
吹き抜けは、注文住宅を検討する方に人気の高い設備です。一方で、インターネットでは吹き抜けを作って後悔した、という声もあり迷ってしまうこともあるかもしれません。
吹き抜けのある家作りを成功させるために大切なのは、長所と短所をよく知り、理解を深めた上で導入するかどうか判断することです。
この記事はこんな人におすすめ
- 吹き抜けのある注文住宅を検討している
- 吹き抜けを作るときに注意することは?
- 吹き抜けを作るとどんな内装になる?
この記事でわかること
- 実際に吹き抜けを作った家の写真付き建築実例
- 知っておきたい吹き抜けのメリットとデメリット
- どのような点に注意して設計すると失敗しにくいか
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目次
吹き抜けとは?

CASE455 N邸(社長の邸宅)
「吹き抜け」とは、建築用語の一つで、一部の床を省いて上下の階をつなげ、天井まで空間が開放されている状態のことです。これにより、部屋全体が広く開放的に感じられ、自然光を取り入れやすくなります。
また、空気の流れも良くなるため、換気効果も期待できます。ただし、冷暖房の効率が下がるというデメリットもあります。

2024年度 フリーダムの注文住宅「吹き抜け」人気ランキングベスト10
集計期間:2024年1月~2024年6月
第10位 CASE742 スキップフロアで繋がる住まい


ネイビーでシンプルなデザインながら、アプローチを木目で覆い、内部へと引き込まれるような印象の外観。内部は、それぞれの部屋を床の高低差で緩やかに区切る事で、建物全体に連続性と開放感を持たせています。また、吹抜けに面して居室と繋がる廊下を配置。1階のLDKで過ごす家族の気配や声が、吹抜け越しに届き家族の距離感を近く感じられる空間に仕上がっています。書斎に設けた壁一面の大きな本棚や音を楽しむ部屋など、家での時間が充実する住まいになりました。
施工場所:東京都練馬区
価格帯:4,000万円台

STEP’s
スキップフロアで繋がる住まい

第9位 CASE705 “green”が彩る住まい


住宅地に計画された住まい。「greenを使用して遊び心を持ちながらも落ち着いたクールな空間にすること」をコンセプトの一つとして、東側の木々たちを住まいの一部に取り入れ、中も外もgreenを楽しめるように計画。吹き抜けの連窓からリビングへと光が差し、木の葉が揺れる音や影の変化を感じることができます。お施主様と一緒に色や材質はもちろん、建具の細かいところまでも具体的に話し合ってイメージを共有しました。「evergreen」…常緑のように、時を経てもずっと愛される家でありますように。
施工場所:愛知県名古屋市
価格帯:1,000万円台

evergreen
“green”が彩る住まい。

第8位 CASE663 シークエンスな空間が家族を包む家


中庭を中心としたプランで構成された住まい。玄関周りに奥行きを持たせることで、スクエアなフォルムの外観に程よい抜け感を持たせた上品な印象に仕上げています。内部では、中庭と東側の庭に面して大開口を設け、そこから入る光が柔らかく拡散し、光で包まれたような明るい空間に。また中庭は、アウトサイドリビングとして日々の暮らしを彩ります。2Fホールに設けたスタディースペースとLDKを吹き抜けで空間を繋ぎ、家族を近くに感じられる暮らしを叶えました。
施工場所:神奈川県横浜市
価格帯:3,000万円台

シークエンス
シークエンスな空間が家族を包む家

第7位 CASE665 旗竿敷地の住まいに光が降り注ぐ


閑静な住宅地の旗竿敷地に計画された住宅。比較的暗くなる1階部分にリビングを設けたいというご要望を受け、3階部分に大開口窓とトップライトを設置。3階、2階と吹抜けを連続して設けることにより1階まで自然光が降り注ぎます。光を拡散させ空間を広く見せる効果を期待し、リビングの壁一面をガラス張り、各部屋へは室内窓を設けています。敷地のデメリットを解消しつつ、柔らかな光に包まれた室内空間を叶えました。
施工場所:関東エリア
価格帯:ー

LUCE
旗竿敷地の住まいに光が降り注ぐ

第6位 CASE631 「無骨さ」と「無機質な色彩」が調和する住まい


ノスタルジックな風景がのどかな雰囲気を演出する敷地。その風景に馴染むように佇む、白壁の住宅。内部は、レッドシダーや無垢材、墨モルタル、珪藻土、漆喰、鉄などの素材をあえて剥き出しにすることで、「無骨さ」と「無機質な色彩」がそれぞれの魅力を活かすように調和しています。素材の魅力に満ちた空間に心癒される、そんな住宅に仕上がりました。
施工場所:埼玉県
価格帯:1,000万円台

こやのいえ
「無骨さ」と「無機質な色彩」が調和する住まい。

第5位 CASE725 家族のコミュニケーションに富む住宅


三つのボリュームを、横方向に互い違いに重ねた外観デザイン。吹き抜けやスキップフロア、縦方向に有効利用した内部空間。横方向と縦方向のズレにより生じる間隙。 外部からのプライバシーを守りながら、家族のコミュニケーションに富む住宅。
施工場所:東京都東村山市
価格帯:2,000万円台

間隙・三層の家
家族のコミュニケーションに富む住宅。

第4位 CASE678 都会での暮らしを優雅に楽しむ邸宅


アーバンリゾートをテーマに計画された邸宅。リビングとキッチンに隣接するように設けられたバルコニーは、ご家族やゲストとの食事を快適に楽しめるように、6m×6mの広大な空間を設けています。また、屋上テラスには、プールやデイベッドを配置し、都心を一望できる景観を楽しみながら優雅なひとときを過ごせる空間に仕上げています。
施工場所:東京都
価格帯:ー

K邸(社長の邸宅)
都会での暮らしを優雅に楽しむ邸宅

第3位 CASE706 倉庫のようなシンプルさが暮らしを豊かにしていく住まい


桜の並木道にたたずむ倉庫のような住宅。 コンパクトな設計ながら、桜並木を切り取るピクチャーウィンドウや空間をつなぐ吹抜け、プライバシーを守り空へと視線を導く中庭、長い廊下がメリハリを創出し、心地よい広さを感じられる空間に仕上がっています。暮らしていく中で、住まい手が好みに合わせてカスタムするインテリアが日々を彩り、ライフスタイルに合わせて住まいをリロードしていく。使い勝手を制限しないからこそ生まれた豊かな住宅です。
施工場所:愛知県
価格帯:1,000万円台

Re:load
倉庫のようなシンプルさが暮らしを豊かにしていく住まい。

第2位 CASE728 夢を叶えた安心して楽しく暮らせる住まい


ご主人様の夢と奥様が安心して楽しく暮らせる家づくりをコンセプトに作られた住まい。普段、お仕事で忙しい日々を過ごされているご主人様の癒し空間として、リビングに薪ストーブを設置し、愛車を眺めながら火の揺らめきが心地よい空間に仕上げています。水廻り空間は、奥様が快適に家事を進められる動線に配慮し設計。キッチンから見守りが出来る階段吹抜けは壁一面を本棚に、屋外にはキッズプールを設え、お子様がのびのび遊べる工夫もしています。
また、立地を生かして2階のセカンドリビングや浴室には大開口を設けることで海を眺めれる空間に。ご家族らしさの沢山詰まった住まいになりました。
施工場所:三重県津市
価格帯:5,000万円台

My Style Home
夢を叶えた安心して楽しく暮らせる住まい。

第1位 CASE707 ホームキャンプを楽しめる住まい


山の麓に「自宅の庭でホームキャンプをしたい」という要望から出来た住宅。草木が生い茂る原風景の面影を残していた広大な敷地を活かし、最小限の範囲だけを切り開きキャンプ場のような雰囲気を創出し建物を建築した。空間構成はシンプルながら建物内部には、杉の足場板や縞鋼板など無骨な印象に仕上がる素材を採用し、お施主様こだわりのキャンプ用品が空間を彩っています。
ラテン語で篝火(かがりび)という意味を持つ「IGNIS」。古から人々が篝火の元で集ったように、この場所に仲間と集い共にキャンプを楽しむ暮らしが始まっています。
施工場所:愛知県
価格帯:2,000万円台

IGNIS
ホームキャンプを楽しめる住まい。

吹き抜けを作るメリット

吹き抜けを作る代表的なメリットは次のとおりです。
・開放感がある
・部屋が明るくなる
・換気効果がある
・おしゃれな空間になる
それぞれ分かりやすくまとめました。自分や家族に合っているか判断する材料にしてみてください。
開放感がある
吹き抜けを作ることで、開放感のある空間を演出できます。吹き抜け部分は天井が高くなり、視界が抜けるので広々とした印象を与えられるためです。
玄関やリビングを吹き抜けにすることで、天井による閉塞感を与えず、より快適に感じられるようになるでしょう。心理的にもリラックスできてゆとりのある空間になります。
部屋が明るくなる
吹き抜けには、空間を明るくする採光面での効果もあります。吹き抜けの上部に窓を設置することで、上から差し込む光が1階まで届き、照明をつけなくても快適で明るい雰囲気の室内になるのです。
吹き抜けは、プライバシーを確保しつつ採光することにも適しています。窓を高い位置に設置できるため、外部からの視線を気にすることなく、たっぷりと自然光を取り込むことができます。
換気効果がある
室内の換気がしやすくなることも、吹き抜けを設置するメリットです。吹き抜けがあることで、上下に空気の流れができ、家の中で空気がよどみにくくなります。
吹き抜けに開閉式の高窓や天窓を用意することで、自然に空気の入れ換えができるようになります。室内に湿気や熱がこもりにくくなるため、快適に過ごせるようになります。
おしゃれな空間になる
吹き抜けを作るメリットとして、室内をおしゃれな空間にできることも挙げられます。内装のアクセントになるため、住んでいて満足感が高いのはもちろん、来客に個性的で洗練された家という印象を与えることができます。
また、吹き抜けに欠かせないのがシーリングファンや間接照明といった設備です。実用的なだけでなく、空間演出の装飾にもなるため、自分好みのスペースにデザインできます。

吹き抜けを作るデメリット

吹き抜けを作ることには、以下のようにデメリットもあります。
・熱効率が悪くなる
・音やニオイが伝わりやすい
・プライバシーが確保しにくい
・清掃に手間がかかる
家が完成してから後悔しないよう、しっかり押さえておきましょう。詳しく紹介します。
熱効率が悪くなる
吹き抜け部分は、空間が広く2階とつながっているため、天井がある場合と比べ熱効率はどうしても下がります。
冬は暖房の熱が上に移動するため足元が冷えやすく、夏も冷房の効率が下がるため電気代は高くなりやすいです。
吹き抜けと空調の快適さを両立させるには、高気密かつ高断熱の住宅でないと難しいでしょう。また、シーリングファンなどの設備を導入して、温度差を解消する工夫も必要となります。
音やニオイが伝わりやすい
吹き抜けのある家では下の階から上の階まで空間がつながっているため、音やニオイが伝わりやすいというデメリットがあります。
間取りによっては、キッチンでの調理のニオイや、リビングのテレビの音や話し声が上階に響くことも。1人で作業や勉強に集中したい場合なども、プライベートな空間とうまく切り分けられないこともありますので注意してください。
プライバシーが確保しにくい
家族それぞれのプライバシーが確保しにくくなることも、吹き抜けの欠点といえます。家の設計によっては、吹き抜けを通じて声や視線が届くことがあるからです。
例えば、2階の個室で一人の時間を楽しんでいるときでも、1階の話し声や物音が届いてしまうことがあり、のんびりとくつろげないこともあるでしょう。特に、家族間で就寝のタイミングが違う場合は、吹き抜けに響く話し声が安眠を妨げるかもしれません。
吹き抜けと個室の位置関係など、間取りによっては家族間で適切な距離を確保できないこともあるため注意が必要です。
清掃に手間がかかる
吹き抜けの導入を考えるにあたり、解決しなければならないのが清掃についてです。高所の掃除になるため、手間や費用が余計にかかることを考えなければなりません。
例えば、吹き抜けには梁や高窓を設置することも多いのですが、手が届かないため、専用の器具や業者への依頼が必要です。ホコリが溜まりやすいのですが、目立たないため放置されるままになることもあります。
空気の循環のためシーリングファンを設置している場合は、こちらの掃除も必要です。放っておくと、使う度にホコリが落ちてくることもあります。

吹き抜けを作るときの注意点

吹き抜けのある家を快適にするために、欠点を知った上で暮らしを損なわない対策が必要です。特に、以下の点に注意してください。
・断熱・気密性能を高める工夫が必須
・照明・採光計画をしっかり立てる
・生活動線と音の広がりを考慮する
それぞれポイントをまとめました。
断熱・気密性能を高める工夫が必須
吹き抜けを作る場合は、断熱性能と気密性能の高い家になるよう工夫が必要です。この点がおろそかになっていると、空調の効きづらさや暑さを感じやすくなります。
吹き抜けのある場所は、空間が縦方向に広くなるため、冷暖房が効きにくくなります。光熱費も高くなりやすいため、壁の断熱やサッシにこだわり、冬は暖かく夏は涼しい家をめざしましょう。
設計を検討する際は、熱の逃げにくい環境にすることと、空気の流れを意識して通風と保温を両立させることが大切になってきます。設計者に希望を伝え、最適な形を探ってみてください。
照明・採光計画をしっかり立てる
吹き抜けは、室内を明るく保つために最適な設備です。光がどう当たれば室内にどう影響するのかシュミレーションし、照明計画と採光計画をしっかりと立てておきましょう。
光の当たり方によって家の雰囲気は大きく変わってきます。吹き抜けの窓の配置や照明の明るさ、位置を決める際は「どう見せたいか」を明確にし、設計者とイメージを共有しておくことが大切になります。
吹き抜けの照明選びや配置では、メンテナンスのしやすさも重要です。電動昇降機能付きのものを選ぶ、2階からモップが届く範囲に設置するなど対策も可能なので、あとで後悔しないよう事前に取り決めておきましょう。
生活動線と音の広がりを考慮する
吹き抜けを介して音が広がりすぎないよう、間取りと生活動線を考慮する必要があります。家族のプライバシーが確保できない、生活音がストレスの原因になるといった問題が起こりやすいため、なるべく影響が出ないよう各部屋の配置を検討しましょう。
特に、寝室や音の出やすい水回りは、響きにくいよう吹き抜けから離すなど工夫が必要です。その他、音を吸収する建具や内装材を使うことでも対策できます。

吹き抜けを作るときの設計ポイント
当社のお客様からは、よく吹き抜けをどのように活用するべきかご相談いただきます。こうした場合にご提案するポイントの一つが、吹き抜けで1階と2階の空間をつなげ、家族のコミュニケーションをより円滑にすることです。
例えば、吹き抜けの1階をリビングに、2階部分をロフトやセカンドリビングにするなど、くつろぎスペース同士をつなげることで、上下のフロア間でコミュニケーションを取れるようデザインできます。
先述の通り、吹き抜けにすることで声や音、ニオイなども伝わりやすくなる点はありますが、それを差し引いてもコミュニケーションを優先したいという方も多くいらっしゃいます。
空間作りという面でも、開放感がありダイナミックな構成にできるため、おすすめの設計の一つです。

開放感あふれる吹き抜けの家で、心地よい暮らしをはじめよう

吹き抜けは、開放感のある明るい家にしたい方にはおすすめできる設備です。家族間のコミュニケーションを円滑にすることにも一役買ってくれるため、家族の笑顔があふれる明るい家を目指すのであれば、ぜひ検討してみてください。
一方で、メンテナンス面や空調の効きやすさなど、快適に暮らすためにはいくつか課題もあります。そのため、吹き抜けのある家を手がけた経験が豊富な設計事務所に相談することが大切です。
フリーダムアーキテクツは、吹き抜けのあるおしゃれなデザイン住宅を多く手がけている会社です。現在、当社にお任せいただいたお客様の住宅をまとめたデザイン作品集を、無料でプレゼントしています。お気軽にご請求ください。
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吹き抜けに関するよくある質問

吹き抜けのある間取りとは?
吹き抜けの間取りとは、一部の床をなくして2階以上の空間を一つにつなげ、天井まで空間が開放されている設計のことを指します。これにより、開放感や立体感を生み出し、自然光を室内全体に行き渡らせることが可能です。
また、空気の流れも良くなり、季節による温度変化を自然に調節する効果もあります。
ただし、吹き抜けにすることでプライバシーが確保しにくくなる、冷暖房の効率が下がるなどのデメリットもありますので、設計時には注意が必要です。
吹き抜けの失敗例は?
吹き抜けの設計には、開放感や自然光の取り入れなどのメリットがありますが、一方で失敗例も存在します。以下にいくつかを挙げてみましょう。
1. 熱の逃げやすさ:吹き抜けは空間が広いため、冬季には暖房の熱が上に逃げやすく、暖房効率が下がる可能性があります。これは特に寒冷地での住宅においては特に大きな問題です。
2. 音の反響:吹き抜けの空間は音が反響しやすく、家族間のプライバシーを侵害する可能性があります。また、テレビや音楽の音が響き渡り、静かな環境を求める方にとっては不快に感じることもあるでしょう。
3. 掃除の手間:吹き抜けの窓や天井は高い位置にあるため、掃除が困難になることがあります。特に窓ガラスの掃除はプロに依頼する必要があるかもしれません。
4. 家具の配置:吹き抜け部分は家具を配置することができないため、有効な空間を活用できないというデメリットもあります。
これらの失敗例を避けるためには、設計段階での十分な検討や、適切な断熱材の使用、吹き抜け部分の掃除方法の確認などが重要となります。
吹き抜けの広さは最低何帖必要?
吹き抜けの最低の広さについては、特に決まりはありません。しかし、一般的には、吹き抜けを設ける場合は、その部分が少なくとも2帖分以上の広さがあることが望ましいとされています。
これは、吹き抜けが持つ開放感や明るさを十分に感じるため、また、空気の流れを良くするための最低限の広さです。
ただし、吹き抜けの広さは、その家の設計や間取り、住む人のライフスタイルにより変わるため、専門家と相談しながら決めることをおすすめします。
吹き抜けのニオイを消すには?
吹き抜けの匂いを消すには、以下の方法があります。
1. 換気を行う: 家の中の空気を新鮮なものに入れ替えることで、匂いを薄めることができます。窓を開けて自然換気を行うか、換気扇を使用して強制的に換気を行うと良いでしょう。
2. 消臭剤を使用する: 市販の消臭剤を使用して、匂いを取り除くことも可能です。ただし、消臭剤には一時的に匂いを覆うものと、匂いの元を分解するものがありますので、適切なものを選びましょう。
3. 専門業者に依頼する: 匂いの原因が特定できない場合や、自分での対策が効果的でない場合は、専門業者に依頼することを検討してみてください。専門業者は、匂いの原因を特定し、適切な対策を提案してくれます。
4. 匂いの原因を取り除く: 匂いの原因となるものがある場合は、それを取り除くことが最も効果的です。例えば、ペットの臭いが原因であれば、ペットのトイレ掃除を徹底する、タバコの匂いが原因であれば禁煙するなど、原因に応じた対策を行いましょう。
ただし、匂いの原因によっては、専門的な知識や技術が必要な場合もありますので、自己判断で無理をするよりも専門家に相談することをおすすめします。
吹き抜けにしたら寒くなって後悔する?
吹き抜けにすることで、開放感や明るさを得ることができますが、一方で冷暖房の効率が下がる可能性があります。そのため、冬季には暖房が逃げやすく、夏季には冷房が上昇しやすいという問題が生じることがあります。
しかし、適切な断熱材の使用や、床暖房の設置、エアコンの配置といった工夫により、快適な室温を保つことも可能です。また、吹き抜けのデザインや位置によっても影響が変わるため、設計段階で専門家としっかりと話し合うことが重要です。
後悔するかどうかは、個々のライフスタイルや好みによる部分も大きいため、自身のニーズをよく考えて決めることをおすすめします。
吹き抜けのファンの向きは?
吹き抜けのファンの向きは、季節や気温によって変えることが推奨されます。
夏場は、天井近くに溜まった暖かい空気を下に送るため、ファンは下向き(天井から床へ)に設定してください。これにより、部屋全体の空気を循環させ、冷房効果を高めます。
一方、冬場は、床近くの冷たい空気を上に送るため、ファンは上向き(床から天井へ)に設定します。これにより、暖房効果を高めます。
ただし、ファンの設定はモデルにより異なるため、具体的な操作方法は取扱説明書を参照してください。
吹き抜けの照明はどこにつける?
吹き抜けの照明は、吹き抜けの空間を美しく照らすために設置します。具体的な設置場所としては、吹き抜けの天井部分や壁面に設置することが一般的です。
天井部分に設置する場合、吹き抜けの高さを活かして大きなシャンデリアやペンダントライトを吊るすと、空間全体を照らすことができます。壁面に設置する場合は、アップライト(上向き照明)やダウンライト(下向き照明)を使って、壁面を照らすことで間接照明の効果を得ることができます。
ただし、設置する際は電球の色や明るさ、照明のデザインなどを吹き抜けの空間や全体のインテリアに合わせて選ぶことが重要です。
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。
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