CASE634 アトリエを持つ家
近年、ワンフロアでマンションのような住みやすさを実現する平屋が人気を集めています。平屋に必要な広い土地を活かし、スケールの大きい豪邸を建てたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、人目を引くインパクトのある間取り実例を紹介しつつ、平屋の豪邸における建築・土地探しのポイント、間取りタイプ別の注意点について解説します。平屋の豪邸に住みたいなら、ぜひご一読ください。
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目次
豪邸感に魅了される!平屋の間取り実例
具体的なノウハウを解説する前に、まずはフリーダムアーキテクツが手掛けた豪邸感あふれる平屋の間取り実例を紹介します。コンセプトやデザインをチェックしつつ、ご自身が求める平屋のイメージを膨らませてください。
アトリエのある美術館のような平屋
CASE634 アトリエを持つ家
自宅と仕事場であるアトリエが一体化した、コの字型の平屋です。アプローチにはサボテン型のオブジェが設置されており、美術館のような雰囲気を演出しています。
CASE634 アトリエを持つ家
居住棟とアトリエ棟を切り離した設計プランを採用しているため、仕事とプライベートの切り替えがしやすい住まいです。LDKは空間に奥行きを出しつつ、壁一面に大開口窓を設けているので、広大な庭を一望できるようになっています。
日常から解放されるプライベート空間
CASE508 Slither Link
黒を基調とするシャープなデザインの平屋です。窓を最小限に抑えた閉鎖的な外観ですが、内部には大小さまざまなサイズの庭が点在しており、窓に面する大開口窓が設けられているので、外観とは裏腹に開かれた空間となっています。
CASE508 Slither Link
明るい光と庭の豊かな緑で快適な室内空間を実現しているため、週末にのんびりとした時間を過ごすセカンドハウスに打ってつけです。内部は白と木目を多く取り入れているので、安らぎを感じさせます。
大きさの異なる軒が豊かな表情を演出
CASE411 軒の家
テレビ番組で有名女優が自分の理想の家として紹介したことにより、話題を呼んだ平屋です。さまざまな大きさの軒を設けており、浅い軒は夏の直射光を防いで室内の快適性向上を、深い軒は外部・内部の境界を曖昧にする「半外部空間」を実現しています。
CASE411 軒の家
また、大きな窓を持つ開放的なデザインも特徴です。LDKは明るい光が差し込むだけではなく、庭の美しい緑に囲まれているので、癒しとくつろぎを感じる空間となっています。
風景を楽しむ大開口の平屋
CASE472 突き抜ける家
複数のボックスが合体したような構成で建てられた、和モダンの平屋です。外観は黒をベースに木目のアクセントを加えたデザインで、個性的な佇まいとなっています。
CASE472 突き抜ける家
断崖に面する敷地の形状を活かし、LDKは開けた眺望を楽しめるように設計。リビングの両側の開口部が生み出す「突き抜け感」により、空間以上の広さを感じられる抜群の開放感を実現しています。
また、部屋ごとに天井の高さを変えているため、それぞれの空間で異なる雰囲気を演出していることも特徴です。
外観で引きつける唯一無二の平屋
CASE515 WALL
『とにかく格好いい住宅を』というご要望に基づき設計した、コートハウス型の平屋です。5枚の壁を並べたような外観は唯一無二なので、人目を引くこと間違いありません。
5枚の壁は内部にも繋がっており、暮らしやすい空間を構成しています。プライバシーを確保しつつ、開放感のある広い中庭を設けているため、周りの視線を気にせずゆったり過ごせることも魅力です。
CASE515 WALL
内部は白を基調にしているので、優れた採光性も相まって明るい空間となっています。
平屋の間取り実例に関しては、以下の記事でも紹介しています。
憧れ住宅NO.1!おしゃれな「平屋住宅」の建築実例まとめ
豪邸感のある平屋を実現するポイント
豪邸感のある平屋を実現するためには、以下のポイントを押さえる必要があります。
・天井を高くする
・仕切りの少ない大空間を創る
・中庭で開放感を演出
・屋外とのつながりをもたせる
・天然素材を使う
・キッチンをLDKの中心に
・浴室や洗面室にもこだわる
・外観にインパクトをもたせる
これらのポイントを実践し、憧れの平屋の豪邸を手に入れましょう。
天井を高くする
CASE671 実りの平屋
平屋は天井を高くすることで、開放的かつ明るい雰囲気を出せるようになります。LDKはもちろん、玄関の天井も高くすれば、家に入った際の最初の印象がグッと良くなるため、平屋全体に対するイメージも向上しやすいでしょう。
また、平屋だと2階建て住宅の吹き抜けほど高い空間は設けられませんが、勾配天井にすると通常の天井より高さを出すことは可能です。空間を広くしたいなら、勾配天井も選択肢に入れましょう。
仕切りの少ない大空間を創る
内部に広くて大きな空間があると、より豪邸感が出るようになります。大空間を創るためには敷地面積も重要ですが、それほど広くない敷地でも設計を工夫すれば、ダイナミックな空間を実現することは可能です。
例えば、廊下と間仕切りをなくすと、容易に空間を広げることができます。その結果、大サイズの家具・家電を設置したり、大人数でのホームパーティーを開催したりするなど、空間をもっと有効に活用できるでしょう。
中庭で開放感を演出
CASE661 環(めぐる)いえ
中庭を設けることで、光と風がよく通る心地よい平屋になります。すべての部屋を中庭に面して配置すれば、どの部屋も明るく中庭の緑を楽しめる空間にすることが可能です。
また、中庭のある平屋は採光性や通風性に優れているだけではなく、開放的な外観に仕上がるので、家全体がおしゃれな雰囲気になります。外観のデザイン性が向上し、なおかつ家にいながら外の空気も感じられる点は、中庭ならではのメリットといえるでしょう。
屋外とのつながりをもたせる
建物部分を広くするだけではなく、屋外とのつながりをもたせることも豪邸感を出すために必要です。特に広い庭を構えることで、外から見たときの家の印象が良くなるうえ、住人にとっては庭を楽しむ豊かな時間を演出してくれます。
庭づくりに取り組む場合、玄関へのアプローチを創るのも一案です。植栽や石畳を置いたり、ライトで照らしたりすれば、門から玄関までの風景を美しく変えることができます。
天然素材を使う
空間を広くするだけではなく、内装・外装の仕上げ材にこだわることも大切です。特に天然素材は化学物質による悪影響が発生しないうえ、デザイン性にも優れているので、予算が多少増えても取り入れる価値は高いといえます。
例えば、無垢材を使うと木のぬくもりを楽しんだり、滑らかな肌触りを感じたりすることが可能です。居心地の良い空間を実現できるので、日々の暮らしも充実します。
また、アクセントとして天然石を使用するのも一案です。
キッチンをLDKの中心に
キッチンにこだわることで、LDKのインテリアのアクセントになります。特にアイランドキッチンやダイニングテーブル一体型のキッチンは、LDKの中心として大きな存在感を放つでしょう。
ただし、キッチンは生活に欠かせないスペースなので、広さやデザインだけではなく、利便性にこだわることも大切です。家事動線や収納場所を意識しつつ、実際に使いやすいかどうかイメージしながらプランを検討しましょう。
浴室や洗面室にもこだわる
CASE769 othello
キッチンだけではなく、浴室や洗面室といった水回りの広さ・仕上げにこだわることで、より強く豪邸感を演出できるようになります。
豪邸感や高級感と聞くと、来客のあるLDKや玄関周りばかり意識しがちですが、住人にとっては水回りも毎日使うスペースです。そのため、水回りも高級感が出るような仕上がりにすれば、さらなる満足度の向上につながります。
ただし、浴室や洗面室も使いやすいことが前提なので、設備や動線には注意しましょう。
外観にインパクトをもたせる
豪邸感を演出したい場合、外観に何らかのインパクトをもたせることも大切です。
例えば、以下のようなポイントを押さえることで、おしゃれで印象に残る外観を実現できます。
・家全体のバランスを見ながら、屋根の形・色・素材を選ぶ
・窓のサイズや位置を調整し、外から見るときの建物に個性を加える
・バルコニーをアクセントにする
・広い敷地を活かし、アメリカンスタイルのデザインを採用する
・勾配天井を取り入れて、アシンメトリーに仕上げる
平屋の外観に関しては、こちらの記事もお読みください。
平屋の外観をおしゃれに仕上げるには? ポイントや失敗例を解説
平屋の豪邸を建てたいときの土地探しのポイント
平屋の豪邸を建てる場合、土地探しも重要です。土地探しのポイントとしては、以下の2点が挙げられます。
・低層住居専用地域から探す
・水害危険エリアは避ける
それぞれ詳細をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
低層住居専用地域から探す
平屋は性質上、どうしても高い建物の陰になりやすいため、日当たりを確保しにくい可能性があります。そのため、建築物の高さの規制が設けられている「第一種低層住居専用地域」もしくは「第二種低層住居専用地域」から土地を探しましょう。
また、平屋の豪邸を建てる際は「建ぺい率」も考慮したいところです。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合のことを指します。一般的な住宅街の場合、建ぺい率は60%以下です。
水害危険エリアは避ける
平屋は2階以上の階層が存在しないため、洪水や津波による浸水被害に遭った場合、上階へ避難することができません。そのため、土地選びにあたって水害の危険性が高いエリアは避けるべきです。
自治体などが公開しているハザードマップを見れば、水害の影響が大きいと想定されるエリアを調べることができます。地震や土砂災害への対策にもつながるため、役所の窓口やホームページなどで必ずチェックしましょう。
間取りタイプ別!平屋の豪邸を建てる際の注意点
CASE680 寛か(くつろか)な平屋
平屋の間取りタイプを大きく分けると、以下の3種類があります。
・ロの字
・コの字
・I型、L型
間取りタイプ別に平屋の豪邸を建てる際の注意点を解説するので、きちんと把握しておきましょう。
ロの字
ロの字型とは、中庭の四方を建物でぐるりと囲んだタイプです。
中庭が完全なプライベート空間となっているので、外でティータイムを楽しんだり、子どもを遊ばせたりするにあたって、周りの視線を気にする必要がありません。すべての部屋が中庭に面しているため、光と風を取り込みやすい点もメリットです。
しかし、中庭が建物に囲まれている分、雨天時の水はけが悪いというデメリットもあります。雨水が外へ向かって流れるよう、きちんと排水設備を整えましょう。
コの字
コの字型とは、中庭の三方が建物で囲まれているタイプです。カタカナの「コ」と同じく一方だけ外に開いているので、ロの字型より開放感があり、なおかつ採光性や通風性にも優れています。
しかし、開けている部分から中庭や建物内部の様子が見えてしまう可能性もあるため、周りの視線が気になるなら、フェンスや植栽によるプライバシー対策が必要です。また、建物の端から端までの移動距離が長い点についても考慮しましょう。
I型、L型
I型は文字通り、建物が一直線の長方形になっているタイプです。平屋において最もシンプルで建築コストを抑えられる間取りです。面積を確保しにくい敷地でも問題なく建築できます。シンプルゆえに間取りも調整しやすいため、一般的な平屋はI型が多めです。
L型は、庭の二方を建物で囲んだタイプです。高低差のある土地や不整形地でも建築しやすく、開放感やデザイン性にも優れています。ロの字やコの字よりはシンプルな形状のため建築コストを抑えられます。
I字、L字どちらも庭のプライバシー性は低く、建物内での移動距離も長くなる傾向があるため、設計の工夫が必要です。
ポイントを押さえて憧れの平屋の豪邸を建てよう
憧れの平屋の豪邸で暮らしたい場合、広い土地を探すことも当然重要ですが、建築のポイントや間取りタイプ別の注意点を押さえることで、より満足度の高い住まいを実現できるようになります。
フリーダムアーキテクツでは、豊富なノウハウを活かしたデザイン性の高い平屋を多数建築してきた実績があります。平屋の豪邸を建てたいと考えているなら、まずは住宅のプロに相談することから始めてみてはいかがでしょうか。
平屋住宅の建て方に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
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この記事を書いた人
FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。