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30坪で建てる二世帯住宅の間取り7選!完全分離型にするための工夫も紹介

カテゴリー:注文住宅

30坪で建てる二世帯住宅の間取り7選!完全分離型にするための工夫も紹介

二世帯住宅では、世帯ごとの生活空間を分ける完全分離型の間取りが人気ですが、ある程度の広さが必要です。30坪で二世帯住宅を建てたい場合、「どのような間取りが向いているか」「完全分離型の間取りは可能なのか」といったお悩みを持つ人も多いでしょう。

本記事では、30坪の二世帯住宅でよく採用される間取りや、完全分離型の二世帯住宅を建てる際のポイントなどについて解説します。二世帯住宅の間取り事例も紹介しますので、理想の間取りを実現するためにぜひ参考にしてください。

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二世帯住宅の代表的な間取りは3種類

二世帯住宅の代表的な間取りは3種類

二世帯住宅の主な間取りは、「完全分離型」「一部共有型」「完全共有型」の3種類です。それぞれの間取りの特徴について解説します。

完全分離型

完全分離型は、玄関や水回りなど全ての設備が二世帯分ある間取りです。

お互いの生活に干渉することなく暮らせるため、プライバシーを確保できます。また、共有場所でのトラブルもないため、ストレスが少なく、人気のあるタイプです。同じ建物に住んでいるため、必要なときにはすぐにサポートできる、という適度な距離感も魅力的です。

ただし、全ての設備が2つ必要なため、建築コストは他の二世帯住宅に比べて高くなります。加えて、建物も大きくなりやすいため、十分な広さの敷地が必要です。

もし、完全分離型に必要な広さの敷地を確保できない場合は、玄関を共有し上下階で世帯を分ければ、限られたスペースでも快適な二世帯住宅を作れるでしょう。

一部共有型

玄関や浴室など、一部だけを共有するのが一部共有型です。

家族が集まるリビングだけ、玄関と水回りだけ、など希望に合わせて共有する部分を決められるため、適度な距離感を保ちやすい傾向があります。また、完全分離型に比べて設備の数を抑えられ、建築費や光熱費の節約が可能です。

ただし、共有部分の掃除や使い方によっては、ストレスとなる可能性があります。あらかじめ世帯間で話し合い、使用時間や光熱費の負担などのルールを明確化しておくことが重要です。

完全共有型

完全共有型は、全ての設備やスペースを共有する二世帯住宅です。

最大のメリットは、水回りや玄関など全てを共有するため、建築費や光熱費、修繕費などのコストを抑えやすい点です。また、親世帯がいなくなった後も、設備が余る心配がありません。限られた敷地では、共有スペースが多いほど各部屋を広くすることができます。加えて、世帯間のコミュニケーションが取りやすいため、二世帯で賑やかな暮らしをしたい場合にも向いています。

ただし、プライバシーを確保しにくく、場合によっては常に監視されているように感じられて、ストレスが溜まることもあるでしょう。洗面台やお風呂の使い方や光熱費の折半など、世帯間で事前に相談しておかないとトラブルになる可能性もあります。

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30坪でも完全分離型の間取りは可能?

30坪でも完全分離型の間取りは可能?

二世帯住宅は、間取りの種類によって必要な広さは変わります。通常、完全共有型は30坪でも建設可能と言われていますが、完全分離型の二世帯住宅を希望する家族も多いでしょう。そこで、30坪で完全分離型の間取りは実現できるのかについて解説します。

建物の大きさが30坪の場合

30坪の建物は、一般的に「4人家族がゆとりをもって暮らせる広さ」と言われます。4人家族の子世帯と親世帯の二世帯住宅で、完全分離にする場合、1部屋あたりの面積が小さくなる可能性がありますが、工夫次第では30坪でも設計は可能です。

実際に必要な帖数を出してみるとわかりやすいでしょう。1帖は約1.8㎡であるため、30坪(約100㎡)は約55帖の床面積を確保できる計算です。55帖あれば、子世帯と親世帯それぞれにLDKと水回り、玄関、そして寝室や子ども部屋を作れる場合があります。

土地の大きさが30坪の場合

土地の大きさが30坪の場合、定められている建築規制によって、建てられる建物の大きさは異なります。例えば、建ぺい率60%、容積率200%の30坪の敷地には、最大60坪分の延床面積の建物を建てることが可能です。

また、建物に高さ制限が付いていることもあります。土地の条件次第では、3階建てにするなどの方法で部屋数や居住スペースを確保できるでしょう。

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完全分離型二世帯住宅の間取り例

ここからは、二世帯住宅の事例を紹介します。まずは、完全分離型の二世帯住宅の間取りを見ていきましょう。

ダイニングキッチンをコンパクトにまとめた3階建ての間取り

ダイニングキッチンをコンパクトにまとめた3階建ての間取り1
ダイニングキッチンをコンパクトにまとめた3階建ての間取り2
ダイニングキッチンをコンパクトにまとめた3階建ての間取り3

1階と2・3階で世帯を分けるスタイルの完全分離型です。1階と2階に世帯専用のダイニングキッチンを設け、効率的な生活動線を実現しています。また、各階に玄関があり、プライバシーをしっかりと確保しています。

浴室と洗面所が3階にあるため、夜遅くに使用しても1階に生活音が響きにくいです。家族間の距離感を適度に保ちつつ、独立性を確保した生活ができる間取りに仕上がっています。

中庭でつながる適度な距離感がある2階建ての間取り

中庭でつながる適度な距離感がある2階建ての間取り1
中庭でつながる適度な距離感がある2階建ての間取り2

1階と2階で世帯を分けた完全分離型の事例です。2階の玄関へは外部階段からアクセスする上、キッチンや浴室などの設備も各階に設置されており、世帯で完全に独立した生活が可能です。

1階の中庭とテラスの上部には、グレーチングバルコニーを設置。また、リビングは吹き抜けになっていて、2階のロフトを含め開放的で明るい空間が確保されています。干渉を最小限に抑えながらも、同じ建物で暮らしているつながりを感じられる間取りです。

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一部共有型二世帯住宅の間取り例

続いて、一部共有型の二世帯住宅の間取りを紹介します。共有する部分によって特徴が大きく変わるため、各事例にて確認しましょう。

完全分離型に近い収納を共有する3階建ての間取り

完全分離型に近い収納を共有する3階建ての間取り1
完全分離型に近い収納を共有する3階建ての間取り2
完全分離型に近い収納を共有する3階建ての間取り3

一部のスペースを共有しつつ、完全分離型に近い間取りの二世帯住宅です。1階の収納スペースは共有利用とし、荷物や生活用品を十分に保管できるよう配慮されています。

また、LDKは1階と3階に2つ設けることで、プライバシーを確保しています。各階にWICやストレージが多数設置されており、常に整理整頓された空間で過ごしやすい点もポイントです。

玄関を共有しコミュニケーションが取れる3階建ての間取り

玄関を共有しコミュニケーションが取れる3階建ての間取り1
玄関を共有しコミュニケーションが取れる3階建ての間取り2
玄関を共有しコミュニケーションが取れる3階建ての間取り3

玄関を共有するタイプの二世帯住宅の間取りです。2階に上がる際に1階のLDKを通るため、世帯間のコミュニケーションが取りやすい点が特徴です。

また、1階と2階それぞれに個室や浴室、洗面所、トイレがあり、世帯で利用時間が重なり、混み合うという心配がありません。3階は主寝室や書斎スペースを設置し、仕事や睡眠といった個人活動に適したフロアになっています。

バスルームを共有したガレージのある2階建ての間取り

バスルームを共有したガレージのある2階建ての間取り1
バスルームを共有したガレージのある2階建ての間取り2

浴室を共有利用する2階建ての二世帯住宅です。玄関が2つあり、キッチンも各階に設置されているため、生活への干渉が最小限に抑えられています。それでいて、2階の広いリビングや畳スペースで、家族の時間を過ごすことも可能です。

各階で生活が完結する間取りでありながら、浴室やガレージ、バルコニーなど適度な共有スペースがあり、バランスの良い間取りに仕上がっています。

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完全共有型二世帯住宅の間取り例

ここでは、完全共有型の二世帯住宅の事例を見ていきましょう。

LDKを中心とした3階建ての間取り

LDKを中心とした3階建ての間取り1
LDKを中心とした3階建ての間取り2
LDKを中心とした3階建ての間取り3

3階建ての二世帯住宅の事例です。2階のLDKは、家族が集まる団らんスペースとして機能しています。また、浴室と洗面所は1階に集約され、効率的な動線が確立されている点も特徴です。

全てを共有利用する設計ですが、1階に主寝室、3階に個室と書斎、と個人スペースは分かれており、プライバシーにも配慮されています。ストレージやSICなど収納も豊富で、整理整頓がしやすいでしょう。

2階に共有スペースを集約した3階建ての間取り

2階に共有スペースを集約した3階建ての間取り2
2階に共有スペースを集約した3階建ての間取り3

こちらも3階建ての二世帯住宅です。2階にLDKや水回りをまとめて、1階と3階は個室や寝室を配置する、というようにフロアごとに仕切ることで、完全共有型でありつつも十分なプライバシーを確保できます。

また、各階の収納スペースを使うことで、荷物をしっかり片付けられます。

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30坪で人気の完全分離型二世帯住宅を建てるときのポイント

30坪で人気の完全分離型二世帯住宅を建てるときのポイント

30坪で、人気のある完全分離型の二世帯住宅を建てるには、どのようなポイントに注意したらいいのでしょうか。ここでは、主な3つのコツを紹介します。

間取りを工夫して収納量を確保する

スペースが限られていると、収納を削りがちですが、子どもの成長につれて荷物は増えていきます。収納が少ないと部屋が散らかりやすく、タンスなどの家具が必要になるため、結果的に居住スペースが圧迫されてしまうでしょう。

十分な収納を確保するために、ロフトやスキップフロア、小屋裏収納などを設けて、上下のスペースを有効活用する方法が有用です。こうしたスペースには、寝室や子どもの遊び場など多様な用途があり、他の部屋を広く使えます。

生活音に配慮した間取りにする

完全分離型でも、同じ建物内に暮らしていると、お互いの生活音が気になりがちです。例えば、生活リズムが異なる場合、親世帯が早朝から動いていると、子世帯がゆっくりと寝られなくなる可能性があります。

反対に、親世帯が寝た後に子世帯が夜遅くまでテレビを付けていて、音が響くこともあるでしょう。対策として、上下階の水回りの位置を揃える、足音が気になりやすいリビングは寝室の真上にしない、といった間取りの工夫が必要です。

間取りでの工夫が難しい場合は、防音性の高い床などを検討しましょう。フローリングだけでなく、コルクタイルやカーペットを敷くことで音の響きをある程度抑えられます。

玄関など一部を共有する間取りも検討する

完全分離型の二世帯住宅は、プライバシーを確保しやすい一方で、ある程度の広さが必要です。30坪だとLDKの広さを取れない、子ども部屋が1つしか作れない、など間取りが制限される可能性もあります。

キッチンや浴室を共有することに抵抗がある場合、玄関を共有するだけでもスペースを節約できます。共有できそうな部分がないか考えて、工夫することで、省スペースでも希望の間取りを完全分離型で実現できるでしょう。

関連記事:平屋の二世帯住宅に住む!間取りの考え方は?

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開放感のあるおしゃれな二世帯住宅の建築実例

ここからは、開放感のあるおしゃれな二世帯住宅の建築実例を写真とともに紹介します。実際の注文住宅を参考にしながら、理想の二世帯住宅を考えてみましょう。

家族のつながりを大切にした快適な二世帯住宅

家族のつながりを大切にした快適な二世帯住宅

CASE660 Marine et grille

紺色の外壁と木の格子が印象的な外観の二世帯住宅です。小屋裏収納を設けることで、建ぺい率や容積率の範囲で個室の面積と収納スペースをしっかり確保しています。

また、玄関からリビングまでは一続きで、家族を近くに感じられる設計です。リビングと中庭のウッドデッキはフラットに接続されていて、大開口から室内に明かりと風がたっぷり入り込みます。

狭小地を最大限に活かした印象的な二世帯住宅

狭小地を最大限に活かした印象的な二世帯住宅

CASE714 Grav

黒色を基調としたシックな外観が印象的な、3階建ての二世帯住宅です。狭小地を最大限に活かし、各世帯で十分なスペースを確保しています。

モノトーンと木材を組み合わせたシンプルなLDKは、畳スペースを設けて家族がゆっくり過ごせるよう工夫されています。また、洗面所や各個室など各所に棚が設置されており、収納スペースにも困らないでしょう。

窓や中庭で上下階がつながる二世帯住宅

窓や中庭で上下階がつながる二世帯住宅

CASE248 リレーション ハウス

無機質な外観の個性的な二世帯住宅の事例です。中に入ると、温かみのある空間が広がっています。上下で世帯が分かれていますが、窓や中庭を通じてつながりが感じられます。適度な距離感を持ちつつ、お互いのプライバシーを確保できる間取りです。

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30坪でも工夫次第で完全分離型二世帯住宅が建てられる

30坪でも完全分離型の二世帯住宅を建てることは可能です。ただし、両世帯の要望を組み込み、快適に暮らせる間取りを実現するためには工夫が必要です。

完全自由設計のフリーダムアーキテクツなら、二世帯住宅における細かな調整にも対応しています。限られた敷地で理想の二世帯住宅を建てるために、経験と知識を活かしたご提案が可能です。

関連記事:注文住宅の「二世帯住宅の価格」特集

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この記事を書いた人

長谷川 稔

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔

1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。

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