CASE605 切妻のsign
シンプルに力強く発信するsign(標識)住宅
構造設計者のお施主様と目指したのは、ランドマークでもシンボルでもなく、ただそこに建ち単純な形でメッセージを力強く発信するsign(標識)のような建築。よくある形、本物の素材を採用し、素材そのものの魅力を最大限に引き出すこと、また「枠は縦勝ち」「チリは○○ミリ」などの建築の定石と言われるような手法すらも一つ一つ吟味し、細部を納めています。単純な矩形に切妻屋根の外観、杉板貼りの玄関引き戸を開けると裏庭の植栽越しに借景でもある公園が見渡せる開放的な玄関エリア。玄関正面の壁から続くシナの壁をたどっていくと、2階の明るいリビングへと導かれます。太陽が降り注ぐテラスには、鯉のぼりなど季節の飾りが置かれ、この家に暮らす家族の「暮らし」のsignになります。
設計デザイン:フリーダムアーキテクツ施工場所:埼玉県越谷市