
CASE626 Triangle
狭小住宅は一般的な住宅よりも狭い敷地面積の住宅を指します。狭小住宅を検討している方の中には、敷地面積が狭くても住みやすい住宅にできるのか気になる方もいるでしょう。
この記事では、狭小住宅を検討している方に向けて、おしゃれな建築実例を紹介します。また、何坪から狭小住宅と呼ぶのか、狭小住宅のメリットとデメリットや建築時の注意点なども解説しているので、最後までご覧ください。
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目次
狭小住宅の特徴とは
狭小住宅は狭くて小さな土地に建てた住宅を指しており、明確な定義は定められていません。そのため、ハウスメーカーや工務店などによって狭小住宅の定義は異なります。一般的に狭小住宅と呼ばれているのは、15~20坪の土地に建てた住宅です。フリーダムアーキテクツでは、30坪以下の土地に建てられる住宅を狭小住宅と呼んでいます。
おしゃれな狭小住宅の実例15選!
フリーダムアーキテクツでは、さまざまな狭小住宅の建築実例を紹介しています。おしゃれな狭小住宅にするためのアイデアが豊富に詰まっているので、理想の家に近づけるヒントが見つかるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
CASE743 内外で印象が変わる狭小住宅


都心部に建てられた、黒を基調とするシンプルモダンなデザインの3階建ての住宅。開口部は少ないものの、バルコニーにルーバーを設置することで家族のプライバシーをしっかり守りつつ、外観の圧迫感を抑える工夫をしています。
内装は白で統一することで明るい空間になりました。LDKには大開口窓を設置して開放感を生み出しています。キッチンとダイニングを一体化させてリビングの広さを確保し、階段下の収納やリビングの一角にワークスペースをつくるなど、空間を有効活用しています。
施工場所:東京都渋谷区
価格帯:2,000万円台

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内外で印象が変わる狭小住宅
CASE730 潮騒香る海にほど近い街に計画された3階建ての狭小住宅


1階に水回り、中間階には家族が集うLDK、3階は諸室を配置し、各階を明快にゾーニングすることで立体動線に配慮すると共に、南・西の接道空地を生かした採光計画で光と風が通る空間を実現しました。また素材面では、シンプルながらさらりとしたミストカラーの優しい色合いでお気に入りのインテリアが映える空間に。寄せては返す波打ち際のように家族の営みが繰り返され、それらをやさしく包み込む住まいとなりました。
施工場所:兵庫県神戸市
価格帯:2,000万円台

mist
潮騒香る海にほど近い街に計画された3階建ての狭小住宅
CASE722 準防火地域に建てられた3層の木構造現し木造住宅


準防火地域の狭小地に計画された木造3階建ての住まい。狭小地というネガティブな敷地条件に無駄なく応答した明快な間取りで、動きやすく体に馴染む空間になっています。また、木構造現しで仕上げた空間は、木の温もりを感じられるだけでなく、フレキシブルに稼働する建具で過ごす時間により空間に表情を与えています。周辺の古い町並みにある要素を汲み取り再編集し建物に取り入れることで、住まう人と街並みに新しくも馴染むように、そこに佇んでいます。
施工場所:関西エリア
価格帯:ー

虹の栖
準防火地域に建てられた3層の木構造現し木造住宅
CASE720 広がりのある都市型狭小住宅


正方形の整形されたボリュームを、バルコニーやポーチといった外部空間によって切り込みを入れたようなデザインの外観。ポーチ上部の軒裏までの高さを住宅スケールからスケールアウトした高さを確保し、都市型狭小住宅の玄関先に広がりを持たせています。
夜には軒裏がライトアップされる照明計画で、幻想的な箱のような表情に。内部では、バルコニーに面しては大開口を設け、バルコニーに面しない窓は細長いスリット窓を採用し、光の取り入れ方に変化をつけながら高いプライバシー性も確保しています。移動するごとに変化していく豊かな表情を持った住まいになりました。
施工場所:東京都23区
価格帯:ー

S×S
広がりのある都市型狭小住宅
CASE716 自然との一体感を感じられる住まい


公園や学校が近く、子供達の声や木々の葉擦れの音が聴こえる温かい雰囲気のエリアに計画された狭小3階建ての住宅。細い道路が密集している住宅街のため、1 階は通風用の窓のみにし、2階と3 階にバルコニーと大きな開口部を設け、プライバシー性と周囲の環境との一体感を両立しています。また内装は木を多く使い、自然との一体感を高めました。光や風だけでなく心地よい環境音をも内部に取り込み、お施主様の温かい雰囲気で包まれた柔らかな時間の流れる住まいに仕上がりました。
施工場所:愛知県名古屋市
価格帯:2,000万円台

Calm
自然との一体感を感じられる住まい
CASE714 家族の集う核を持つ二世帯住宅


キューブ状のボリュームを大胆に切り取った3階建ての二世帯住宅。内装は白を基調としながらも、階段の段板や床、ダイニングテーブルなどに木材をふんだんに使用しており、木の温もりを感じられる空間となっています。
LDKはモノトーンで統一されたインテリアで、一角に畳を敷くことで家族がくつろげるスペースを確保しました。屋上には空の景観を堪能できるテラスを設けており、家族のプライバシーにも配慮したつくりになっています。
施工場所:大阪府
価格帯:ー

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家族の集う核を持つ二世帯住宅
CASE706 倉庫のようなシンプルさが暮らしを豊かにしていく住まい


紺碧の空と透き通る海が繋がる水平線を望む海辺に、建てられた邸宅。 広大なテラスは海へ直接降りていける階段も有し、12ブロックに分けられたテラスの用途は 遊び心のある海辺の庭園である。夕暮れ時には全てが紅に染まり、心からの安らぎを与えてくれる。 正に他に類を見ない海辺の邸宅となった。
施工場所:愛知県
価格帯:1,000万円台

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倉庫のようなシンプルさが暮らしを豊かにしていく住まい
第10位 CASE691 素材感のあるインテリアと光の空間


T字型の変形狭小地を最大限活かすボリューム構成で計画された住まい。外観に大きなインパクトを創出する大開口に面してサンルームを配置し、内部へと光を引き込んでいます。また、ルーフバルコニーに面し開口を設け、スキップフロアで繋がれたLDKから主寝室までのワンルーム空間に光が降り注ぎ、明るい空間に。コンクリート、鉄、ウォルナットの素材感あるインテリアと光が、居心地の良さを高めてくれています。
施工場所:関東エリア
価格帯:ー

MateriaBox
素材感のあるインテリアと光の空間
CASE665 旗竿敷地の住まいに光が降り注ぐ


閑静な住宅地の旗竿敷地に計画された住宅。比較的暗くなる1階部分にリビングを設けたいというご要望を受け、3階部分に大開口窓とトップライトを設置。3階、2階と吹抜けを連続して設けることにより1階まで自然光が降り注ぎます。光を拡散させ空間を広く見せる効果を期待し、リビングの壁一面をガラス張り、各部屋へは室内窓を設けています。敷地のデメリットを解消しつつ、柔らかな光に包まれた室内空間を叶えました。
施工場所:関東エリア
価格帯:ー

LUCE
旗竿敷地の住まいに光が降り注ぐ
CASE659 明るく開放的な空間を叶えた狭小住宅


外観の色をベージュとダークグレーの2色に分けたことで、圧迫感のない外観デザインに工夫された2階建ての住まい。広々とした土間空間が広がる玄関は、シューズボックスを浮かせて間接照明を取り付けています。
キッチンダイニングとリビングの間には、擦りガラスの壁を設けて緩やかに空間を仕切りました。キッチンカウンターとダイニングテーブルを一体化させたり、LDKの奥の壁を黒で統一したりするなど、奥行きを感じられる工夫が随所にちりばめられています。
施工場所:愛知県名古屋市
価格帯:ー

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明るく開放的な空間を叶えた狭小住宅
CASE646 鏡面サイディングが異彩を放つ外観


新旧ビルと昭和初期の長屋が入り交じる中心街に佇む住まい。戸建て住宅としては珍しい、正面の景色が反射するピアノブラックの鏡面サイディングが、洗練された空間に導かれるような期待感を彷彿させてくれる外観に仕上げています。
内部では、3層を貫く吹抜けを設け天窓と建物中央部に設けたバルコニーから入る光が、ストリップ階段、ガラス床、鏡を通して1階まで降り注ぐ造りに。開放感と採光に工夫を凝らしています。また、プライベートスペースを3Fに集中させることで、2Fに配置したLDKは生活感を感じさせない空間に。普段の生活もゲストが来られた際も、整った空間でゆったりとくつろげる暮らしを叶えました。
施工場所:愛知県名古屋市
価格帯:2,000万円台

鏡の家
鏡面サイディングが異彩を放つ外観
CASE640 丘隆地帯で叶えた木の暖かみを感じる家


高低差がある丘陵地帯に建てられた2階建ての狭小住宅。外観は白を基調としており、濃いブラウンのバルコニーと玄関のドアがアクセントとなっています。玄関にはシューズボックスがあり、落ち着いた青の扉が印象的です。
LDKの天井には剥き出しになった木の梁がおしゃれなインテリアとして機能しており、開放感があります。高天井にはハイサイドライトを設置したことで自然光が入り、明るい空間になりました。
施工場所:愛知県名古屋市
価格帯:ー

nature
丘隆地帯で叶えた木の暖かみを感じる家
CASE617 赤い玄関扉が映える印象的な狭小住宅


黒一色のキューブ状の外壁にアクセントとなる赤い玄関扉が印象的な3階建ての住宅。ビルトインガレージにすることで、狭小地でも駐車スペースを確保しています。
LDKは壁紙やソファなど、グレーで統一し、重厚感があります。また、中庭を隣接させたことで、より開放感が生まれました。LDKにはプロジェクターとスクリーンが取り付けられており、リビングがホームシアターに変身します。
採光の工夫が必要な階段には、トップライトとスリット窓を設置し、明るい空間に仕上げています。
施工場所:東京都世田谷区
価格帯:ー

Casa di Nero
赤い玄関扉が映える印象的な狭小住宅
CASE612 3階建て7フロアのワンルーム空間


都市に計画された間口1.75間の狭小住宅。シンプルな形状の外観は、外壁を掻き落とし仕上げにすることで表情をつけています。プランでは、3階建て総スキップと屋上バルコニーの7フロアで構成され、家全体がワンルームで計画。また、ピッチ200mmの「たな」で全体を構成することにより、「たな」が棚や床、階段となりそれぞれの概念をなくし、限られた空間を最大限活用しています。
内部は、通常下地として使われる「白ラワン・木毛セメント板・塗装下地用クロス」などを内装の仕上げ材として使うことにより、素材感・経年変化を楽しめるだけでなく、住んでいく中で塗装やタイルを張るなどDIYで空間のアレンジも楽しめる住まいになりました。
施工場所:東京都品川区
価格帯:1,000万円台

たなのいえ
3階建て7フロアのワンルーム空間
CASE605 シンプルに力強く発信するsign(標識)住宅


構造設計者のお施主様と目指したのは、ランドマークでもシンボルでもなく、ただそこに建ち単純な形でメッセージを力強く発信するsign(標識)のような建築。
よくある形、本物の素材を採用し、素材そのものの魅力を最大限に引き出すこと、また「枠は縦勝ち」「チリは○○ミリ」などの建築の定石と言われるような手法すらも一つ一つ吟味し、細部を納めています。単純な矩形に切妻屋根の外観、杉板貼りの玄関引き戸を開けると裏庭の植栽越しに借景でもある公園が見渡せる開放的な玄関エリア。玄関正面の壁から続くシナの壁をたどっていくと、2階の明るいリビングへと導かれます。
太陽が降り注ぐテラスには、鯉のぼりなど季節の飾りが置かれ、この家に暮らす家族の「暮らし」のsignになります。
施工場所:埼玉県越谷市
価格帯:1,000万円台

切妻のsign
シンプルに力強く発信するsign(標識)住宅

狭小住宅のメリット

狭小住宅にする主なメリットは以下の4点です。
・都市部で家を建てられる
・土地代を抑えられる
・家事動線がコンパクトになる
・支払う税金を抑えられる
狭小住宅は狭い土地に住宅を建てるだけでなく、さまざまなメリットが得られます。なぜ狭小住宅を選ぶとメリットがあるのか、理由とあわせて見ていきましょう。
都市部で家を建てられる
狭小住宅のメリットは、都市部に家を建てられることです。
都市部は交通の便が良い上に商業施設なども多く、生活しやすい環境が整っている点が魅力です。ただ、非常に人気が高く、土地の値段も高額になりやすいと言われています。
狭小住宅なら土地代が比較的安くなるため、利便性の良い場所に住むという夢を叶えられます。
土地代を抑えられる
狭小住宅は土地の購入費用を抑えられることもメリットの一つです。一般的に、土地代は面積が広くなるほど高額になる傾向があります。
一方で、狭小住宅は無駄なスペースを省けるため、30坪以下の土地を確保できれば家を建てることが可能です。狭小地なら面積も小さく、土地購入にかかる費用を安く抑えられます。
家事動線がコンパクトになる
狭小住宅を建てるメリットは家事動線をコンパクトにまとめられるため、家事や掃除がしやすいことです。床面積が大きくなるほど掃除にかかる時間や手間が増え、家事をするのに移動する負担も増えます。
その点、狭小住宅は広いスペースを確保できるよう廊下を省くなど間取りを工夫するため、結果的にコンパクトな家事動線をつくれます。
支払う税金を抑えられる
狭小住宅は家を建てるのに必要な土地や敷地面積が小さくて済むため、節税効果も得られます。
土地や建造物の所有者になると、固定資産税や都市計画税が毎年課税されます。固定資産税とは、土地や建造物の面積に応じて生じる税金です。都市計画税は、都市計画や土地区画整理の事業を実施するために課される税金です。
土地や敷地面積が狭いほど課税額は安くなるため、支払う税金を抑えられます。また、200㎡以下の小規模住宅用地に該当する場合は軽減措置の対象になります。

狭小住宅のデメリット

狭小住宅の主なデメリットは以下の4点です。
・建築費用が高くなる場合がある
・隣家と近くなる
・生活動線が長くなることも
・収納スペースが足りなくなる
狭小住宅には、いくつかのデメリットが存在します。デメリットを把握せずに狭小住宅を建ててしまうと後悔する恐れがあります。デメリットだけでなく、対策もあわせて確認しておきましょう。
建築費用が高くなる場合がある
狭小住宅を建てるデメリットは、家を建てる場所の周辺環境や間取りによって建築費用が高くなるケースがあることです。
土地周辺の道路幅が狭い場合は大きなトラックが入れなくなり、小さな工事車両や人の手で資材や家具を搬入する必要がある上に、作業員の人数が増えて費用がかさむ可能性があります。
また、3階建てにしたり地下室のある間取りにしたりすると、構造計算や地盤工事などが必要になり建築費用が高くなるため、事前の予算計画が欠かせません。
隣家と近くなる
狭小住宅は狭小地に家を建てるため、隣家との距離が近くなりやすい傾向があります。狭小地は住宅密集地に多く、家と隣家との間に十分なスペースを確保しづらくなります。隣家と距離が近いと採光や風通しが悪くなるため、工夫が必要です。
また、近所の視線から家族のプライバシーを守ったり、騒音で近所トラブルになるのを対策したりする必要も出てきます。
生活動線が長くなることも
3階建ての狭小住宅は、生活動線が長くなる恐れがあります。狭小住宅は上階をつくって生活に必要なスペースを確保する必要があるため、3階建てになるのが必然です。しかし、3階建ては上下の移動が増えるため、生活動線や家事動線の負担が増える傾向があります。
住みやすい狭小住宅を建てるには、生活・家事動線を最小限に抑える工夫が必要です。
収納スペースが足りなくなる
狭小住宅は、収納スペースが不足しやすいというデメリットがあります。廊下や各部屋のスペースを広く取りすぎると、収納スペースを確保できなくなるケースも少なくありません。
そのため、居住スペースを確保しながら必要な収納スペースを適切な場所につくることが大切です。階段下や小屋裏など、見落としがちな空きスペースを有効活用しましょう。

狭小住宅で失敗しないための注意点

狭小住宅を建てる際の注意点は以下の5点です。
・建築規制を確認する
・生活動線の工夫が必要
・採光と風通しを確保する
・収納スペースを確保する
・気密性・断熱性の高い家を建てる
狭小住宅を建てた人の中には、住み始めてから後悔する人も少なくありません。注意点を把握した上で、自分に狭小住宅が合っているのかどうかを判断しましょう。
建築規制を確認する
狭小住宅を建てる際には、建築規制を確認しておくことが大切です。家を建てるには、さまざまな基準が定められている建築基準法や、建築に関連するその他の法令を守る必要があります。主に、建ぺい率や容積率、高さ制限、斜線制限などが定められています。建築規制に詳しい専門家に相談しながら間取りを検討すると良いでしょう。
ただし、建築規制によっては土地の購入後に希望の間取りを実現できなかったケースもあるため、土地探しからサポートしてくれる建築会社に相談することをおすすめします。
生活動線の工夫が必要
狭小住宅は土地の広さの都合上、3階建てになることが多いため生活動線に配慮した間取りの工夫が必要です。
生活動線を無視して間取りを考えると、トイレや家事で移動する際に3階と1階の往復が必要になったり、日常的にストレスを感じやすくなったりする恐れがあります。狭小住宅の間取りは生活・家事動線が不便にならないように工夫しましょう。
採光と風通しを確保する
狭小住宅は土地が狭いことで隣家との距離が近くなるため、日当たりや風通しが悪くなる場合があります。日当たりや風通しが悪くなると洗濯物が乾きにくい、昼間でも照明をつけないと室内が暗いなど、生活に不便さを感じやすくなります。
狭小住宅を建てて後悔しないためには、採光と風通しの計画をしっかり立てることが大切です。
収納スペースを確保する
家を建てた人が後悔しやすいポイントの一つは、収納スペースが不足することです。特に狭小住宅は限られた面積の中に、居住スペースと収納スペースを確保する必要があります。
狭小住宅の収納計画を立てる際にはクローゼットのような大きな収納だけでなく、書類や小物などをしまっておける小さな収納スペースも確保しましょう。
気密性・断熱性の高い家を建てる
狭小住宅を建てる際には、気密性や断熱性の高い家にすることが大切です。狭小住宅は3階建てにしたり空間を仕切らなかったりする都合上、空調効率が悪くなることもあります。
空調効率が悪い家は光熱費が高くなったり、夏は暑く冬は寒い家となり、住みにくい環境になるため、気密性と断熱性の高い家の建築実績が豊富な建築会社に相談しましょう。

狭小住宅の間取りのアイデア
おしゃれな狭小住宅にするための間取りのアイデアは、以下の7点です。
・仕切りを減らす
・吹き抜けや高天井にする
・スケルトン階段にする
・ロフトをつくる
・中庭をつくる
・窓の設計にこだわる
・デッドスペースを有効活用する
狭小住宅をおしゃれな間取りにしたいものの、具体的なアイデアが思い浮かばない場合はぜひ参考にしてみてください。
仕切りを減らす

注文住宅の家づくり|CASE625 ヒカリの家
狭小住宅の間取りを検討する際には、寝室や洗面所など、プライバシー性を確保する必要がある空間以外は仕切らないことが大切です。空間ごとに仕切りをつくると、狭くなって圧迫感が出やすくなります。特に開放感のあるLDKをつくりたい場合は、仕切りのない間取りにしましょう。
リビングとキッチンダイニングに区切りを設けたい場合は、壁をつくるよりも通気性があり、視線が奥に抜けやすいルーバーがおすすめです。また、スキップフロアをつくって段差で空間を区切るのも良いでしょう。
吹き抜けや高天井にする

注文住宅の家づくり|CASE578 volume
狭小住宅を広く見せるには吹き抜けや高天井を設け、天井に高さを出すことが大切です。吹き抜けや高天井は天井が高くなり、狭小住宅にありがちな圧迫感の解消に繋がります。また、高い位置に窓を設置できるため、採光や風通しを確保しやすくなります。
スケルトン階段にする

注文住宅の家づくり | CASE604 “LIKE”
狭小住宅には、蹴込み板がないスケルトン階段がおすすめです。スケルトン階段にすると光が部屋の奥にも届きやすく、風通しが良くなるため、廊下だけでなくリビングにも設置できます。
ただし、小さい子どもがいる場合は落下のリスクが高いため、階段のレイアウトをL型やUターン型にしたり、落下防止ネットを設置して対策しましょう。
ロフトをつくる

注文住宅の家づくり|CASE625 ヒカリの家
狭小住宅に大きな収納スペースを確保したい場合は、ロフトが効果的です。ロフトは小屋裏のスペースを収納として有効活用でき、季節物の家電や衣類、寝具などを保管する際におすすめです。
ただし、ロフトは屋根に近く外気の影響を受けやすい、移動が大変など、デメリットもあるので、使い勝手などよく検討した上で設置を検討しましょう。
中庭をつくる

注文住宅の家づくり|CASE589 pinwheel
中庭は狭小住宅でも、日当たりや風通しの問題を解決する糸口になります。中庭があれば光が室内へ届きやすく、風通しも良くなります。中庭をリビングに隣接させれば、広さも感じられる開放感のある空間をつくり出すことが可能です。
また、中庭は家庭菜園やお茶をするスペースなど、さまざまな用途に利用できます。
窓の設計にこだわる

注文住宅の家づくり|CASE597 Ambiguous Expression
狭小住宅の間取りを検討する際には、窓の設計にこだわることが大切です。大開口の窓をつくるかどうかだけでなく、小窓を適切な場所に設置して採光を確保するといいでしょう。
窓は大きさや配置が変わるだけで、デザインの印象を変えることもできます。間取りを考える際には、窓の大きさや配置を工夫してインテリアや外観をおしゃれなデザインにしましょう。
デッドスペースを有効活用する

注文住宅の家づくり|CASE583 デルタ
狭小住宅は収納スペースが不足しやすいため、デッドスペースを上手に活用する必要があります。見過ごされやすいデッドスペースの例は、階段の下や構造上問題のない壁です。
例えば、階段の下のスペースにはトイレや収納を設置できます。構造上穴を開けても問題のない壁には、ニッチ収納や棚を設置することで小物を置けるようになります。

おしゃれで快適な狭小住宅を建てよう!
狭小住宅には明確な定義はありませんが、15~20坪の土地に建てられた住宅を指すのが一般的です。狭小住宅でも間取りや内装を工夫することで、圧迫感や閉塞感のないおしゃれで快適な空間をデザインできます。
ただし、生活動線が長くなったり収納スペースが不足したりする恐れもあるため、狭小住宅の設計で豊富な実績のあるプロに相談すると良いでしょう。
フリーダムアーキテクツでは、30坪以下の狭小住宅を設計した豊富な実績があるため、おしゃれで快適な狭小住宅を建てるお手伝いができます。ヒアリングではご家族の要望を丁寧に聞き取り、ライフスタイルや将来の変化などに合わせた間取りの提案を心がけています。土地探しのお手伝いもできるため、狭小住宅に最適な土地を探したい方は気軽にご相談ください。
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狭小住宅に関するよくある質問
10坪の狭小住宅を建てるのにいくらくらいかかりますか?
建築費は、設計内容や使用する材料、建築地の条件などにより大きく変動します。一般的に、注文住宅の場合、坪単価は30万円から60万円程度とされています。したがって、10坪の狭小住宅の場合、大まかな目安としては300万円から600万円程度となるでしょう。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、具体的な費用は設計内容や選択する建材、建築会社によりますので、詳細は各建築会社にお問い合わせください。
狭小住宅の建て替えにかかる費用は?
狭小住宅の建て替え費用は、土地の広さ、建物の規模、設計内容、選択する建材や設備などにより大きく変動します。一般的には、狭小住宅の建て替えには約2000万円から4000万円程度が目安とされています。
ただし、これはあくまで一般的な価格であり、具体的な費用は設計事務所や建築会社に相談し、見積もりを取ることが必要です。
また、建て替えに際しては解体費用も考慮に入れる必要があります。これらの費用を把握した上で、予算計画を立てることが大切です。
狭小住宅の問題点は何ですか?
狭小住宅には以下のような問題点があります。
1. 空間の制約:狭小住宅はその名の通り、敷地面積が限られているため、部屋数や収納スペースが少なくなる傾向があります。これにより、生活スペースが狭くなり、家具の配置やレイアウトに制約が出ることがあります。
2. プライバシーの問題:狭小住宅は隣接する建物との距離が近いため、窓からの視線や騒音などのプライバシーに関する問題が生じやすいです。
3. 光熱費の増加:狭小住宅は一般的に断熱性能が低く、冷暖房効率が悪いため、光熱費が増加する可能性があります。
4. 価値の低下:狭小住宅は将来的に売却する際、広い敷地に建つ住宅に比べて価値が低下しやすいとされています。
これらの問題を解決するためには、設計段階での工夫や、高性能な断熱材の使用、適切なプライバシー対策などが求められます。
住宅で「狭小地」とは何ですか?
「狭小地」とは、土地の面積が狭いことを指す言葉です。具体的な面積については明確な定義はありませんが、一般的には50平方メートルから100平方メートル程度の土地を指すことが多いです。
都市部では土地価格が高いため、狭小地に家を建てるケースが増えています。狭小地でも快適に暮らすための工夫や設計が求められます。
何坪から狭小住宅になりますか?
狭小住宅の定義は明確には決まっていませんが、一般的には土地面積が30坪以下、建物面積が50坪以下の住宅を指すことが多いです。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、地域や建築条件により異なる場合もあります。また、狭小住宅でも工夫次第で快適な生活空間を確保することが可能です。
狭小住宅 なぜ買う?
狭小住宅を購入する理由はいくつかあります。
まず、都心部での土地価格が高騰しているため、手頃な価格で土地を手に入れるために狭小住宅を選ぶ人が多いです。また、狭小住宅は限られたスペースを最大限に活用するための設計が施されており、機能性やデザイン性が高いという魅力もあります。さらに、狭小住宅はメンテナンスがしやすく、掃除や整理整頓も楽になるというメリットもあります。
これらの理由から、狭小住宅を選ぶ人が増えています。

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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。