
CASE508 Slither Link
平屋は、屋根や外観ラインをシンプルな直線で構成しやすく、モダンテイストによく調和します。また、階段がないためフロアをまとめやすく、現代的で洗練された印象を演出しやすいといえるでしょう。
本記事では、平屋でおしゃれなモダン住宅を検討中の方へ向け、実例を交えながら、モダンな平屋を建てる際のポイントをご紹介します。
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おしゃれでモダンテイストな平屋の外観・内装デザイン実例
理想的な平屋のモダン住宅を検討する際は、実際のデザイン例が参考になります。ここではフリーダムアーキテクツが手がけたシンプルモダンや和モダン、個性的なデザインなど、バリエーション豊かに紹介します。
実例①海に向けて最大限開かれたシンプルでモダンな平屋
こちらの平屋は、青空と芝生の風景に溶け込む白くシンプルな外観と、アクセントカラーを効果的に取り入れたスタイリッシュな内装が魅力です。外観と内装に分けて紹介します。
白でまとめた奥行きのあるシンプルな外観デザイン

注文住宅の家づくり | CASE750WHITE GATE
「海に向けて最大限開かれた白くてシンプルな空間」をテーマに設計されたこちらの平屋は、白い外壁と黒の庇(ひさし)でまとめたシンプルかつ洗練されたデザインが魅力です。
正面にはスリット窓だけを設けることで開口部を最小限にし、プライバシー性とデザイン性を両立しました。一方、芝生の庭に面した側は大きな開口部を採用しており、庭との一体感を高め、住まいに奥行きを持たせています。
ゆとりのあるシャープな内装デザイン

注文住宅の家づくり | CASE750WHITE GATE
白を基調としたLDKは、青いクッションのダウンリビングや赤いソファーがアクセントとなり、シンプルながらも遊び心のある空間です。家具はゆとりのある配置で、ものを極力置かずに生活感を抑え、すっきりとした印象を演出しました。
さらに、窓側の柱をアルミで仕上げ、ダウンライトを効果的に取り入れることで、シャープで洗練されたシンプルモダンのインテリアに仕上がっています。
実例②外とのつながりを感じる和モダンな平屋
丘の上に建てられた平屋は、自然とのつながりを大切にした住まいです。外観や内観に木材をアクセントとして取り入れ、シンプルながらも温かみのある和モダンの住まいに仕上げています。
モノトーンの外壁に木材や緑をアクセントにした外観デザイン

注文住宅の家づくり | CASE683丘の上のハウス
二つのキューブがつながったようなコの字型の平屋は、黒と白のモノトーンを基調としたシンプルモダンな外観が特徴です。シンボルツリーや木材を効果的に組み合わせることで、モダン住宅において単調になりがちな外観に自然の温かみをプラスしています。
また、屋外照明を取り付けて夜間には外壁を照らし、光と影のコントラストが生まれることで、おしゃれな平屋のたたずまいが一層引き立ちます。
ナチュラルで木の温かみを感じる内装デザイン

注文住宅の家づくり | CASE683丘の上のハウス
家の中は、木材をふんだんに使った和モダンのインテリアで統一されています。梁(はり)をあらわした天井が、直線的なデザインのアクセントとなり、空間にリズムを生んでいます。
また、天井に間接照明を仕込み、ペンダントライトをつるすことで、部屋全体を柔らかく照らし、落ち着きある雰囲気に仕上げました。
リビング・ダイニング・和室を一直線に並べたレイアウトは、家族が自然に集まりやすい広がりを感じさせます。観葉植物や、和室の障子から和の趣を取り入れたことで、自然のぬくもりと安らぎが感じられるナチュラルな住まいを実現しました。
実例③自然豊かな環境に溶け込む和モダンな平屋
田園風景の中に建つ平屋は、白を基調とした和モダンの住まいです。自然に溶け込む木材を活かした外観や、開放感あふれるLDKなど、これからの家づくりに活かせるアイデアが詰まっています。
水平に広がる美しい外観デザイン

注文住宅の家づくり | CASE671実りの平屋
水平に伸びやかなデザインが特徴のこちらの平屋は、白を基調にしながらも、外構や外壁に木材を多く取り入れることで、自然豊かな環境に調和する外観に仕上がっています。また、テラスを設けたことで、住まい全体に奥行き感が生まれ、立体的な印象が加わりました。
人が集まりやすいすっきりとした内装デザイン

注文住宅の家づくり | CASE671実りの平屋
茶色と白を基調とした内観は、シンプルな和モダンの雰囲気が漂います。LDKには、高天井まで伸びる石の壁がアクセントとなり、空間全体に開放感を演出。間接照明を組み合わせることで、落ち着いた雰囲気が感じられるように設計されています。
テレビは壁付けとし、LDKには余計なものを置かないことで、すっきりとした生活感のない空間を実現しました。さらに和室を設けたことで、和の趣を楽しめる住まいとなっています。
実例④自宅とアトリエが一体となったモダンな平屋
自宅とアトリエが一体となった平屋です。美術館のような雰囲気を感じさせる外観や、赤を大胆に取り入れた内装など、施主様の個性とセンスが感じられる住まいに仕上がっています。
美術館を思わせるような外観デザイン

注文住宅の家づくり|CASE634 アトリエを持つ家
こちらの平屋は、白い外壁でコの字型にアプローチを囲むつくりが特徴です。ゆったりとしたアプローチにはサボテンのオブジェが設けられ、美術館のような景観で訪れる人を迎えます。オブジェの下には間接照明が埋め込まれており、夜は柔らかく照らし出し、昼とは異なる趣を楽しめます。
近代的な外観とは対照的に、裏庭には芝生や木々が植えられ、自然の緑を感じられる心地よい住まいとなりました。
シャープだけど彩りのある内装デザイン

注文住宅の家づくり|CASE634 アトリエを持つ家
一直線に広がったLDKは、空間に奥行きと開放感を生み出しています。壁際には間接照明を設け、シャープな印象を際立たせました。
これらの落ち着いた色合いの中に、タイルのアクセントウォールやリビングから見える真っ赤な個室が加わることで、アート感のあるおしゃれなモダン住宅に。カップボードに扉を付けたり、造り付けの壁面収納を設置するなど、ものを見せずにすっきりと整えられる工夫も施されています。

おしゃれでモダンな平屋を建てるポイント

注文住宅の家づくり | CASE649光の通り道
おしゃれでモダンな平屋を実現するためには、下記のポイントが重要です。
・コンセプトを決める
・直線を基調としたデザインを取り入れる
・落ち着いた色でまとめる
・素材を統一させる
・大きな窓を設置する
・空間にゆとりを持たせる
それぞれ詳しく解説します。
コンセプトを決める
モダンでおしゃれな平屋を建てたい場合、まずはコンセプト設計が大切です。家づくりの方向性を明確にすると、内装の色や家具、素材の選定がスムーズに進みます。逆にコンセプトがはっきりしないと、選択に迷いが出てしまい、まとまりのない家になりがちです。
コンセプトを決める際はモダンテイストという大まかな分類だけでなく、「和モダン」や「北欧モダン」など、具体的なスタイルを選ぶと軸が定まります。以下に、それぞれの特徴をまとめました。
モダンテイストの種類 | 特徴 |
---|---|
シンプルモダン | 白や黒を基調にしたモノトーン配色。ガラスや金属などの無機質素材を使用し、直線的でシンプルなデザイン。 |
ナチュラルモダン | ベージュやブラウンの温かみのあるカラーが貴重。木目調の家具や自然素材を取り入れ、優しい雰囲気を演出。 |
和モダン | 畳、障子、和紙、竹素材など日本の伝統的な素材を活かす。落ち着きのあるアースカラーでまとめる。 |
北欧モダン | 白やアイボリーをベースに、木材を多用し、明るくナチュラルな雰囲気。アクセントにブルーやグリーンなどをプラス。 |
ミッドセンチュリーモダン | プラスチックやFRP(繊維強化プラスチック)などの新素材を使用。曲線的なデザインやビビッドなカラーが特徴。 |
自分に合ったモダンテイストを選んでから素材や色を決めると、統一感のあるセンスの良い家をつくれます。
直線を基調としたデザインを取り入れる
直線を基調としたデザインを意識すると、都会的な印象になります。装飾の少ない家具や、ガラス・金属などの無機質素材は、直線フォルムとよく合います。一方で、一部に曲線フォルムの家具を取り入れると、空間に遊び心や柔らかさが加わり、個性的な雰囲気を演出できるでしょう。
落ち着いた色でまとめる
モダンな平屋をおしゃれに仕上げるには、白・黒・グレーなどのモノトーンを基調とし、色数を抑えることがポイントです。例えば、白をベースに黒を引き締めカラーとしてまとめると、シンプルモダンのスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
空間にメリハリや遊び心をプラスしたい場合には、アクセントとしてポップな色をクッションや、照明などの小物で加える方法もあります。ただし、色数が3色以上になると統一感が失われやすいため注意しましょう。
素材を統一させる
モダンな平屋を建てる際は、素材の統一感も重要です。例えば、外壁や窓枠にガラスや金属素材を使って直線的にまとめると、シャープな印象が強調されます。
一方、無垢材の床や木の化粧梁で統一すると、ナチュラルで温かみのある空間が演出できます。同じ色味でも素材で印象が変わるため、家全体の統一感を考えながら選びましょう。
大きな窓を設置する
平屋住宅は2階建てのように高さがないため、自然光や風の取り込みが不足しがちです。そのため、大開口窓の設置や、窓の位置が特に大切です。
例えば、掃き出し窓(床から天井まで伸びる大きな窓)やガラス壁は、モダンテイストと融合できます。また、建物の高い位置に設けるハイサイドライト(高窓)や、屋根に設置する天窓などを活用することで、より多くの光と風を室内に取り込めます。
空間にゆとりを持たせる
モダンなインテリアを目指す際は、空間にゆとりを持たせることが大きなポイントです。生活感の少ない洗練された空間が魅力のモダンスタイルでは、家具やものが多すぎると視覚的に圧迫感が出てしまい、すっきりした印象が損なわれてしまいます。
そのため、家具やものをできるだけ少なくし、必要なもの同士の距離をとるのがコツです。さらに、収納を工夫し、見せたくないものは「隠す収納」にまとめると、生活感を抑えつつおしゃれさをキープできます。
また、天井を高くとれる「勾配天井」もおすすめです。縦方向に空間が広がり、開放感が出ます。

おしゃれでモダンな平屋を参考にしよう!
平屋は、シンプルな外観や広々とした室内を実現しやすく、モダンテイストとよく調和します。和モダンや北欧モダンなど、好みに合わせて理想の外観や内装を追求できるでしょう。
フリーダムアーキテクツでは、モダンテイストの平屋の施工実績が豊富です。ご家族の要望を丁寧にヒアリングし、ライフスタイルや将来の変化に合わせた間取りを提案しているため、注文住宅ならではの自由度を存分に活かせます。平屋に向く土地探しからサポート可能ですので、ぜひご相談ください。
興味をお持ちの方は、モダンテイストの住宅の実例が多数掲載された資料もご覧ください。
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平屋に関するよくある質問

平屋での家づくりを検討していると、デメリット面や建築費などが気になる場合もあるでしょう。よくある質問について回答します。
平屋をやめた方がいい理由は何ですか?
平屋をやめた方がいい理由として、下記が挙げられます。
・建築費が2階に比べて高い
・広い敷地面積が必要
・収納や部屋数が不足する可能性がある
・採光や風通しを確保しにくい
・プライバシー性や防犯面に不安がある
・水害リスクがある など
特に都市部では、平屋に向く広い敷地を確保するのが難しいため、上記のデメリット面が大きくなります。仮に確保できても土地代が高くなるため、土地探しの段階から専門家のサポートを受けるとよいでしょう。
一方、採光や風通し、防犯性などのデメリットは、間取りを工夫したり、設備を充実させたりすることで解決できます。郊外に住みたい人や、コンパクトで暮らしやすい住まいを求めている人、老後も快適に暮らしたい人には平屋がおすすめです。
平屋30坪の家はいくらくらいしますか?
住宅金融支援機構の調査によると、2023年度の注文住宅の平均建設費は約3,861万円、延床面積は36.1坪(約119.5㎡)で、坪単価は約107万円でした。この相場をもとにすると、30坪の家の建設費は約3,210万円が目安です。
ただし、平屋は基礎や屋根の面積が二階建てより広くなる分、坪単価(1坪あたりの建築費)が割高になりやすく、さらに価格が高くなる可能性もあります。
加えて、間取りや設備の仕様、施工会社、土地の条件などによっても金額は変わるので、計画段階でしっかりと見積もりを取って比較検討するとよいでしょう。
出典:住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査」
40坪の平屋の間取りはいくらですか?
先述の住宅金融支援機構のデータをもとにすると、40坪の平屋の建設費は4,280万円程度が目安です。ただし、平屋は2階建てより坪単価(1坪あたりの建築費)が割高になりやすい点を考慮しておきましょう。
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この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。