「遊」・「作」
平屋の間取りには、以下のような多くのメリットがあります。
・ワンフロアで生活できる
・自由度が高くおしゃれな住まいを実現できる
・家族のコミュニケーションがとりやすい
・階段がないため転倒などのリスクを軽減できる
・地震や風に強い
・光熱費を抑えられる
・メンテナンス費用を抑えられる
・小屋裏を活用して収納などに利用できる
各メリットの詳細も解説します。
ワンフロアで生活できる
平屋は生活に関するすべての行動をワンフロアでこなせるため、家事動線をまとめて効率的に暮らしやすいことがメリットです。
例えば、平屋は洗濯機置き場と洗濯物を干す場所が同じフロアにあるので、よりスムーズに家事を進めることができます。一方、2階建ての家は1階に洗濯物置き場、2階にバルコニーを設ける間取りが一般的なので、洗濯物を運ぶ際に階段を上り下りしなければならず、どうしても非効率的です。
また、水回りを1か所に集約すれば、家事の負担が軽くなるので、仕事や子育てとも両立しやすくなります。
自由度が高くおしゃれな住まいを実現できる
平屋は2階部分が存在しないため、天井の高さを自由に決めることが可能です。また、屋根の高さや形状など外観も自由にデザインできます。
例えば、勾配天井で高さをつけたり、段違いの屋根を設けたりするなど、自分の好みやこだわりに合わせて調整可能です。空間を最大限に活かせば、スキップフロアや屋根裏といった遊び心のある間取りをつくることもできます。
平屋は個性的でおしゃれな住まいを実現しやすいため、オリジナリティの高い家を建てたい人におすすめです。
家族のコミュニケーションがとりやすい
平屋はワンフロアしかない性質上、家族と顔を合わせる回数が増えるので、必然的にコミュニケーションをとりやすくなります。家族全員が同じフロアで生活するため、コミュニケーションを促進する間取りも設計しやすいでしょう。
2階建ての場合、リビングと居室で階層が異なると、どうしても距離感が遠くなるため、コミュニケーションをとる機会も減ってしまいがちです。
階段がないため転倒などのリスクを軽減できる
2階建ての住宅で暮らす場合、若いうちは心配無用ですが、高齢になると階段の上り下りが辛くなるかもしれません。また、足腰の弱った高齢者は、ちょっとした段差でも転倒してしまう可能性があります。
平屋はそもそも階段が存在しませんが、バリアフリー設計で徹底的に段差をなくせば、転倒などによる怪我のリスクを軽減できます。老後も安心して暮らせるようになるため、終の棲家を探している人にも平屋はおすすめです。
地震や風に強い
平屋は建物自体の重心が低いため、地震や風で揺れにくいこともメリットです。揺れによる破損や倒壊が起こりにくいので、長期にわたって安心・安全な暮らしを実現できます。
また、平屋は2階建ての家に比べると、低コストで耐震性を強化できることも見逃せません。日本は「地震大国」と呼ばれるほど地震が発生しやすいので、地震に強いマイホームを建てやすい点は大きな魅力といえるでしょう。
光熱費を抑えられる

平屋はワンフロアだけなので、冷暖房効率に優れた間取りを設計しやすいという強みもあります。結果的に光熱費を抑えられるため、冷暖房効率を高めることは重要です。
2階建ての家はフロアごとに生活のスペースが分かれるうえ、吹き抜けやリビング階段を設けると上下階がつながるので、冷暖房効率は低下しやすくなります。
一方、平屋は日常生活のスペースがワンフロアで完結するため、温めた空気(冷やした空気)が上階(下階)に流れることはありません。その結果、冷暖房を効率的に稼働させることが可能です。
ランニングコストの光熱費は節約効果が高いので、冷暖房の稼動率が高くなる子育て世帯や都市部の世帯にとって恩恵は大きいでしょう。
メンテナンス費用を抑えられる
平屋は階段が存在しない分、同じ部屋数でも2階建ての家より延床面積は小さい傾向にあります。そのため、建物のメンテナンスがしやすく、メンテナンス費用も抑えることが可能です。
延床面積が小さいと、必然的に壁や床の面積も小さくなるので、壁紙やフローリングの張り替え工事などにかかる費用をカットできます。
また、2階建ての家で屋根や雨どいのメンテナンスを行う場合、事前に足場を組まなければなりませんが、平屋ならはしごや脚立で済むケースもあります。
小屋裏を活用して収納などに利用できる
平屋は2階部分がないため、小屋裏のスペースを活用しやすいこともメリットです。
例えば、小屋裏に収納スペースを設けると、居住スペースはそのままに収納量を増やせるので、子どもの成長や両親との同居でモノが増えても、整理整頓がしやすくなります。ロフトを採用すれば、他の部屋とつながった状態で空間を広く使えるため、趣味のスペースや子どもの遊び場に最適です。
また、勾配天井で開放感を演出すると、実際の床面積以上に空間を広く感じることができます。

平屋を選択するデメリット

平屋はメリットばかりではなく、以下のようなデメリットも存在します。
・土地代や建築費用がかかりやすい
・日当たりを確保しにくい
・個室や収納が不足しやすい
・防犯面では対策が必要
各デメリットの詳細もしっかり把握しておきましょう。
土地代や建築費用がかかりやすい
平屋は2階建ての家に比べると、同じ延床面積でも広い敷地が求められるので、土地代がかかりやすい傾向にあります。さらに、基礎部分や屋根の面積も平屋のほうが広くなるため、建築費用が高騰しやすいこともデメリットです。
ただし、土地代は立地条件によって大きく変動するので、土地価格が比較的安い郊外の土地や変形地を選べば、費用を節約できる可能性もあります。間取りや材料を工夫すれば、建築費用も抑えることできるため、気になる人は住宅会社に相談してみましょう。
日当たりを確保しにくい
平屋は1階部分しかないので、隣に高い建物を建てられた場合、日当たりが悪くなってしまう可能性もあります。日中でも部屋が薄暗くなったり、洗濯物が乾きにくくなったりするなど、実生活に支障が出るかもしれません。
また、平屋の周囲に高い建物があると、日当たりのみならず風通しも悪くなるケースがあります。「2階なら風が通りやすい」といったフォローも利かないため、あらかじめ注意しましょう。
個室や収納が不足しやすい
平屋で床面積を増やすと、土地代や建築費用が高くついたり、外構とのバランスが悪くなったりするといった問題が起こりがちです。そのため、個室や収納スペースを十分に確保できず、間取りの見直しを迫られる可能性もあります。
特に収納スペースが不足すると、日常生活を送るためのスペースにモノがあふれてしまうため、生活感が出てしまうだけではなく、移動や家事の効率も悪くなるでしょう。
防犯面では対策が必要
平屋の居住スペースは低い位置にあるため、間取りや周囲の環境によっては、外を歩く通行人などの視線が気になってしまうかもしれません。プライバシーはもちろん、防犯・セキュリティの観点から考えても好ましくない状況なので、目隠しフェンスなどの対策が必要となります。
また、窓の数が多いと、その分だけ侵入口が増えてしまうため、窓の防犯対策も欠かせません。割れにくい窓ガラスや防犯シャッター、補助錠などの設置を検討しましょう。

おしゃれで快適な平屋の間取りをつくるポイント

CASE683 丘の上のハウス
実際に平屋を建てる場合、以下のポイントを意識しましょう。
・光と風の通りを確保する
・勾配天井で開放感を演出する
・無駄を省きスペースを有効活用する
・家族間のほど良い距離を保つ
・外からの視線を遮りプライバシーを確保する
・必要な収納量を確保する
・動線が長くならないように工夫する
平屋の特徴を押さえておけば、デザイン性と快適性を兼ね備えた間取りをつくることができます。
光と風の通りを確保する
平屋で快適に暮らすためには、採光性および通風性を高めることが大切です。
例えば、中庭を設けると多くの部屋が庭に面するので、光と風が通りやすくなります。光が差し込みにくい北側の部屋も中庭があれば、日当たりを確保しやすいため、明るく温かな環境になるでしょう。
また、窓を多めに設けると通風性が向上するだけではなく、季節によって変わる風向きの影響も抑えやすくなります。
勾配天井で開放感を演出する
勾配天井とは、小屋裏の空間を開放しつつ、屋根の形状に合わせて傾斜をつけた天井のことです。一般的な天井より位置が高いうえ、デザイン性にも優れているので、開放感のあるおしゃれな空間を演出できます。
また、本来なら板で塞がれるデッドスペースを活用する性質上、他のスペースを削る必要がないことも魅力です。平屋は最初から2階部分がないので、間取りに関係なく勾配天井を採用しやすいといえるでしょう。
特に家族が長い時間を過ごすLDKに適しているため、平屋のデザイン性にこだわるなら、勾配天井を検討したいところです。
無駄を省きスペースを有効活用する
平屋はワンフロアしかないため、できるだけ無駄のない効率的な間取りをつくることが大切です。
例えば、廊下や収納の割合が多いと、日常生活に必要なスペースが減るので、快適性や利便性の低下につながります。単に通るだけの廊下やデッドスペースを省けば、限られたスペースをフル活用できるため、広くない敷地にも暮らしやすい平屋を建てることが可能です。
家族間のほど良い距離を保つ
無駄なスペースを省くことは重要ですが、逆に廊下をまったく設けず、部屋同士がつながる間取りを設計した場合、音漏れしやすくなります。プライバシーの侵害や睡眠妨害の原因になるため、窮屈に感じてしまうかもしれません。
また、部屋同士の距離が近い場合、料理などのニオイが充満しやすい点にも注意しましょう。
適度に廊下を設けることで、音漏れやニオイの問題は防止できます。スペースが足りず廊下を設置できない場合、各部屋を区切る壁に防音材などを取り入れると効果的です。
外からの視線を遮りプライバシーを確保する
平屋は建物が低い分、通行人や周囲の家から室内が見えやすいため、プライバシーに不安を感じるかもしれません。
外からの視線が気になる場合、中庭が完全プライベート空間になるロ型の平屋をおすすめします。中庭側に窓を増やし、外構側の窓を減らせば、外からの視線を遮りながら、開放感も得られるでしょう。
敷地面積の問題から中庭をつくることが難しい場合、フェンスや植栽での目隠しが効果的です。
必要な収納量を確保する
平屋はフロア数が少ない分、収納スペースも不足しやすいため、所有している衣類や家電の量を踏まえて、計画的に収納することが大切です。「誰が」「どこで」「何を使うのか」という3点を軸にイメージしつつ、必要な収納量や配置を検討しましょう。
平屋におすすめの収納も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
種類 | 概要 |
---|---|
シューズクローク(玄関収納) | 靴を履いたまま入ることができる。 |
パントリー | 食器類だけではなく、調理家電も保管できる。 |
小屋裏収納 | 使用頻度が低いモノの保管場所に最適。 |
ファミリークローゼット | 家族の衣類をまとめて保管できるので、スペースの有効活用につながる。 |
動線が長くならないように工夫する
平屋は2階建ての家よりワンフロアは広いうえ、そのワンフロアに居住スペースをすべて収めなければなりません。建物の端から端まで距離があると、家事の動線が長くなりやすいため、間取りを決める際は注意が必要です。
家事の効率を高めたいなら、ぐるっと回る構造の回遊動線を取り入れましょう。回遊動線は行き止まりがないので、スムーズに移動しやすいうえ、見た目も開放感があります。

平屋の間取りは暮らしやすさを重視して計画しよう

CASE671 実りの平屋
平屋を建てる場合、光と風の通りやスムーズな動線など、実際に暮らしたときの快適性や利便性に関わる要素を踏まえつつ、最適な間取りを計画することが大切です。しかし、平屋に住んだ経験がないとわかりにくい点もあるため、間取り実例を参考にじっくり検討しましょう。
フリーダムアーキテクツでは、平屋の注文住宅を手掛けてきた実績があるので、ぜひ一度ご相談ください。
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平屋の間取りについてのよくある質問
平屋の間取りに関するよくある質問に、フリーダムアーキテクツが回答します。
平屋の一般的な間取りについて教えてください
平屋の間取りは敷地の広さによっても変動しますが、30坪程度の敷地なら3LDKが一般的です。 30坪・3LDKの平屋では、夫婦の寝室と子ども部屋に加えて、もう一つ個室を用意する余裕があります。和室や趣味のスペースはもちろん、将来的に子どもの数が増えた場合、子ども部屋の追加も可能です。 また、子どもの成長とともにモノが増えることを想定し、収納スペースを加えることもできます。
平屋はやめたほうがいいと言われる理由は?
人気の平屋ですが、主に以下のような理由から「やめたほうがいい」という意見も出ています。 ・固定資産税が高い ・広い土地が必要 ・防犯面に懸念がある ・収納スペースを確保しづらい ・外部の騒音が気になりやすい 都市部で広い土地の確保が難しい場合、平屋にこだわらず半平屋にすることも検討しましょう。2階は子ども部屋や収納スペースのみ設け、将来的にワンフロアで暮らせるよう、1階に主寝室を設置する方法もあります。
予算1,000万円台でも平屋を建てることはできますか?
すでに土地を所有している場合、建物部分だけなら予算1,000万円台で建てることもできます。 フリーダムアーキテクツは高品質なローコスト住宅の設計を得意とし、累計4,000棟を超える実績があります。豊富なノウハウ・高レベルな設計・スケールメリットにより、低予算でも家族の憧れを反映したおしゃれな平屋を実現可能です。
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この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。